2017.03.11 Sat UPDATE CULTURE

映画『チア☆ダン』公開記念! 中条あやみ specialインタビュー【後編】

映画『チア☆ダン』公開記念!

中条あやみ specialインタビュー【後編】

「自分を見つめ直すことができた、一生の宝物になる映画だなって思いました」

20099月、全米チアダンス選手権大会で奇跡の優勝を遂げた福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部JETS。ひとりの女教師と普通の女子高生たちの絆が生んだこの実話を、広瀬すず主演で映画化した青春感動サクセスストーリー「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(3月11日公開)。この映画で知性・美貌・ダンスの技術のすべてを兼ね備える部長・玉置彩乃を演じるのが、中条あやみ。スラッとした頭身でかっこよく写真撮影をキメながら、インタビューではふにゃんと笑ってゆっくりしゃべり出す姿が印象的な彼女が、同年代の共演者たちに受けた刺激とは――? キャスト一丸となった猛練習で、実際にチアダンスのパフォーマンスを演じきった撮影の裏話、リアル学生生活の思い出、今後の女優としての目標などを前編・後編2回にわたって激白!

インタビュー前編はコチラ>>>http://mensjoker.jp/18875

 

【部活に校則に…意外な負けん気を発揮!?】

――ちなみに、中条さんのリアルな学校生活はどんな感じでしたか?

中学生のとき、バトミントン部に入って部活をしていたので、今回の撮影ではそのときの気持ちがすごく甦ってきました。私はそのときからチームを引っ張るキャプテンというより引っ張られる側、付いていく側の人間だったので、何か今回初めてキャプテンの気持ちが分かって(笑)。「あのときもうちょっとあーしとけばよかったなー」とか、「もうちょっと助けてあげられたのになー」とか、「今だったら分かるのに!」ってちょっと思いました(笑)。あと、「先生はすごいな~」とも思って…普通に学校が休みでも練習に来てくれたりとか、勝つために怒ってくれたりとか、そういういろんなことに対する有り難みが今になって見えてきた感じがありました。

 

――中条さんの“青春”というと、そのバドミントン部が浮かぶ感じですか?

そうですね。辞めたいって思うことも本当にたくさんあったんですけど、「ここで辞めたら自分がダメな人間になりそう」とか「達成したらどういう感情になれるんだろう」って気持ちで3年間頑張ったので…(笑)。実際、キツくて何人か辞めちゃった子がいたんですけど、それが「全員ひとりっ子だ」っていうキャプテンの言葉がすごい響いたんです(笑)。私もお姉ちゃんと年が離れていて、ひとりっ子みたいなものだったから、もし私が辞めたら「あの子も結局…」みたいに言われるのかなって考えちゃって、まずそれが悔しくて! 何かその意地だけでやってたところもあります。ふふふ。

 

――えー、何か意外というか、面白い動機ですね…!

うん、意外に…負けん気があるみたいな(笑)。だから最後まで続けて無事に引退できたときは、何かすごく感動したというか、やりきったことが自信になったというか。何か、そうですね…でも、チアダンスとかぶるところはそれだけかな? バドミントンはチーム戦というよりは個人戦の多い競技で、チアダンスほど全員で力を合わせてって感じではなかったので、今回また新しい経験ができて楽しかったです。

――劇中では「前髪、禁止!! ネイル、禁止!! 恋愛禁止!!」でしたが、実際の校則はいかがでした?

あー、うちの学校もそんな感じです、ハイ。スカート丈も決まってるし、靴下の色とか靴の色とか、髪型とかも全部決まってたので、この役を演じていても特に窮屈だなって思うことはなかったですね(笑)。現役のときも基本的に校則を守るタイプでしたし…。でも、先生に会うまではスカート短くしておいて、通る瞬間だけビッと長くするとか、ちょっとそういう隠れたおしゃれ心みたいなのはやっぱりありました(笑)。

――そういうのも含めて青春ですよね! ちなみに今、オフの日はどんなふうに過ごしていますか?

本や雑誌を読んだり、映画観たり、友達とご飯に行ったり。何か本当に、“普通”です(笑)。外が好きなんですよ。映画を観るのもちゃんと映画館に行きたいし、本も、家の中で読むっていうより、カフェに行って読むみたいな。『チア☆ダン』の実話つながりで言うと、…全然違うんですけど、最近クリント・イーストウッド監督っていうことで観に行った『ハドソン川の奇跡』がすごい面白かったです。「あ、すごい映画だな」「これが実話なんだ…」と思って。やっぱり役者としてというより、ついつい普通のお客さんとして観ちゃいますね、うふふふ。でも本当に映画が好きだし、それが演技につながったらいいなと思いながら。

 

【宝物のような経験が新たな彼女を生む】

――「チア☆ダン」は、中条さんのキャリアの中でどんな作品になる予感がしますか?

そうですね…。10代のうちにこの作品ができたっていうのはすごい大きかったなっていうふうに思います。二十歳になってからやるのとちょっと違うなと思って。こんなに活発な役も初めてで、自分自身と向き合うこともできたし、演技について考えることもできたし、年齢の近いみんなと一緒に過ごすことで「どういうふうに上に上がっていくのか」っていうこともすごく考えさせてもらったので。自分を見つめ直すことができた、一生の宝物になる映画だなって思いました。

――それを踏まえて、今後はどんな「中条あやみ」になっていきたいと思いますか?

うーん……そうですね、でも、こう…(広瀬)すずとか見てると、本当にプロっていうか、周りの感情に左右されないっていうか。いつも弱音を吐かないし、本当に人の前では、…多分帰ったらすぐグッタリするくらい疲れているんだろうけど、そういう素振りを全く見せないので、何かすごくプロっていう意識が強いなと思って。自分もそういうふうにならないといけないなと思いました。演技の面でも刺激を受けることが多かったです。

――アメリカで彩乃が五十嵐先生に”とある宣告”を受けるシーン、中条さんの表情すごくよかったです。

ありがとうございます。彩乃として話を聞いているとやっぱり、自分自身を全否定されているような…ここまでやってきたことをすべて否定されているような気にもなったし、でも、みんなで優勝するためにはそれが正しいのかもしれないっていう先生の意見…もあるし、何かこうその瞬間的にすごいいろんな感情と闘ったのかなって。実際演じていてそういう気持ちになったので、それが出ているのかな~って思います。私はチームのことを考えたって絶対素直に「うん」とは言えないから、そういう部分をすごいなって思いました。

――そうですね…。では最後に、映画の見どころを教えてください。個人的には「衣裳、かわいいな!」って思いました。

うふふ、確かに!(笑)今までの取材であんまり衣裳に触れてもらったことなかったかもしれないです。私、最初にJETSの衣裳をもらったときのシーンも好きなんですよ、みんなの目がキラキラしていて。そういえば自分も最初にユニフォームもらったとき興奮したなーって思い出しましたね。

――彩乃で言うと、恋愛描写も何だか面白かったですね。

あ~、矢代さん(演・健太郎)…(笑)。矢代さんは現場でもみんながクスクス笑っちゃうような、いいキャラクターなんですよ。ストーカー扱いされるのに、すごいかわいいというか(笑)。2人のラストシーンを見ると、その後が気になっちゃいますよね!

――その2人でスピンオフも観たいくらいです(笑)。というわけで、最後読者に向けて一言お願いします!

この映画は、等身大の学生さんたちが見ると、本当にリアルに背中を押してもらえるような、「頑張んなきゃ」って思えるような作品だなーって思うし、早乙女先生(天海祐希)側からの目線で観てもいい作品だと思います。早乙女先生、つまり五十嵐先生がいなかったら、この『チア☆ダン』もなかったので…。チアダンスで世界一を目指すという実話のパワーがすごいなと思うし、引っ張っていく人と、団結して付いていく人たちの想いから、何かを感じてもらえたらうれしいです!

【PROFILE】

なかじょう・あやみ

199724日生まれ、大阪府出身。2011年、雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディションでグランプリを獲得。2012年、『黒の女教師』で女優デビュ-後、主演映画『劇場版 零~ゼロ~』(’14年)をはじめとするさまざまな作品に出演。2016年はドラマスペシャル『ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~』、映画『ライチ☆光クラブ』『セトウツミ』などで重要な役柄を演じたほか、「ポカリスエット」「NTTドコモ」「ハーゲンダッツ」などのCMで鮮烈な印象を残す。現在、日本テレビ系『another sky – アナザースカイ』(日本テレビ系)にMCとして参加中。主演映画『覆面系ノイズ』が、今年1125日公開予定。

 カメラマン:早坂直人[Y’s C]/ スタイリスト:山田莉樹 / ヘアメイク:脇坂美穂 /ライター: 坂戸希和美

 【作品情報】

『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話

県立福井中央高校に入学したひかり(広瀬すず)は、中学からの同級生でサッカー部の孝介(真剣佑)を応援するためだけにチアダンス部に入る。しかし彼女を待ち受けていたのは、県大会も勝てないうちから全米制覇を目指し、地獄先生の異名を取る顧問・早乙女先生(天海祐希)による超スパルタ指導だった。部長の彩乃(中条あやみ)の存在により何とかチアダンスを続けるが

監督:河合勇人、出演:広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原 遥、真剣佑、天海祐希ほか。311()より応援ロードショー。

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