2017.05.26 Fri UPDATE CULTURE

美女がこっそり教えてくれた【夏フェス】の楽しみ方

美人プロモーターの夏フェスの楽しみ方の巻


ソニー・ミュージックレコーズ プロモーションルーム所属 押田知華さん
 
Tシャツで過ごしたくなるような暑さがジワジワ増えていく今日この頃。間もなくやってくる夏が待ち遠しく、さまざまな予定を企てている人も多いはず。きっと、そこには思いもよらなかったような「出会い」も待ち受けているかも?そんな夏の「出会い」の場所としてオススメしたいのが、音楽フェスティバルだ。スタートして20年が経過したフジロック、そして都市型フェスの代表格として知られるサマソニを筆頭に、今年の夏も全国各地で多彩なフェスが開催される。だが、コアな音楽好きが集まるし、炎天下の中で過ごしたくないなどとフェスに対して「敷居の高さ」を感じている人もいるのではないか?だが、そんな人にも、心が弾むもしくは運命を変えてしまうかもしれない「出会い」が待ち受けているのだ。今回は、音楽業界でも屈指の美人プロモーターとして知られる押田知華さんが、フェスの魅力を語ってくれた!

「フェスは、いろんな発見や出会いを提供してくれる場所でもあります」

押田さんは現在、米米CLUB、乃木坂46、UVERworld、MAN WITH A MISSIONなどが在籍しているソニー・ミュージック・レーベルズにて、TVやラジオ、雑誌などのメディアにミュージシャンの作品を売り込むプロモーターとして活躍。その前までは、ライヴ制作などを携わる部署に在籍していたこともあり、日本のフェス事情に精通している女性なのだ。
「日本のフェスが本格的にスタートして時間が経ちますが、その勢いは衰えることを知らないですね。フジロック、サマソニはもちろん、最近では氣志團万博やイナズマロックフェスに代表される、アーティストが主導したものが登場するなど、そこでしか体感できない『個性』を打ち出したものも増えてきて、どこに行っても違う楽しさがあります。ますます面白い状況になっているのではないかと思いますね」
 

 
その中でもフェス初心者にオススメというのが、サマソニという。サマソニとは、サマーソニックの略で毎年8月の週末に東京(千葉)と大阪で開催されている都市型フェス。都心から電車で行き来のできるアクセスのよさ、さらにレディー・ガガ、レディオヘッドからMr.Children、和田アキ子まで、国内外問わず現在注目を集めるミュージシャンが、多数登場している。また、東京会場では空調の効いたステージがあるので、過酷な自然環境の影響が他フェスと比べると少ないところもポイントだ。
 
「毎年、どこかで楽曲を聴いて、観てみたいなと思うアーティストが必ずラインナップされているんですよね。また、それを目当てにして行くと、前後に自分の興味にあうミュージシャンとの出会いもさせてくれる。こんな音楽もあるんだ、という発見を与えてくれる場所だと思います」
また他のフェスに関しても同様であるが、音楽以外に楽しめる部分もある。
「例えば、楽器の演奏体験ができる音楽ワークショップとか、車に試乗できるブースもあったり、無料で食べ物がもらえたりとか、いろんなアトラクションがフェスごとにあるので、そこも含めたら1日中いても飽きることはないと思いますよ」 
 

 

おひとりさまこそ、フェスにはオススメ!?

しかし「一緒にフェスに行ってくれる仲間がいない」と尻込みしている人も多いはず。だが、一人参加だからこそフェスは楽しいと語る。
「誰かと一緒だと、周囲に合わせて、本当は観たかったものが観れないこともあるじゃないですか。でも一人だったら、自分の観たいステージを観たいペースで楽しむことができるんですよ。また、そのステージには、同じ音楽の趣味を持っている人がいて、そういう人と一緒に盛り上がるのが楽しかったりするんです。私の場合、特にお酒を飲んでいるときは、ついつい周囲の人に声をかけてしまう傾向がありますね(笑)」
 

 

 
実は、フェスは運命の人と出会える可能性も秘めた場所なのかも??
「だと思いますよ。音楽を通じて、ひとつの価値観を共有できた訳ですから。合コンとかで知り合う人よりは、心のハードルが低くなって、気軽に連絡先の交換できちゃうかも(笑)。実際にフェスで知り合ってゴールインした『フェス婚』カップルって、私の周りに多いですしね」
 

 
音楽から恋愛まで、あらゆるエンターテインメントが詰まった、フェス。忘れられない夏の思い出をここで刻めることは、確かだ。
「どうせ行くのなら、事前にオフィシャル・サイトとかをチェックして、どういうアーティストが出演するのかチェックしておいた方がいいと思います。新しい音楽(情報)にアンテナをきちんと張っている男子って、素敵に見えますね(笑)。また、体調管理をしっかりして、余裕を持った行動をすることが何よりも大切です!」
 
 
 
 

メンズジョーカー的オススメ、2017年夏フェス情報

FUJI ROCK FESTIVAL ’17

 

7/28~30 新潟県・湯沢町 苗場スキー場
http://www.fujirockfestival.com/(チケットは6/3〜一般発売)
日本の夏フェスのパイオニアであり、世界で最もクリーンなフェスとも呼ばれ、人気の高いフジロック。今年は、ビョーク、エイフェックス・ツインなど、独自の世界観を持ち、熱狂的な支持を受けるミュージシャンが目立つ。
<出演>28日:ゴリラズ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ザ・エックス・エックス、グループ魂、Yogee New Wavesほか。29日:エイフェックス・ツイン、LCDサウンドシステム、コーネリアス、小沢健二、くるりほか。30日:ビョーク、ロード、メジャー・レイザー、レキシ、水曜日のカンパネラ、トクマルシューゴほか。
 
 
 
SUMMER SONIC 2017

(c)SUMMER SONIC All Rights Reserved.
 

(c)SUMMER SONIC All Rights Reserved.
8/19&20 東京:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ 大阪:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
http://www.summersonic.com/2017/(チケットは本日5/27より一般発売)
ロックだけにこだわらず、ヒップホップやR&B、ジャズ、J-POPにいたるまで「今観ておきたい」ミュージシャンを多数紹介しているフェス。今年のヘッドライナーには、世界で最も稼ぐDJと呼ばれるカルヴィン・ハリス、現代のロック番長ことフー・ファイターズが登場する。
<出演> (東京会場)19日:カルヴィン・ハリス、ブラック・アイド・ピーズ、5セカンズ・オブ・サマー、フェニックス、ブラッド・オレンジ、クングス、miwa、Nulbarich、Suchmos、ピコ太郎ほか。20日:フー・ファイターズ、MAN WITH A MISSION、リック・アストリー、ケシャ、リハブ、サム41、クリープハイプ、TOTALFAT、ホイットニーほか。

フー・ファイターズ
 

カルヴィン・ハリス
 

Suchmos
 
 
 
『イナズマロックフェス 2017』
9/16&17 草津市 烏丸半島芝生広場
http://inazumarock.com/2017/
T.M.Revolutionの西川貴教が「音楽を通じて地元を盛り上げたい」と、毎年9月に滋賀県で開催されているフェス。ロックからポップスまで、毎回世代やジャンルを超えて多彩なミュージシャンが出演することでも有名だ。
<出演>T.M.Revolution 、HY、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、NICO Touches the Walls、和楽器バンドほか
 
 
 
『氣志團万博 2017 〜房総与太郎爆音マシマシ、ロックンロールチョモランマ〜』
9/16&17千葉県・袖ケ浦海浜公園
http://www.kishidanbanpaku.com/(チケットは8/12〜一般発売)
人気バンド、氣志團が2003年よりスタートしたイベント。12年から、彼らの地元である木更津市に隣接する袖ヶ浦にてロック・フェスティバル形式になり、バンドからアイドルまで幅広いミュージシャンが登場して、人気となっている。
<出演>氣志團、米米CLUB、マキシマム ザ ホルモン、水曜日のカンパネラ、JAGUAR、レイザーラモンRGほか
 
 
 
Text:TAKAHISA MATSUNAGA

« 一覧