ファッションシーンにおいて、いまもっともアツいジャンルが“アウトドア”だ。本格的なアウトドアギアをタウンユースにミックスするスタイリングと言えば、2016年の秋冬シーズンから注目され、その後飛躍的に人気を獲得したトレンド。街で着るにはトゥーマッチな機能性やデザインをあえてコーディネイトに落とし込み、そのミスマッチ感を楽しむのが特徴だったが、特に最近はオールブラックやネイビーなど、従来のアウトドアギアでは見られなかったモダンなカラーリングのアイテムも増えているため、コーディネイトの中にも取り入れやすくなってきている。さらに初心者にも比較的手に入れやすい入門用モデルも増えてきており、そのトレンドは今後も安定して続くことが予想される。ますます目が離せないシャンル&スタイルと言えるのだ。
〈ザ・ノース・フェイス〉のマウンテンレインテックスジャケット
’90年代のストリートスタイルを象徴する、通称“ブラックショルダー”のデザインを踏襲した、〈ザ・ノース・フェイス〉マウンテンレインテックスジャケット。3層構造のゴアテックス®ファブリクスの中でも70デニールトリコットバッカーという素材を採用することで肌触りも良好。明るめなブルーも、春のスタイリングにマッチする。 2万6000円/ザ・ノース・フェイス(ザ・ノース・フェイス原宿店)
重量は450gで専用のスタッフザックが付属するパッカブル仕様。バッグの中に入れておけば急な雨や肌寒い時の防寒着としても活躍してくれる。
〈ワイルドシングス〉のデナリジャケット
特殊ポリウレタンフィルムを使用したことにより耐水性20,000㎜ 透湿性8000g/m2/24hrsを誇るサイトス素材を採用した〈ワイルドシングス〉のデナリジャケット。機能に反して軽量でしなやかなシェルのため、タウンユースとしてもスマートに着用することが可能だ。4万円/ワイルドシングス(インス)
斜めにレイアウトされたフロントのジップポケットはフラップで覆うようにカッティングが施されているため、水も入りにくく、スッキリとしたデザインに仕上がっている。
〈スノーピーク〉のシェルパーカ
高い透湿防水性と軽量性を併せ持つ〈スノーピーク〉の2.5レイヤーシェルパーカ。 耐水圧20,000mmというアウトドアの厳しい環境でも安心できるスペックをもちながら、ソフトでしなやかな素材感はデイリーユースにもフィットする。 3万6000円/スノーピーク(スノーピーク)
サイドのファスナーは着脱をしやすくするだけではなく、温度調整のベンチレーションとしても機能するように配慮されている。フロントにはカンガルーポケットを採用。
〈エル・エル・ビーン〉のポンチョ
撥水素材を使用したポンチョはレインウェアとしてはもちろん、アウトドアでは非常時のシェルターとしても活躍してくれるすぐれもの。春先のコート代わりに街でケープのように着用すればインパクトも抜群。1万3000円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーセンター)
内部にはスナップボタンが施されており、裾のばたつきを抑えつつ袖までしっかりと雨を防いでくれる。
SHOPLIST
インス
TEL.0120-900-736
エル・エル・ビーン カスタマーセンター
TEL.0120-81-2200
ザ・ノース・フェイス
TEL.03-5466-9278
スノーピーク
TEL.0120-010-660
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:NAOYA KANAI
Text:SYUNSUKE HIROTA