2018.01.19 Fri UPDATE CULTURE

史上初!? ついに5次元アイドルが出現!『ドリフェス!R』から飛び出した5人組ユニットDearDreamが2018年を語る【後編】

5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!』から飛び出した5人組ユニット・DearDream。2次元のキャラクターを演じつつ、本人たちもライブ活動などを行うという新しい形での展開に注目が集まっている彼ら。ワールドワイドな活躍への第一歩を踏み出しつつあるDearDreamにグループの成り立ちや、今後の野望などをインタビュー。後編となる今回は、大きな飛躍を遂げた2017年の総括や、2018年に向けての目標を語ってもらった。

カメラマン/木嶋光雄 取材・文/加藤 蛍

 


石原壮馬(赤担当)、溝口琢矢(青担当)、富田健太郎(黄担当)、太田将熙(緑担当)、正木郁(薄紫担当)によって結成された5人組ボーイズ・グループ。2016年3月に「NEW STAR EVOLUTION」でCDデビュー。

 

 

――2017年はいくつかのイベントでトリを務めたりと、DearDreamにとって大きな飛躍を遂げた1年になりましたね。

石原壮馬(以下:石原)「とても嬉しい経験でした。イベントではDearDreamのファン以外の方もたくさんいらっしゃるので、そこまで出演された方々のバトンを受け取って、最後まで走り抜こうと。自分たちのステージだけが盛り上がればいいのではなく、イベント全体のことを俯瞰で考えられるようになりました」

溝口琢矢(以下:溝口)「正直、トリを経験させてもらうまでは、複数のアーティストが主演するイベントに出る際は一番爪痕を残してやるというメラメラとした気持ちの方が大きかったんです。でも、トリを任せてもらえたことで、自分たちのことだけじゃダメなんだっていう当たり前の事実に改めて気づくことが出来たのは本当に大きな出来事でした」

 

――素朴な疑問なのですが、ライブの時はキャラクターとしてではなく、ご本人としてパフォーマンスされるんですよね?

太田将熙(以下:太田)「そうなんです。ファンの方からも聞かれることが多いのですが、僕は片桐いつきとしてではなく、太田将熙としてステージに立たせてもらっています。もちろん全員それぞれのキャラクターを背負って立っていますが、1人のアーティストとして魂を込めてパフォーマンスをしているので」

溝口「だから、ライブのときは“及川慎役の溝口琢矢です”というような自己紹介はしていないんですよ。キャラクターに成り切ってステージに立つのではなく、素の僕たちでステージにいるようにしています」

石原「自分が出ているときは自分、絵を通して表現するときはキャラクターとして、という風に切り替えをしている感覚が近いのかな、と」

――2017年はイベントのトリを始め、様々な活動をされたと思うのでここで“DearDream的2017年3大ニュース”を発表していただければ!

溝口「ちょっとみんなで相談してもいいですか?」

(しばし全員での協議タイム……)

石原「お待たせしました、まずは1個目から。上海で行われた『BILIBILI WORLD 2017』というイベントで初の海外ライブをしたことです! 勉強になることばかりでしたし、言葉の壁があるにも関わらず応援してくださるファンの方に会えたことも嬉しかったですし」

太田「サイン会に来てくれた現地のファンの方が、一生懸命日本語で話しかけてくれるんです。今日のために勉強して来てくださったんだろうなと、かなりグッと来てしまいました」

溝口「楽しい経験もたくさんしましたが、同時に現実も知りました。今の自分たちに足りないもの、これから身につけないといけないもの、山積みの課題を目の当たりにした気がして」

富田健太郎「だからこそもっともっと大きくなって、また帰ってきたいなと思いました」

 

――では、2個の発表をお願いします!

溝口「アニメ『ドリフェス!』2ndシーズンの放送が決まったことです。放送が終わったのですが、声優としてまっさらの状態から始めた僕たちをメインキャストとして使ってくださって、しかも2期でも引き続き僕たちがボイスキャストを務めることが決まったときは喜びもありましたが、絶対に1stシーズンを超えてやる、という気持ちが強くて。意気込んで挑んでいました」

石原「動いているアニメに合わせて芝居をするって想像以上に難しいんですよ。決まった尺に収めつつも、その中で感情の幅も見えないといけないので」

富田「台本のめくる音はもちろん、膝がパキッとなったりしても絶対にダメ(笑)。音が鳴るような素材の服はもちろん、アクセサリーや時計も付けないようにして靴も脱いで」

正木郁(以下:正木)「自分たちが経験したからこそ、プロの声優さんの偉大さを実感できました」

石原「2ndシーズンの最後でアニメのDearDreamに全国ツアーが決まるんですけど、1月から僕たちDear-Dreamのツアーが始まるんです。そうやって2次元から3次元へバトンを渡すように世界観を繋ぐことが出来たのが嬉しかったですし、スタッフさんの愛情を感じました」

 

――では最後の1個はなんでしょう?

正木「DearDreamのファーストワンマンライブを開催できたことです。結成当初からの夢でしたし、5人でステージに立てたこと、沢山のファンの方が足を運んでくださったことが本当に嬉しくて。一緒にこの『ドリフェス!』という物語を紡いで来られたんだな、というのを実感できました。これから先も一生の記憶に残る1日です」

富田「もちろん悔しいこともありましたけど、いま振り返ってみてもあのときの僕たちの全部を出し切ったので。5人と、お客さんとで駆け抜けた2時間半でしたね」

溝口「ゲストも呼ばず、5人で最初から最後までやりきったので達成感でいっぱいでした」

――1月より初めての全国ツアーが始まってますが、ワンマンで得た経験を活かせる演出も沢山ありそうですね。

富田「ワンマンで感じたことを糧にして、ファーストライブツアーを回っていけたらと思っています」

溝口「せっかく全国を回るので、各地での特徴も活かすような演出が出来ればと僕たち自身でもアイデアを出しつつ、セットリストを組んでいる最中です。5人でビシッと見せる曲もあれば、シャッフルユニットなどもあるので、僕たちの色々な顔をお見せできるようなツアーにしていきたいです」

 

――それでは最後に、2018年の目標と、今後の野望をお1人ずつお願いします!

富田「DearDreamとしては、ツアーを絶対に成功させたいです。個人としては、経験を積んで映像のお仕事を増やしていけたらと思っています。まだそんなに多くの役を演じたことがないのですが、表現者としてどれだけ自分の幅を広げていけるかが大事だと思っているので、演技のレパートリーを増やしたり、引き出しを増やせるように成長したいです。将来的には、あらゆる意味で“良い役者”になりたいんです。どういう人が良い役者なのかはまだ模索中なのですが、役者として胸を張れるような人間になりたいです」

 

――では石原さん、お願いします。

石原「やっぱり年明けすぐに全国ツアーというDearDreamにとって大きな出来事があるのでツアーに集中したいというのがまずは1番にあります。同時に、個人の仕事も増やしていきたいです。ソロでの仕事って、誰にも甘えられない時間なので、本当に自分との戦いなんですよね。自分と向き合うことで得られるものが多かったので、もっとそういう機会を増やして自分を試してみたいんです。外でたくさんの刺激をもらって成長して、グループに還元できるように。芝居はもちろん、バラエティなどにも挑戦してみたいです。先のことはわからないけど、どういう形であれこの先ずっと芝居は続けていきたいなと思っています」

太田「僕もまずはツアーが第一で。2017年はオフがないくらい充実した1年だったので、その環境を当たり前だと思わず、地に足をつけて2018年を始めたいと思っています。2018年も毎日仕事で埋まるくらい、頑張っていきたいですね」

 

――太田さんの将来的に目指すものは?

太田「『ドリフェス!』の活動を通じて、普通では出来ない経験をたくさんさせていただく中で、自分が一番輝けるのはステージの上なのかな、と思っていて。もちろん芝居や声優も楽しいのですが、いつか実力をつけて1人でもステージの上で歌やダンスのパフォーマンスをできるアーティストになりたいです」

 

――正木さんはいかがですか?

正木「“DearDreamってすごいな”と、共演したアーティストさんに思ってもらえるくらいしっかり実力を付けたいです。もちろんまだまだな部分ばかりですけど、目標がないと成長できないと思うので、2018年も地道な努力を積みたいと思っています。僕は昔から特徴的な声をしているねと言われることが多かったので、それを武器にして活動ができる『ドリフェス!』は天職なんです。でもその環境に甘えず、朗読劇や舞台など新しいことにも挑戦できたら嬉しいです」

 

――では最後、溝口さんお願いします。

溝口「2017年はDearDreamにとって、インプットの年だったような気がして。そうやって蓄えたものをブラッシュアップさせて、出し惜しみせずにアウトプットしていきたいというのが2018年の目標です。そのためには相当な努力も必要ですし、自分たちの頑張り次第だと思うので、納得できる形でアウトプットしていける1年にしたいです。個人的には、舞台での芝居にチャレンジしたいなと思っています。その目標を叶えるために足りないもの、必要なものを模索している最中です。そしてそのもっと先にあるヴィジョンが、縁側の似合うおじさんになりたい」

石原「それ、ただの理想の老後じゃない(笑)?」

溝口「そう言われると思った(笑)。でも、趣があって良くない? まあでもそれは将来の楽しみに取っておいて、いまはまず目の前にある夢に向かって5人で走り続けていきたいです」

DearDreamがLIVE TOURを開催中!
http://www.dream-fes.com/events/first_livetour.php

オフィシャルサイト
http://www.dream-fes.com/

【公式ツイッター】
DearDream   @dfes_official
石原壮馬   @ishrsm
溝口琢矢   @5mizo_taku9
富田健太郎  @tomikenchan82
太田将熙   @masakiota1025
正木郁    @ksfa79

 

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