2016年には入ってから「MB買い物報告」を続けていますが、
大変好評の様で今後も継続して連載していきます。
「毎週よく買うなー」と思うかもしれませんが、これも私の仕事のうち。
いろいろな洋服をメルマガでは紹介しているのですが、
紹介するからにはモノをしっかり知らなければいけません。
またそのモノだけでなく、他のさまざまなブランドも知っていなければいけません。
展示会で見るだけでなく積極的にいろいろ自腹(弊社の経費ではありますが)を切って
格安のブランドから、海外のインポートブランドまで手に入れて検証を続けているのです。
今週のお買い物報告。
新宿伊勢丹などに足を運ぶと分かりますが、続々と春夏物の立ち上がりが始まっています。遅いブランドでも来週末には第一弾の春物が入荷するはず。路面店などではもう秋冬品は全て撤去して春夏品だけの陳列になっているところも珍しくはありません。
今年はスカジャン、トレンチなどロングアウター、ワイドパンツと例年にないトレンドアイテムも多く何から手をつけて良いか迷うくらい。ベーシックアイテムはユニクロなどのファストファッションが優勢になってきた分、各デザイナーズブランドはより洗練された独自性のあるデザイン開発を重視。市場は徐々に面白くなってきています。
そんな中今週は何度か「顔つなぎ」兼「視察」兼「ショッピング」に出かけて春物を物色してきたのですが、まだアウターをエイヤッと決めることはできず、小物を買って帰ってきました。
あまり意識されていない人も多いかもしれませんが、この時期は靴やカバンや小物などが一斉発売する時期。1月2月ってかなりのファッション中毒者にしか春物は売れないのですが、小物ならシーズン問わず愛用できるので気軽に手を出せるんですね。それを手にした人が次につながることもあるわけで商売的には小物は「一見さん用」のアイテムでもあります。なので各ブランドは1月2月に小物を多めにラインナップする傾向があるのです。
そんなこんなで物色中、春コートなどに加えて小物もチェックしていたのですが、今回は少々クセのあるこちらをGET。
20年近く日本のメンズファッション市場を牽引するトップランナーなブランド「LoungeLizard/ラウンジリザード」の新作ベルト。時流に流されずにラギッドなスタイルを提案し続ける姿勢にはファンも多く、業界でも愛用者は多いです。メンズジョーカー読者にはおなじみのブランドですね。
今年はタッキー(「悪趣味な」という意味)トレンドということもあり、刺激的な柄物が市場でかなり多いです。パッチワーク柄やレオパード柄、太幅のボーダーやストライプなど例年以上に柄物が大人気。今まで長く「ノームコア(普段着ライクなオシャレのこと)」トレンドが市場を席巻していたのですが、この春夏はそれらに飽きたファッションアディクトが柄物に走りはじめています。「タッキー」な柄物はネクストトレンドと言えるでしょう。
それを意識した訳ではないのですが、私も気分は「柄物」。特にベルトなどは「どうせ見えない」場所です。しゃがんだり伸びたり何か姿勢を変えた時にチラリと見える程度の小物。そこに無地の地味なものをチョイスするのも良いですが、あえて目に付く派手めなものでわずかな主張を狙うのも「粋」というもの。またちょっとした「トレンドをおさえている」感もあります。
んで、店頭で目についてついつい買ってしまったラウンジリザードのレオパードベルト。スエードレザーにリアルなレオパード柄をプリントしたデザインになっています。黒スラックスなどでこんな柄がチラリ見えたら面白いかなと。そしてこのベルトなんと「リバーシブル」で使えるようになっており、裏返すと表革の無地黒ベルトにもなります。スーツなどドレスの際は裏返して黒革として使おうかなと思っています。革はもちろん本革、で12000円程度でしたからコスパも良いです。
同ブランドは近年出店数を拡大、人気集中していることもあり、このベルトも在庫希少でした。週末にはまた春物の新作が入荷されるそうです。気になる人はこの土日にでもお店に行ってみてください。普段選ばないこんなレオパード柄も。今年は是非おさえてみてください。