変わったプラモが好きだ、大好きだ。
今回はそんな古い変り種プラモから今井科学株式会社から発売された小さな世界の仲間たちシリーズより「スズメ蜂とキノコ」を見てみたいと思う。
パッケージのイマイのロゴにグッときたらおっさんである。
さてそんな「スズメ蜂とキノコ」実にカラフルなパーツ群と説明書でとにかく鮮やか。
判りやすい解説つきでスズメ蜂の生態までも記載され、磁石や吸盤に針金など創造意欲わき立つアイテムてんこ盛り。まさに作って学べるプラモである。
説明書には「実物に忠実に作られている」と書かれているのだが、スズメ蜂の造型はかなりデフォルメされていて忠実とは言い難いがそれもご愛嬌。
-こだわりの組み合わせ-
そんなデフォルメされているスズメ蜂の組み方が凄い。
説明書をよく見ていただきたい。
蜂の腹部のストライプをリアルに再現するために輪切りで色違いのパーツを合わせてゆく芸の細かさ!!
いまでこそ色プラで塗装不要のプラモが多いが、まさにこれはそんな塗装不要の先駆け的存在である。
腹部以外は大雑把という具合がまた愛おしい。
そしてこのプラモ、1973年発売(150円)である。
それは即ち僕と同じ歳なのだ。
42年前の素晴らしきプラモに敬意を表したい。
PROFILE
エンドケイプ
作詞家・クリエイター・バナナーティスト
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室外機マニア http://sonzai.net/