2019.05.13 Mon UPDATE FASHION

スタイリストが己のセンスを自由に表現した独創的春コーデを披露【金井尚也氏 編】

『Men’s JOKER』のスタイルの根幹にある3つのキーワード「デニム・レザー・ミリタリー」をバリバリ活躍するスタイリストが自分色の解釈で自由に表現!

そこには、昭和、平成、令和という時代をも越え、流行にも左右されない、異なる世界観を創り出した彩り豊かなスタイリングでプロのテクニックを披露!!

今日はさまざまなスタイリングをユーティリティにこなす金井尚也さん。

これが俺のスタイル!! 時代も流行も関係なし!スタイリストが魅せる自分色のスタイル【菊池陽之介氏 編】

俺が魅せる、これが俺のスタイル!! スタイリストが魅せる自分スタイル【荒木義樹氏 編】

敏腕スタイリストが自由に表現した春の”俺スタイル”【高塩崇宏氏 編】

コレが“俺のスタイル”

金井尚也
NAOYA KANAI

Profile
ファッションはもちろんバラエティに富んだ企画を器用にこなしてきた実力派。その柔和な雰囲気からは想像できない攻めの着こなしに注目したい。

 

【Denim】写真右
シルエットに緩急をつけて
今旬ダッドスタイルを構築

今旬のダッドなアメカジをイメージ。オーバーシルエットのブルゾンのワークテイストに対し、インナーは真っ赤なニットに春らしいピンクシャツというレイヤリング。アウターを短くインナーを長めにすることで緩急をつけつつ、ちょい野暮ったいムードと清潔感をプラス。その分、ボトムスはクラッシュ&リペアが施された太めのジーンズでアメカジ感を強調。足元ももちろんダッドシューズです。

ジャケット4万3500円/ウィリー チャヴァリア(ジェットン ショールーム)、ジップシャツ1万9000円/キート(ティーニー ランチ)、ニット2万8000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)、ジーンズ4万2000円/アナクロノーム(同・コンテキスト ギャラリー)、スニーカー3万6000円/プラスツバサ(スタジオ ファブワーク)

【Leather】写真左
あえてハズしていく方向で
ルーディーに仕上げる

今時期のレザーとなるとシャツやブルゾンが基本ですが、ちょっと趣向を変えてカンフージャケットを持ってきました。ボトムスは個性的なトップスとテンションを合わせるべくペイズリー柄のパンツで、オリエンタルな雰囲気に。足元は刺しゅうがアクセントのスリッポン。春らしさはインナーとソックスの挿し色で。不良っぽくルーディーな着こなしも、僕の中のMJスタイルのひとつです。

レザージャケット9万円/ブルーナボイン(同・東京)、カットソー6000円/ビューティ&ユース(同・ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、イージーパンツ2万8000円/ウル、シューズ2万9000円/ブローム(ともにスタジオ ファブワーク)、サングラス4万9000円/アイヴァン 7285(同・トウキョウ)

 

【Military】
“クリーンとミリタリー”
相反するテイストの融合

コンセプトはミリタリーをキレイめに着こなすこと。印象的なデザートカモフラ柄のベストはリアル軍モノゆえ、そのまま着るとタウンユースにはやりすぎ感が否めません。そこでセンタークリースが入った細身のスラックスと白のナイロン素材のハーフジップブルゾン、さらに足元のパンプスで色数を抑えながら品よくまとめてみました。ヴィンテージのアイテムと新品を、ちょうど良いバランスでミックスできたんじゃないかなと。

ベスト7000円、ハイネックカットソー8500円/ともにヴィンテージ(ベランダ 青山)、ナイロンハーフジップブルゾン4万6000円/シュタイン(スタジオ ファブワーク)、パンツ3万8800円/セカンド レイヤー×モンキータイム(モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 原宿店)、パンプス4万2000円/リーガル シュー&カンパニー(同)

 

Photo: YUHKI YAMAMOTO
Hair&Make: MASAKI TAKAHASHI
Model: PATRICO, BEN
Text: TOMMY

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