近年、独自の開発によって生み出された最新素材が多数出現。日本の冬は、ますます快適に過ごせるようになってきた。ダウンの性能を高めるなら表面素材も重要。高機能でダウンと相性のいい9つの素材をピックアップ。
冷たい北風による体温低下を回避
優れた防風性を備えたウインドストッパーは、風を遮る機能が圧倒的に高い。透湿性も持ち合わせているので、汗による水蒸気を素早く外に排出する。2万7800円/モンベル(同・カスタマー・サービス)
ストレスとは無縁の軽量テキスタイル
英国の登山家が開発した極薄軽量で、ダウン抜けしない強靭なナイロン素材。さまざまな種類があるが、軽くてしなやかな点は共通。2万5000円/エル・エル・ビーン(同・カスタマーサービスセンター)
防水透湿素材の代名詞的存在
世界最高水準の防水透湿性に加え、優れた防風性も備えるゴアテックス。激しい雨や雪からもダウンを守り、高い保温性を保つ。8万円/アークテリクス(同・コールセンター/アメア スポーツ ジャパン)
卓越した通気性の高さが最大の強み
イーベントをベースに開発されたドライベント。生地の裏表に生じる空気の圧力差を駆動力に通気を発揮してムレを排出。防水性や伸縮性も備える。4万8000円/ティンバーランド(同・/VFジャパン)
透湿の速度は天下一品!
透湿性能に定評があるイーベント。内部の湿気がダイレクトに抜けるよう、フッ素樹脂膜そのものに疎水性をもたせているのが特徴だ。8万4000円/マウンテン オブ ムーズ(ワークショップ ミナカミ)
微多孔質の膜が水滴を通さずに湿気を逃す
水を弾いて生地の内部に浸透させず、それでいて衣類内の湿気を外に放散する性能を備えた防水透湿素材。水によってダウンが傷むことなく快適な着用感。9万5000円/5351プール・オム(同・代官山店)
厳しい環境での使用も視野に入れているだけに、アウトドアブランド独自の素材は品質も抜群。
中綿ながらも暖かさはダウンと同等!
ホグロフス独自のボール状を有した化繊中綿。メンテナンスが楽で水濡れにも強く保温性も高い。また、良質なダウン同様、軽量なのもポイントだ。3万4000円/ホグロフス(アシックスジャパンホグロフス事業部)
高機能と軽量化を両立させた優れもの
一般的な3層構造の生地に比べて約半分の厚さゆえ、軽い着用感が味わえる。それでいて中間層の防水透湿膜が、優れた防水性と防風性を発揮するというのも見逃せない。2万8000円/カリマー(同・ジャパン)
水の侵入を完全に防ぎ、ドライで快適な着心地
完全防水素材であるマムートのドライテクノロジー。防風性や透湿性にも優れているので、ダウンと組み合わせれば真冬の雪山でも暖かで着心地を提供する。6万8000円/マムート(同・ス ポーツ グループ ジャパン)