2018.02.27 Tue UPDATE CULTURE

明日2/28に待望のNEWシングル「SING」をリリース!! DEEP緊急インタビュー

「歌いたい」という純粋な気持ちを綴った今作の制作秘話は?

息のあったハーモニーで多くの人々を魅了し続ける、実力派ヴォーカル・グループ、DEEP。このたび、待望の新曲「SING」が完成した。メンバーの「歌うこと」に対する、純粋で熱い思いがストレートに伝わる、感動バラード。完成するまでの紆余曲折、そして現在の心境を、4人が語ってくれました。

「今、何を伝えるべきか?」悩んだ結果が、ここにある。

──前作から2年ぶりとなるシングル「SING」が完成しました。DEEPにとって、この2年はどんな期間でしたか?

TAKA 昨年はNYへ9カ月くらいに渡って武者修行をさせていただきました。レッスンはもちろんですがワンマンライヴもやらせていただいて、結成して10年が経過しますが、一番充実した時間を過ごさせていただきましたね。

──「SING」は、その経験が活かされた内容に?

TAKA 確かに、NYでの経験は僕らに大きな影響をもたらしたものではありましたが、そこも含め「今、何を伝えるべきか?」悩んだ結果が、ここにあるという感じですね。

YUICHIRO 実は「SING」に出会う前には、なかなか自分たちの納得のいく楽曲がなくて、10年来僕らの楽曲に携わってくださっている春川仁志さんに「純粋に僕らに対するイメージを表現してほしい」とお願いしたところ、いただいたのがこの曲のメロディで、聴いた瞬間に4人とも涙があふれてしまうほど素晴らしいものだったんです。そこに、自分たちが今伝えたい、支えてくださっている人すべてへの感謝と、これからも歌い続けていたいという思いを歌詞に綴りました。この10年間で最も試行錯誤を繰り返しながら完成させた王道のバラードですね。

KEISEI この楽曲では、今までの感謝の思いを伝えたかったのはもちろんですが、これからどのように僕らが歌を伝えていきたいのか?という姿勢も響かせたかった。だから、歌詞の内容は等身大で、歌うことの楽しさと葛藤が表現されています。その思いはきっと、何か人生に目標を持っている方なら誰もが共感していただけるのではと思います。聴いて、明日も頑張ろうという気持ちになっていただけたら、嬉しいですよね。

RYO 僕らは「歌いたい」という思いを込めていますが、聴いてくださる人が、それぞれの純粋な思いに変換して聴いていただけたらと思います。きっと辛いこととかが少しは和らぐのではないかと思います。

TAKA これまで10年の経験を曲として表現したいという思いが最初からあって。でも、長い経験を1曲にまとめる作業はかなり難しかったです。そこで、結成以来ずっと変わらずに持ち続けている「歌いたい」という思いをシンプルに伝えることにしました。ここに10年培ってきたもののすべてが詰まっているような気がします。

──また、この楽曲はバンド・メンバーとともにスタジオに入り、一発録りで完成させたものだとか。

RYO 一発録りのレコーディングは、とても集中力が必要でしたが、楽曲に自分たちの「歌いたい」思いをのせるためには必要なものだと思い、挑戦しました。結果、他の楽曲にはない表情を感じてもらえるのではないでしょうか。

──ちなみに「SING」をカラオケでうまく歌うコツは?

YUICHIRO 意外とサビのキーが高いのですが、あまり力を入れずに歌うといいのでは?また、自分の純粋な感情を込めることも大切です。

TAKA お腹が減っていたら「食べたい」に変えてもいいですしね(笑)。今の純粋な感情を、歌に込めてみるといいと思いますよ。

ライヴこそがDEEPの真骨頂。ファンに寄り添う歌を発信し続ける

──一方、王道バラードの「SING」とは異なり、カップリングの「Guess What Girl」はダンサブルな仕上がり。

KEISEI 僕らは、バラードをじっくり聴かせる楽曲も、ダンサブルなものも得意としていまして。この楽曲は歌詞というよりは、日本語なのに英語っぽく聴こえる心地いいハーモニーとか、グルーヴを楽しんでほしくて作ったものなんです。BGM的な感覚で楽しんでほしいと思いますね。

──NYっぽい躍動感がありますよね。

YUICHIRO NYへ行く前にレコーディングした楽曲なんですけどね(苦笑)。でも、ソングライターさんは海外で暮らしている方なので、その感覚が表現されているのかなと。結果、今までのDEEPにはないグルーヴが表現できましたし、厚みのあるハーモニーもぜひ楽しんでもらいたいです!

──通常盤には、もう1曲「Turn Back Time」が収録されています。

TAKA これは「SING」とは趣の異なるバラードですね。ミステリアス・妖し気な雰囲気があるというか。アメリカのドープなコーラス・グループが歌っていそうな感じを意識して歌った部分があります。また、歌詞に関しても、短い収録時間の中で物語性があり、かつ深みのある内容で、ここからもDEEPの違った表情を楽しんでいただけると思いますよ。

──このシングルをきっかけに、DEEPは今後どんな進化を遂げていきますか?

YUICHIRO もっと僕らのコーラスを生かしたものも作りたいし、ダンサーも加えて新たなパフォーマンスをしたいとか、思いはたくさんあります。ただ、今は「SING」という曲に自分たちの思いを投入したい。先のことはそれからという感じですかね。

RYO この楽曲をきっかけにファンの皆さんともより密接に繋がり、いい楽曲を作り続けることができたらと思います。

KEISEI ファンのみなさんとの距離をもっと縮められたらって思いますよね。

TAKA とにかくライヴがしたいですよね。僕らの真骨頂はそこにあると思うから。会場で一人でも多くの人と「歌える」楽曲を作り続けていくことが目標です。

PROFILE
TAKA、YUICHIRO、KEISEI、RYO、4人編成の実力派ヴォーカル・グループ。2006年より「COLOR」として本格的な活動がスタート、09年に「DEEP」に改名。その後、数多くの楽曲がヒットチャート上位を獲得。

「SING」
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
2月28日リリース


初回盤1500円(CD+DVD)


通常盤1000円(CD)

カップリングには、アグレッシブなエレクトロ・ビートが印象的な「Guess What Girl」、さらに通常盤にはミステリアスな雰囲気を持った新感覚バラード「Turn Back Time」を収録。初回盤のDVDには「SING」のミュージック・ビデオを収録。どちらも入手したい。

Photo:MUTSUHIRO YUKUTAKE(S-14)
Text:TAKAHISA MATSUNAGA

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