2018.02.23 Fri UPDATE FASHION

ネイバーフッドのシェルはミリタリー由来で男らしさが持ち味。 春のアーバンアウトドア計画「モノトーンカラーのシェル編」

〝春のアーバンアウトドア計画「モノトーンカラーのシェル編」〟と題した連載の第4回目。これまでに新鋭の<セブンメッシュ>、老舗の<エル・エル・ビーン>、平昌でも活躍中の<フェニックス>から派生した<アルクフェニックス>という具合に、けっこう渋めのブランドセレクトでお届けしてきました。「街でモノトーンカラーのシェルを着る」というストーリーは、すでにお馴染みのもの。だから、今年は「ブランド選びで違いを出してみませんか?」という提案です。

本日は、これまでの回にも増して「渋いですね!」と評価されるブランドの作品を紹介します。

<ネイバーフッド>のECWCS / E-JKT


<ネイバーフッド>のECWCS / E-JKT 5万8000円(ネイバーフッド 原宿☎︎03-3401-1201

そうです。「モノトーンカラーのシェル」は、必ずしもアウトドアブランドからチョイスしないとダメなわけではありません。<ネイバーフッド>という手もあります。1994年にスタートした<ネイバーフッド>は、東京のストリートシーンを代表する存在として走り続けているブランドです。

こちらの「ECWCS / E-JKT」はマウンテンパーカのように見えて、実はアウトドア由来ではなくてミリタリー由来。1980年代に米陸軍で開発された「ECWCS」をベースにしていて、<ネイバーフッド>らしいミルスペックの新解釈が見られるモデルです。「ECWCS」とは「Extended Cold Weather Clothing System」の略で、寒冷地においての着用を想定したものになります。<ネイバーフッド>が用いたのは、防水性と透湿性に優れた3層構造の素材。全天候型でシーズンを問わずに使える1着になっています。肩と脇の下は耐久性の高いコーデュラナイロンで補強。その脇の下には、ロングレンジのベンチレーションジップを配しています。
 

 
生地の裏面には、雨が縫い目から浸透してこないようにテープ処理が施されています。そのテープは、ブランドロゴ入り。両袖のジップポケットをはじめとして各所に配されたジップは止水仕様になっていて、ウエア内に雨を寄せつけないための配慮が行き届いています。
 

 
背中には、マップポケットと呼ばれる大型ポケットがあります。もちろん、こちらのジップも止水仕様でブランドロゴ入りの止水テープがチラリ。

発売は3月になる予定です。
 
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YOHEI SHIBAYAMA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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