2018.06.16 Sat UPDATE FASHION

【2018年版】4大パックTを徹底比較!着て洗って測ってみました。

ヘインズ、ユニクロ、レッドカップ、フルーツオボザルーム、パックTとして人気の4銘柄。
どれも似たり寄ったり……というのは今や昔。最近のものはクオリティが高い上、各ブランドのこだわりが色濃く反映されている。合理的な選択をするためにも、それぞれの特性をしっかり理解しておくのが得策だ。本特集ではロープライスでハイクオリティーな定番パックTを徹底的に比較し、違いを細かく検証した。

 

ユニクロ、GU、無印良品、ザラ、H&M、GAP、買いの白シャツどれだ?

ユニクロ、GU、GAP!! クオリティー高いコスパなデニムシャツを徹底比較!

ユニクロ、GU、GAP 生地、シルエット…etc コスパな「チェックシャツ」微差図鑑

 

HANES


¥2,500
米国の老舗より日本人の体型に合わせたジャパンフィットモデル。脇の縫い線がない丸胴ボディも〈ヘインズ〉の大きな特徴だ。こちらは2枚入りのセット。

 


シルエット
短めの着丈やフィット感ある身幅、絞られたアームホールなど、日本人の好みに合わせた細身のデザインワーク。

 


襟元
タグの代わりに熱転写プリントを用いたタグレス仕様で、着用時の違和感を排除。リブの幅は2cmと平均的。

 


生地
甘く撚った糸でソフトに編み上げたコットン生地。ガーメントウオッシュのおかげで、肌へのなじみも良好だ。

 

3回洗濯後のサイズ変化
身幅 48㎝ → 46㎝
袖丈 16㎝ → 15.5㎝
着丈 63㎝ → 62㎝

製品洗いでフィニッシュされているこのモデル。それが奏功して、薄手のカットソーでありながらも縮みは比較的少なかった。

 

 

UNIQLO


¥590
色違いで揃えたくなるTシャツ。吸汗性に優れた機能派ボディなのでこれからの蒸し暑いシーズンで強さを発揮し、インナーとしても最適だ。1枚での販売。

 


シルエット
太すぎず、細すぎずのオーソドックスな形状で、着丈もジャスト。痩せ型の人もガッチリ体型の人も着やすい。

 


襟元
ネームタグを配していないため、肌当たりは滑らか。リブ幅・ネック周りの広さはともに標準的でクセがない。

 


生地
コットンにポリエステルを混紡した天竺生地につき、さらりとドライなタッチ。汗をかいてもべたつかない。

 

3回洗濯後のサイズ変化
身幅 49㎝ → 47㎝
袖丈 18㎝ → 17㎝
着丈 66㎝ → 64.5㎝

清涼感のある薄めの生地なので大きな縮みが懸念されたが、実際は多少縮んだ程度。これくらいなら合格点と言える範囲だ。

 

 

FRUIT OF THE LOOM


¥1,900
1871年に創設された米国を代表するカットソーメーカー。人気定番のパックTは、マテリアルに良質なアメリカンコットンを用いている。2枚入りのセット。

 


シルエット
このモデルは日本人向けに改良されたジャパンリミテッドゆえ、ジャストで着こなせる。着丈はやや長めだ。

 


襟元
リブはダブルステッチで縫製され、着用を重ねても伸びにくい。丈夫さへの配慮はアメリカンブランドならでは。

 


生地
オープンエンド糸と呼ばれる、空気をたっぷり含んだ糸を使って編み上げている。そのため、肌触りは軽やか。

 

3回洗濯後のサイズ変化
身幅 49.5㎝ → 46㎝
袖丈 20㎝ → 17㎝
着丈 65.5㎝ → 62.5㎝

今回揃えた4ブランドのパックTの中で、縮みが一番生じた。ワンサイズオーバーを選ぶぐらいでちょうど良いかもしれない。

 

 

RED KAP


¥2,300
米国テネシー州生まれのブランド。ガシッとした厚さのあるシングルジャージィ素材は、洗い込んでも型くずれしにくい。こちらも2枚入りのセット。

 


シルエット
サイドシームがなく、着心地グッドな丸胴ボディ。身幅は少し広めに設計しており、幅広い体型の人にマッチ。

 


襟元
キュッと詰まったネックライン。太めのリブはボディと同じく耐久性抜群なので、ヘビーユースしてもヘタらない。

 


生地
7.6オンスのヘビーウエイトボディは非常にタフで、ガシガシ着ても大丈夫。透け感が少ないのもメリット。

 

3回洗濯後のサイズ変化
身幅 47㎝ → 47㎝
袖丈 17.5㎝ → 17㎝
着丈 68㎝ → 64.5㎝

袖丈・身幅の変化は非常に少なかったものの、着丈の縮みが3.5cmと大きかった。購入する際には考慮してサイズを選びたい。

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