30代の男として、おしゃれな「大人の男」なるために、1着はもっておきたいのが、ハイクオリティーな老舗ブランドの代名詞となっている定番人気アウター。ここでは「このブランドといえば」という、長年にわたり、世界でも不動の地位を築く豪華アウターを紹介。第3弾の今回は<アルファ インダストリーズ><ショット><アヴィレックス>の至極の1着をピックアップ!!
スタイリング/金井尚也 写真/河野優太
米軍へフライトジャケットや上着を供給するメーカーとしては最大のシェア率を誇る<アルファ インダストリーズ>。品質と技術の高さをもって業界トップの地位を獲得し、日本でもおなじみのブランドのひとつである。<アルファ インダストリーズ>の代名詞である、こちらのBLOOD CHIT(※ブラッド・チット)付きMA-1は、空軍パイロットの誇りとして愛用されてきたフライトジャケットとしても知られている。着心地のよさと動きやすさ、優れた防寒性・防風性など、本ブランドの技術と経験が投影された大人気モデルのひとつ。定番のシガレットポケットや保温性を高めるジッパー内側の比翼など、そのひとつひとつに<アルファ>ならではの風格を漂わせ、ディテールも楽しめる。また袖、襟、裾はリブ仕様で、風の侵入を防ぎ、昔ながらのフォルムをつくることにも効果を発揮している。さらに、リバーシブル仕様でライニングは色鮮やかなオレンジ。二倍の楽しみをスタリングに加えてくれるのもうれしい。
※ブラッド・チット
墜落などで戦地に取り残された兵士のために、英語の通じない人にも身分を証明し、保護を求める文で、さまざまな国の言葉が記されているパッチ
MA-1ジャケット1万9800円/アルファ インダストリーズ(同)
ニューヨークイーストブロードウェイにて、ショット兄弟により、1913年にスタートした<ショット>。世界で始めてジップ開閉のライダースジャケットを開発したことでも知られている。今現在は世界中に人気を誇り、古き良き時代の物作りを受け継いでいる数少ないブランドのひとつ。こちらのPコートは、ブランドの定番モデルを日本仕様に別注。シルエットをタイトにし、アームホールや二の腕なども細めに、着丈も少し短く変更されている。メイドインUSAへのこだわりは保ちつつ、軽量化しており、ライトな着こなしにもマッチする。
Pコート3万9000円/ショット(同・グランド ストア 東京)
いくつものフライトジャケットを米軍に正規支給品として納入してきた本格派ブランド<アヴィレックス>。高い機能性を持つフライトジャケットは、洗練されたデザインとレトロな味わいを醸し世界中から支持をあつめている。中綿は軽く、羽織りやすい構造になっており、タウンユース用にカスタマイズされている。また一見、タイトに見えるシルエットも、ややゆとりのある着心地で、レイヤードも可能。
N-3Bジャケット3万3800円/アヴィレックス(同・新宿)