ルールがあるのでコーディネイトを作るのは決して難しくないが、ルールがあるからこそセンス良く演出するのが難しいビジネススタイル。そこで今回は、着こなしを1ランク上げておしゃれに魅せるポイントをQ&A方式で解説。代表的な9つの疑問を解決して装いを格上げしよう。
スーツは常に正統派で問題ないが、トレンドを適度に取り入れればバランス良くアップデートできる。今ならブリティッシュやクラシックといった旬なテイストを意識。伝統的なチェック柄、英国ムードのスリーピース、クラフト感のある冬素材などをスーツで取り入れよう。いつもの装いに新鮮さが加わること必至だ。
無地やストライプが主流のスーツでチェック柄を取り入れると鮮度アップ。とくに今季は、英国や伝統を感じさせるタータンチェックやグレンチェックが本命だ。色みを抑えれば意外と着こなしやすい。
ジャケット2万8000円、セットアップパンツ1万5000円/ともにビューティ&ユース(同・ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、シャツ7800円/アーバンリサーチ ドアーズ ライフスタイル テーラー(アーバンリサーチ ドアーズ ららぽーと豊洲店)、タイ7800円/ハナビシ(同)、チーフ4000円/フェアファクス(同・コレクティブ)、時計9万1000円/ハミルトン(ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン)、シューズ4万2000円/リーガル シュー&カンパニー(同)
英国のムードを放つスリーピースも新鮮だ。品位が高まる上に、タイが固定できる利点もある。風格はグレーに軍配が上がるが、ベスト使いで充分な品格があるので爽快なネイビーがイチ押し。
スリーピーススーツ9万6000円、タイ1万2000円/ともにブラックレーベル・クレストブリッジ(SANYO SHOKAIカスタマーサポート)、シャツ2万4000円、バッグ[W40×H29×D9㎝]5万5000円/ともにポール・スミス(同・リミテッド)、チーフ4000円/フェアファクス(同・コレクティブ)、シューズ4万5000円/トレーディングポスト(同・青山本店)
冬素材とは、温かみのある素材のこと。シャギー感や起毛感のある生地を指し、特有のクラフト感がクラシカルなムードを放つ。また、暖色系のブラウンなどを選ぶとウォーム感が高まって効果的だ。
スーツ10万円/ビームスF、シャツ2万6000円/バルバ(ともにビームス 銀座)、タイ1万6600円/ニッキー(シップス 渋谷店)、チーフ4000円/フェアファクス(同・コレクティブ)、シューズ7万9000円/ダーバン(レナウン プレスポート)、メガネ3万4000円/パイン(フォレストパイン・デザインラボ)
Photo : HIROAKI KAWATA /Styling : TATSUHITO YONAMINE/Hair & Make : GORO/Model : SHOGO/Text : MASAHIKO TAIRA[pop*]