2018.03.25 Sun UPDATE FASHION

リラックスした履き心地で、雨の日も頼りになる! 春のアーバンアウトドア計画「機能性たっぷりのシューズ編」#6

アウトドアで磨かれてきた機能性が街でも役に立つ。これはウエアだけに限ったことではありません。思いきってシューズにまで手を(この場合は足を!?)伸ばしてみませんかという提案記事の第6回目です。本日は、<アルトラ>のトレイルランニングシューズを見ていきましょう。

「これまでにいろんなブランドのスニーカーを履いてきたぞ!」という人であっても、<アルトラ>というブランドとなると未経験なのではないでしょうか。2009年にアメリカで創業した<アルトラ>は、ここ数年の間に日本のトレイルランニング界で多大なる人気を獲得した銘柄です。

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<アルトラ>のローンピーク3.0/ポーラテック/ネオシェル


<アルトラ>のローンピーク3.0/ポーラテック/ネオシェル 2万1000円(ロータス☎︎050-3797-1943

<アルトラ>のシューズには、ふたつの大きな特徴があります。「ゼロドロップ」と「ワイドなトゥーボックス」です。「ゼロドロップ」というのは、シューズのヒール部分とつま先部分の高さ(地面からアウトソールまでを垂直に測定した数値)が同じであるということ。これによってヒールストライク(かかとから着地した際の衝撃)を減少させて、正しい姿勢による自然な走りを実現します。「ワイドなトゥーボックス」というのは、足の指が収まる部分に広さがあるということ。他のスニーカーやトレイルランニングシューズと比べてみると一目瞭然なのですが、靴の先端部分5cmほどの横幅がけっこうワイドな作りになっています。だから、足の指が靴の中で自然に広がってリラックスした状態でいられます。指が靴によって圧迫されないでいると、人間が本来持っているはずのバランス感覚と安定感を得ることができて、着地時のショックを和らげる能力も高まり、怪我が減るというわけです。

ちなみにですが、<アルトラ>の創設者のひとりであるゴールデン・ハーパーは父親が経営するランニングストアで9歳の頃から働き始めて、10歳でフルマラソンを3時間8分で走ったという逸材です。さらには11歳で2時間57分、12歳で2時間45分34秒というタイムは現在でも各年齢における世界記録であるといいます。父親は70本以上もフルマラソンを完走していて、パーソナルベストは2時間22分。母親は、ユタ州のマラソン記録を20年間も保持。3人の姉妹は、すべてクロスカントリーで優勝経験あり。家族全員で20以上の州タイトルを持つというランナー家系で育っています。

「ローンピーク3.0/ポーラテック/ネオシェル」は、<アルトラ>の名作トレイルランニングシューズ「ローンピーク3.0」の防水バージョンになります。アッパーに仕込まれている「POLARTEC® NeoShell®(ポーラテック ネオシェル)」は、アウトドア業界に高機能素材を供給しているポーラテック社が開発した防水透湿素材。これは<カリマー>がハードシェルの定番モデルに使っている素材でもあり、機能性に疑問の余地はありません。

上述した「ゼロドロップ」と「ワイドなトゥーボックス」によって街を楽ちんに歩くことができますし、「POLARTEC® NeoShell®(ポーラテック ネオシェル)」によって雨の日も大活躍。既存の雨靴といえば、たいがいは履き心地に難があったり、重くて疲れたりするもの。「ローンピーク3.0/ポーラテック/ネオシェル」なら、片足が283gです。しかも、これはサイズが10.5インチ(28.5cm)のものを測った数値。

「リラックスした履き心地を与えてくれて、雨の日でも頼りになる」という名作をトレイルランナーに独占させておくのはモッタイナイ話です。いよいよ活動的になる春の立ち上がりから雨に降られがちになる梅雨のシーズンまで、とりあえず4〜6月の3カ月に渡って街でガンガンに履いてみてください。きっと、良さを実感することができるはずです。
 
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YOHEI SHIBAYAMA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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