収納スペースに乏しいワンルームって実は案外多いもの。特に服や小物の収納には誰もが頭を悩ませているはずだ。そこで今回、収納王子コジマジックに、収納の少ない部屋でもスタイリッシュかつすっきり美しく見せる、とっておきの収納術を伝授してもらった!
Photo : JUN OBI/Supervision : 「SHU-NO OJI」KOJIMAGIC/Model : KENTA ARIME/Cooperation : SATOMI OONO,MIE TANAKA[KSTYLE], KAZUMA OHARA[CREATION](costume)/Styling : EIJI KAWASAKI/Text : MASAKI TAKAHASHI
次は収納インテリアの提案として、またしてもコジマジックの魔法を見せてもらった。殺風景だった壁際を、ブルックリンスタイルのコーディネイトに。「部屋が狭くなるからといって、備え付けの折りたたみテーブルを使わずにいたようですが、これをうまく利用して空間を作り込みました。モノトーンを意識してインテリアを統一し、お洒落なカフェ風に変身。特に前ページの棚同様、壁付けのミラーの木枠をマスキングテープでブラックにしたのがミソ。全体のトーンが引き締まります。マスキングテープはあとから剥がしやすく、家具も傷めないので賃貸住宅のアレンジに最適なんです。イームズチェアは180度回転させて、テーブル用とワークデスク用の2役を担います」
備え付けのテーブルを畳んだままにし、それがかえって部屋を殺風景にしていた。「空間をどう使うかゾーニング(ゾーン分け)ができていないせいで、服や小物の収納先が定まらず、散らかりがちでした」
このエリアはあえて収納スペースを設けず、ブルックリンスタイルを意識し、イームズチェアやチョーク風アートを飾り、カフェ風の空間にアレンジした。「モノトーン一辺倒では無機質なので、挿し色的にグリーンを加えました。ここは食卓でありつつ、リラックスできる空間としてゾーニングしました」
レクチャーしてくれたのは、、、
収納王子コジマジック
収納のスペシャリストとして各種メディアで活躍。2014年には「日本収納検定協会」を設立し、片づけを楽しむ検定「収検」をスタートした。フジテレビ『ノンストップ!』(毎週木曜)にレギュラー出演中。http://Shu-Ken.or.jp/