ダウンはクリーニングのみと思っている人も多いかもしれないが、実は自宅でも洗濯できる。ただ、洗い方を間違えると傷めてしまう可能性も。そんな事態を回避するべく、洗濯のプロ直伝の洗い方を伝授。大切なダウンを傷めることなく、長く愛用できるはずだ。
国家資格・クリーニング師で洗濯家として活躍する中村さん。自身のホームページ(https://www.sentaku-yuichi.com)では、洗濯の情報を発信している。
●スポンジ(研磨剤が含まれていないもの) ●石けん ●中性洗剤
自宅で洗えるのは、手洗いマーク[写真左]か洗濯機マーク[写真右]のダウンのみ。それに該当していないものは、クリーニングに出すようにしよう。
水を含ませたスポンジで、汚れた部分を濡らしていく。その後、その部分に直接石けんを塗り、スポンジの目が荒いほうでこすり洗い。
ぬるま湯(もしくは水)1Lに小さじ半程度の中性洗剤を溶かし、それをスポンジに含ませて両面を洗う。目の細かい面でなでるように。
表面の泡が完全になくなるまですすぐ。その後、3分間の脱水。1分ごとに脱水を止めてダウンの形を整えるとシワになりにくい。
ハンガーにかけたら形を整えるのも忘れずに。浴室乾燥機を使うのもアリだ。ボタンなどはすべて開けて、通気を確保すると早く乾く。
完全に乾いたら乾燥機へ。そうするとふっくら感が増し、保温性も高まるのだ。乾燥機がない場合は、手で叩くとふくらみやすくなる。