2018.12.04 Tue UPDATE 腕時計王

クラシカルな「ティソ」と歩み出す。機械式時計、本物の世界へ

いたるところで語られるように、機械式腕時計はある程度年齢を重ねた大人にとって、自らを示す分身のような存在になりうる。とはいえ、あまりに奥が深いその世界に戸惑い、入り口で二の足を踏んでいる人も多いはず。そこで今回は、はじめての機械式時計としても最適なティソの本格時計の2モデルに焦点を当てる。

歴史が裏打ちする信頼性、普遍性

まずはティソ、というブランドについて改めてざっくりおさらいしておこう。1853年に生まれたこの老舗は、現在もフランスとの国境に面したスイスの時計製造の中心であるル・ロックルに本拠地を構え、質実剛健なウォッチメイキングで名を馳せる。その長い歴史の中で、世界初の対磁性を備えたモデルを開発するなど技術力も一流。時計ブランドの中でも数少ない、スイス国旗をブランドロゴに使用できる点でも信頼性の高さが感じ取れるだろう。

 

控えめかつ揺るぎない、「小さな塔のある道」


そんなブランド理念を宿すモデルとしてまず推したいのが、シンプルな3針の自動巻き、「ティソ シュマン・デ・トゥレル オートマティック」だ。モデル名は、前述の本拠地が正に位置する、日本語で「小さな塔のある道」という小道に由来。控えめかつ揺るぎないオーソドックスなラウンドケースは、時代を超えて愛されるに相応しい。また、身につけているだけで最大で80時間稼働するロングパワーリザーブを装備する点も実にありがたい仕様だ。

 

シーンを問わず着用できる万能性を備える


さらに、ブルーとガンメタル、2カラーのダイヤルはともに繊細なサンレイ仕上げを施す。中央から外周に向かって極細のラインが伸びるようなこの装飾により、えも言われぬ高級感を湛えるのだ。ブルーダイヤルはシルバーカラー、ガンメタルならローズゴールドカラーと、ダイヤルとケースの調和も秀逸。例えばレザージャケットを使った武骨なコーディネイトにも、カジュアルなスウェットにも、はたまたビジネスシーンにおいても、そのクラシックな顔立ちは大人の余裕を与えてくれる。

 

より愛着の湧く、手巻きも選択肢に

同じく3針モデルの「ティソ ヘリテージ 2018」もまた、普遍的なデザインが魅力の傑作だ。1940年代に実在したモデルを忠実に復刻。スモールセコンドと呼ばれるインダイヤルの秒針を持ち、ブランドロゴは昔ながらのヘリテージロゴを採用する。タンニンで丁寧になめしたレザーストラップは使い込むほどに味を増し、自分色に変化していく。さらにこちらは機械式の中でもよりクラシックと言える手巻きの腕時計。自動巻きに比べて定期的に自らの手で巻き上げる必要があるが、その”手間”すらも、自分だけの1本への”愛着”に変わっていくはずだ。

 

いざ、ゼンマイ仕掛けの世界へ
「ティソ シュマン・デ・トゥレル オートマティック」と、「ティソ ヘリテージ 2018」。いずれもクラシックな顔を持つ、由緒正しい機械式腕時計だ。ゼンマイ仕掛けの世界へのパスポートたる名品を、ぜひ腕元に巻いて欲しい。


ティソ シュマン・デ・トゥレル オートマティック
T099.407.16.047.00
自動巻、SSケース、42mm径、アリゲーター柄型押し牛革ストラップ、8万3000円+TAX
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ティソ シュマン・デ・トゥレル オートマティック
T099.407.36.447.00
自動巻、SSケース(ローズゴールドPVDコーティング)、42mm径、アリゲーター柄型押し牛革ストラップ、9万5000円+TAX
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ティソ ヘリテージ 2018
T119.405.16.037.01
手巻き、SSケース、W42mm径、牛革ストラップ、11万円+TAX
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ティソ ヘリテージ 2018
T119.405.16.037.00
手巻き、SSケース、W42mm径、牛革ストラップ、11万円+TAX
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