DIESELニットコレクション

2017.10.10 Tue UPDATE FASHION REGULAR

DIESELニットコレクション

DIESELニットコレクション

今季の〈ディーゼル〉のニットアイテムを読み解くキーワードは「異素材」と「切り返し」。ウールやナイロン、コットンやアルパカやモヘアといった様々な素材とカラーを1着のなかに盛り込むだ
けでなく、クレイジパーターンや切り返しを多用するなど、非常に手間とコストをかけて完成させている。この一筋縄ではいかないツイストの効いたアイテムならば、秋冬のコーディネイトのメインを張ってくれること間違いない。
ブルゾン4万8000円、インナーのブルゾン2万8000円、ワッフルTシャツ1万6800円

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MA-1をベースにケーブル編みのニットやウェーブステッチのシェルと、異なる素材を駆使しつつモノトーンでスッキリと仕上げたダウンジャケット。ライトウェイトなミックスウールとポリアミド繊維を用いており、バックパネルはすっきりとしたダイヤモンドキルティングのニットで統一した。4万8000円

DETAIL

胸に施されたグログランテープには同色でブランドロゴとスナップボタンが施される。異素材の切り返しながら統一感が失われていないのは、同系色で統一した〈ディーゼル〉のデザインセンスがあってこそ。


アルパカ、モヘア、コットン、ナイロン、モヘア、ポリエステルと、カラーごとに異なる糸と使用したハイゲージニットのセーター。スーパーマーケットのカートを押すティラノサウルスというキッチュなモチーフを、プリントではなく編み立てで表現している。リブも左右でカラーが異なるなど、細かなところまで〈ディーゼル〉らしいヒネりが加わっている。2万5000円

DETAIL

黄色はジャージ素材、赤はパイル編みなど、カラーによって異なる編み立てを採用しているのみならず、それぞれのカラーごとに素材も変えており、非常に高い技術で編み上げられていることがうかがえる。


某ロックバンドを彷彿とさせるロゴとブランドの創業年をかすれプリントでボディに記したスウェットと思いきや、バックパネル全面をニットで切り返した技ありアイテム。ニットとスウェットという全く縮率や繊維構造の異なる素材を組み合わせるのは非常に高い技術が要求される。ニット部分をやや大きめに仕立てたことで、リメイク風の仕上がりとなった。2万8000円

BACK

バックパネルのニットもリブ編みとケーブル編みを複雑に組み合わせたテクニカルな仕様。袖やネック部分に赤のラインを入れることでクラシックアスレチック風のテイストを加味している。


〈ディーゼル〉ニットコレクションの代名詞ともなりつつあるバイカラーデザインのクルーネックニット。やや長めの着丈とタイトなシルエットでデニムからスラックスまで様々なコーディネイトに対応可能なところが人気の秘密。今季はミドルゲージ、ハイゲー、ワッフルなど編み立てを変えることで、さらに遊び心をプラスした。2万5000円

DETAIL

アクリル50%、ウール25%、コットン19%、モヘア6%と様々な繊維を用いつつ、さらにパネルごとに混紡率を変えることで表情を変化させている。白から黒まで様々な繊維を組み合わせることでグレーを表現しており、深みのある色合いと風合いを実現している。

 


上質なウールミックス素材を使用したジップアップニットはスリーブやヨークに補強を施し、グログランテープを胸元に施すことでミリタリーエッセンスをプラス。袖と胸元は横に網目が並ぶ編み立て、胸から下は縦編みと編み地を変えることでシンプルなネイビーカラーながらアクセントをプラスした。3万8000円


上で紹介したスウェットとニットのコンビトップスの、ジップアップフーディーバージョン。スウェット地、ニット地に加えてジップまでブラックカラーで統一されており、よりシックなデザインに仕上がっている。こちらもニット部分を大きめに仕立てることで、リメイクアイテムのようなデザインに。3万5000円

www.diesel.co.jp

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