最後にフィッティングについてプロ視点でアドバイスしていこう。どれだけデザインに引かれても、顔のバランスとミスマッチでは見た目も機能性においても不十分。ベースとなる4つのポイントだけは押さえておきたいところだ。
ビジネスシーンでのおしゃれメガネの選択 スーツ派は○○、ジャケパン派は○○
愛情・知識・提案力など、どれをとってもピカイチなメガネの達人。
フィッティングとは顔型や顔全体、各パーツとメガネとのバランスです。「自分はこういう顔や形だから、こういうメガネが合うんだ」という最低限の知識だと思ってください。正直、もっと細かくポイントはありますし、わからないことがあればぜひ聞きに来てください!
顔とメガネの柄の部分に紙一枚分ほどの余裕がベストだと言われています。これより狭くなってしまいこめかみを圧迫してしまうと、見た目においてもやはり窮屈ですし、何より頭痛や目の疲れを促進してしまう恐れもあります。自分で選ぶ際にはここは気をつけて!
左で挙げた4つのポイントはあくまで私たちも接客する上で基本とする部分です。必ずしも、ということではないですが、ベースを知ってこその応用だと思います!自分のサイズを知って、オーバーにするかタイトにするか。洋服と同じだと思って気軽に試しましょう!
顔の輪郭線とメガネの端が揃うように
メガネと顔のぱっと見でのバランスが合っているどうかで大切な横幅。これは正面から見てテンプルと輪郭線が揃うようにするのがベストだ。これよりも広い場合、メガネがうまくフィットせずに落ちやすくなってしまい、狭いと窮屈な印象を与えてしまうのだとか。
眉毛~あごまでの長さの1/3程度がベスト
横幅同様、見た目の印象に大きく関わるポイントがメガネの高さ。これは「眉毛~あご先の長さ:メガネの高さ=1:3」程度がいいとされている。ただし、最近ではクラシックな大きめのフレームが流行であるため、1:3~2:5くらいの間に収まるくらいがいいだろう。
黒目の位置が中央からやや上&内寄りに
メガネのプロたちがこぞって重要視するのがこのアイポイント。黒目の位置をどこに置くか、ということだが、これはレンズの中央から2~3㎜上で、かつやや内寄りを位置することが、見た目としてもレンズの効果性においてもベストだとされている。
眉頭の角度とトップリムの角度が合うと◎
レンズの上側のフレーム(=トップリム)のアーチと眉毛のカーブの角度が実は結構大事だとか。ここが沿うようになっていると非常に収まりよく、似合っていると言えるという。その際、気をつける点として眉尻でなく、眉頭。スタート部分を合わせることが重要である。