2017.12.07 Thu UPDATE CULTURE

新ステージを迎える、歌って踊れるグループ『lol-エルオーエル-』 2018年へ向けて

全員が歌って踊れる男女混成グループ・lol-エルオーエル-。デビュー以来、非公開を貫いて来たメンバーの年齢を公表したことでさらなるフェーズに突入した彼らがニューシングル『アイタイキモチ/nanana』をリリース。冬の恋の切ない側面と、パーティー気分で楽しめる側面の両方が楽しめるダブルAサイドシングル。今回はメンバー全員にシングルについて、そして来年の目標についても語ってもらった。

――ダブルAサイドシングル『アイタイキモチ/nanana』をリリースされたlolのみなさんですが、まずは「アイタイキモチ」を初めて耳にしたときの感想をお聞かせください。

佐藤友祐「実は、この曲を含めた3トラックが候補に上がっていて。メンバー全員で候補の3曲を聴かせてもらったのですが、満場一致で『アイタイキモチ』を歌いたいということで意見が合ったんです。イントロから楽曲の世界観が伝わってきて、歌詞に関西弁が入っているところもメンバーに関西出身者が多いlolにしっくりくるし、等身大でわかりやすいのかな、と。サビのキャッチーさも、初めて聴いたときから良いねってみんなで言い合ってました」

小見山直人「シングルとしては初めてのバラード曲なのですが、バラードを歌うのが目標の一つだったので、夢が叶ったような気分で。いつも以上にレコーディングにも気持ちを込めて挑むことが出来ましたし、パフォーマンスもより感情を乗せることが出来ると思うので、今から披露するのが楽しみです」

 

――バラードは念願だったのですね。

 

佐藤「はい、メンバー同士もよく話題に上がっていて」

小見山「僕らは1stシングルからずっとEDMメインのハードな楽曲が多かったので、素直に嬉しかったです。ダンスに関しても激しく踊る表現ではなく、歌詞の意味を考えながら踊っているのでわかりやすいのかな、と」

――切ないウィンターラブソングとなっていますが、歌詞に関してはいかがですか?

 

moca「私は、特に“白い息の向こう側にいたりなんてしないよね”というフレーズが好きで。会いたいと願う相手が本当にパッと現れたりしたらどれだけ嬉しいだろうなって、駅から家まで1人で歩いているときにふとこの歌詞を思い出して切ない気持ちになっちゃったりしています」

佐藤「個人的には共感できる部分と、ファンタジーな部分がミックスされている歌詞だな、と思っていて。男の僕からしたらちょっとロマンチックすぎる部分もありますが(笑)、思わず頷いてしまうようなリアルな描写もあって、そのバランスが絶妙ですよね。主人公は遠距離恋愛中の恋人同士ですが、近くにいても遠く感じてしまうような気持ちもあるって考えると、恋する全ての人に聴いてもらいたいなと思います」

小見山「初めて歌詞を公開したときも、ファンの方からとても多くの反響をいただいたんです。自分で言うのは恥ずかしいけど“lolメンバーに会いたくなった!”みたいな声もいただいたりして。恋愛だけではない全ての“アイタイキモチ”が込められているのかな、と」

 

――パフォーマンスしているときはどんな思いを込められたらと考えていますか?

 

moca「遠距離恋愛がテーマということで、距離という部分では、私も大阪から上京していて家族や友達と離れている時間が長い分、歌うときは会いたい人を思い浮かべながら気持ちを乗るようにしています」

――MVは女優の飯豊まりえさんがご出演されていますね。

 

佐藤「恋愛模様を描いたドラマパートと、パフォーマンスパートでの構成になっています。僕とhibikiが地元のカップルという設定で、上京して来た僕が飯豊まりえさん演じる女性に気持ちが揺らぐけど、結末はどうなるの?といった内容になっていて。恋の行方は観ている皆さんに委ねるような内容になっているので、色々な見方をしていただけるかなと」

小見山「もちろん地元の彼女も大切だけど、東京で出会った女性に惹かれてしまう気持ちもあって。そういう両方の感情の間で葛藤している部分は、男性には共感してもらえるのかな、と。女性陣から見たら、単なる浮気だって言われちゃいそうですけど(笑)」

hibiki「ただの浮気ですよ、あれは(笑)。もしhibikiがあの女の子の立場だったら絶対に自分から“もう終わりにしよう”と告げちゃうと思いますけど、あくまでMVの中で演じたのは“hibiki役”なので。この子は、彼のことをただただ離れてもひたすらに好きで。そういう切なさを出せたらいいなと思っていました」

 

――メンバー同士で演技をするというのは、どういった心境なのでしょう?

 

hibiki「すごく新鮮でしたね。でも、メンバーだからこそやりやすかった面も大きいです。彼からの連絡をただひたすら待つシーンや、彼を送り出すシーンはキュンと来てもらえるんじゃないかなと思うんですけど」

佐藤「hibikiの話だけを聞いているとすごく健気な女の子をイメージすると思うのですが、外見はhibikiのままなので派手なんです(笑)。彼を信じて待っている女の子役のhibikiより、むしろ東京で出会う女性役の飯豊さんの方がピュアな雰囲気で」

honoka「でも、それがまたリアルなのかもしれないですけどね(笑)」

――もう一方の『nanana』はテンション高めのハッピーなパーティーチューンですね。ギミック満載のMVは公開と同時に話題になっていましたが、メンバーのみなさんがタブレットから飛び出したりと見所が満載でした!

 

moca「CGっぽく見えるかもしれないんですけど、あれ実は全部自分たちでやっているんですよ。少しずつコマ撮りをしたり、遠近法を使ったり」

honoka「私が手前にいて、画面奥にいる友祐の横にある車をヒョイって掴むシーンがあるのですが、まさに遠近法を使っているのでタイミングや位置を合わせるのに時間がかかりました。車を持ち上げるタイミングと距離感バランスが合わないとダメなので、何度も撮り直しをして」

 

――では壁から飛び出したり、壁に貼ってあるポスターに入って行っちゃうシーンも実際に動いているんですね。

 

小見山「あれはホンマに飛び出してます」

佐藤「いやいやいや(笑)。1コマずつ、ちょっとずつ下がって行きながらの撮影でした」

moca「私たちもそうですけど、撮影スタッフのみなさんがとても大変だったと思うので、そうやって力を合わせて作ったMVに良い感想をもらえると嬉しい気持ちになります」

hibiki「いつもの雰囲気とは全然違うねって言われることも多くて。hibikiも髪をショートにしてから初のMV撮影だったので、自分でも新鮮な気持ちで完成した作品を観ちゃいました」

 

 

――新たな挑戦がたくさん詰まったシングルになんですね。メンバーの年齢を公表して初めてのシングルになりますが、改めて発表したことで変化を感じることはあります?

 

小見山「ラジオなどで年齢の話が出来るようになったことで、トークの幅が広がったような気がします。成人していることが公表できたので、堂々とお酒を飲んだ話を出来たり(笑)」

佐藤「たしかに、それは大きいね。これでナオティー(小見山)が酔っ払っているときの写真もアップ出来ます(笑)。あとはやっぱり、ファンの方が、僕らをより近い存在に感じてくれるようになった感覚があって。もともと同い年くらいの方が多いので、より親しやすくなったと言われたりもします」

honoka「他のメンバーは想像通りと言われることが多いけど、mocaが10代ということにかなりびっくりされている人が想像以上にいました!」

moca「もともと、20歳くらいだと思われているだろうなと感じることが多かったんですよ。ブログに“大学生活で楽しかったことは?”みたいなコメントをいただくこともあって、なんて答えようかなと悩んでいたりもしたので(笑)。でも意外と同級生ですって言う声も多くて、同い年で嬉しいと言っていただけたりするのを聞くと、公表して良かったなと思います」

――デビュー当時は今より大人っぽいイメージのビジュアルが多かったですもんね。今回のMVでのスタイリングなどを見ると、より等身大なイメージが色濃く見えている気がしました。

 

佐藤「このタイミングで年齢を公表した大きな理由が、より共感していただきたい、身近に感じていただきたいということだったので」

小見山「公表するのはメンバー全員の念願だったので、良いタイミングだったのかな、と」

Honoka「9月からハイスクールツアーといって高校でライブをしたり、学園祭に呼んでいただく機会も多くて。そこで現役高校生であるmocaが同じ目線でMCが出来たりすると、よりライブを楽しんでもらえる手応えを感じられることが増えています」

 

――それでは最後に、2018年の目標をお伺いできればと思います。

 

小見山「来年はツアーがあるので、まずはツアーを成功させることが一番の目標です。そこで、去年とは違ったように成長した姿を見せていきたいなと思いますし。ファンの皆さんとのイベントも、来年はどんどん増やしていきたいなと思いますね」

佐藤「最近、ふとした瞬間に“真価”という言葉を知って、意味を調べたらめっちゃ良いなって思ったんですよ。本当の価値を見出す、みたいに僕は解釈したんですけど。だから、2018年は真価の年にしたいな、と思っています。具体的にはlolにもっと関わって、自分たちでクリエイティブしていくことで、本当の価値を生み出せるような1年になりたいです」

moca「応援してくれているファンのみなさんが、lolを応援してきて良かったと思えるような活動をしていきたいです。もっともっと上を目指したいですし、武道館に立つという目標に近づけるように努力し続けたいです」

honoka「さっき友祐が言っていたように、真価していけるようなアーティストになりたいので、去年のツアーへ来てくれた方をさらに満足させられるように、初めて来てくれる方には、lolをもっと応援したい、付いていきたいと感じてもらえるようなツアーにしたいなと思っていて。今年以上にたくさんの方にlolを知ってもらえるきっかけを、自分たちの手で作りたいです」

hibiki「hibikiは今、みんなの目標を聞きながら、ついこの間お正月を迎えたばかりだったのに、って思っちゃったんですね。それって自分の中で進化できた実感がないからかもしれないので、2018年はここが成長しました、とパッと言えるくらい目に見える形で目標を達成したいです。例えば毎朝5キロ走るとか、そういうことでも良いと思うんですけど、自分の出来ることを見つけて1年間続けてみようってさっき決めました! hibikiも含めてメンバーそれぞれの個性も伸ばして、グループとしての新しい魅力も身につけていきたいなと思います」

 

lol

人を笑顔に、感動させるグループになりたい!という想いを込めた男女混成のダンス&ヴォーカルグループ。メンバー全員がダンスをヴォーカルを担当。オーディションを経て2014年に結成。2015年8月にシングル『fire!』でデビュー。同年、「第57回 輝く!日本レコード大賞 新人賞」を受賞。メンバーそれぞれがモデル、俳優業などでも活躍中。

 

 

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