裏がないか、思わず勘“ぐるか”
家で雄猫(ロシアンブルー・5才)を飼っているのですが、夏の時期になると帰宅後に靴下を脱いだ直後の足の臭いを喜び勇んで嗅ぎにくるのです。マタタビよりも恍惚な表情を見せる姿はお見せしたいぐらいに弛緩しています。…って、話題は猫のことではなく、自分の足の臭い。そんなにきつくはない(と思っている)けれど、猫に喜ばれるとはいえ、汗かきの自分にとっては内心傷ついていたのです。夏はずっとビーチサンダルで涼し気にいきたいけれど、会社に履いていくわけにもいかないし、かといって上品な革靴では熱帯植物園状態。そんな悶々とした気持ちを吹き飛ばしてくれた靴がありました! それが今週ご紹介する〈パラブーツ〉のグルカサンダル。革靴の気品と体裁を保ちながら、通気を促すオープン部分を有するサンダルというデザイン。グルカサンダルという単語に耳馴染みのない方もいらっしゃると思うので起源を調べてみると、19世紀にネパールの山岳民族から構成されているグルカ兵に支給された軍靴がルーツなのだとか。ということは、出自はミリタリー。知りませんでした。そんな靴があったんですね~。風通しがよくて、ドレッシー。天は二物を与えてくれました(言い過ぎ)。裏がないか、思わず勘“ぐるか”。