ドンピシャで似合う一本を探すのは結構難しいが、自分のウィークポイントをチョイス次第でカバーできるのもメガネの魅力。顔に関するお悩み別で好相性なアイウエアを提案していく!
多くの人が悩んでいるエラ張り。髪型で何とかフォローしている人も多いと思うが、実はアイウエアでも悩みを払拭できる。選ぶべきは、ボストンやラウンドといった丸みの強い型。まろやかなフォルムが角張り感をグッと弱めてくれる。
べっ甲柄が入る日本製のこちらは、アセテート×チタンのリズムカルなコンビネーションフレーム。5万9000円/バートン ペレイラ(サンライズ)
大顔をカバーするなら、天地幅を深く取ったモデルを推奨。また、カラーは引き締め効果の高い濃色がイチオシだ。これだけでも視覚効果で小顔を狙えるが、直線的デザインだと一段とシャープに見える。総合的に考えるとウエリントンがベスト。
かのマイケル・ケインも着用した逸品。フレームには10金を用いた飾りカシメを仕様。3万2000円/オリバーゴールドスミス(コンティニュエ)
太さのあるフレームだと、そのボリューミィなシルエットが顔の華奢さを一段と強調してしまうので絶対に×。対照的にスリムなフレームならば細いフェイスラインにもしっくりと溶け込むので、ごく自然な感じに仕上げられる。なお、マテリアルに関してはシャープ感の強いメタルを推奨。
チタン製の1本は、日本の古典的な草書からインスパイア。一筆書きで描いたような独特の曲線が美しい。6万8000円/ディータ(同・青山本店)
濃い目の顔立ちの人は基本的にメガネが似合いやすいが、主張の強いデザインの場合こってり見えてしまう恐れアリ。合わせたいのは、シンプルで過度に主張しないオーバルモデルだ。天地幅狭めだと印象をよりソフトに見せられるので、その点も意識して欲しい。なお、フレームは細身が正解。
柔らかなラインが上品さを醸し出す。洗練された形状ながらも、作りはかなり堅牢! 3万7000円/ルノア(グローブスペックス エージェント)
ベーシックなモデルだと良くも悪くも薄顏に馴染んでしまうので、メリハリ付けは難しい。デザインに存在感のあるメガネをプラスすることが、薄顏カバーの最善策と言えるだろう。スクエアタイプならば、インパクトがありつつもあまりクセが強くなくて取り入れやすいので、ぜひ実践を!
映画『アメリカン・ジゴロ』でのリチャード・ギアをイメージして製作。4万2000円/ミスタージェントルマン アイウエア(ジョイ エブリ タイム)
Photo : MITSUO KIJIMA(model),MASAHIKO YOSHIDA(item)[M-focus]/Styling : YOSHIKI ARAKI[THE Voice]/Text : SATOSHI YAMASAKI[04]