2018.08.19 Sun UPDATE 腕時計王

永遠のマスターピース・G-SHOCKが歩んだ進化の変遷【1994-2014年編】

常にパイオニアであり続けるG-SHOCKのテクノロジー

いまや世界的ブランドとなったカシオのG-SHOCK。誕生から35周年を迎えたそのヒストリーに迫る後編。94年のELバックライトの開発から最近の最新テクノロジーを追っていこう。

G-SHOCKこそ時計界の革命児! マニア垂涎の名作集【’83-’93年編】

 

1994年 【DW-6600B-1A】

ELバックライトを開発

やがてバックライト機能はG-SHOCKの象徴に

暗闇で鮮やかに発光するELバックライトを初搭載した「FOX FIRE(フォックスファイアー)」。今ではG-SHOCKの定番機能として広く知られる。

 

“G”が浮かび上がるなど、多数のライトデザインが生まれた。最新機ではLEDのイルミネーター式も登場。

 

1998年 【DW-9300J-1】

ソーラー充電の実用化

理想的と言える駆動システムを手に入れる

蛍光灯のわずかな光で発電するソーラーパネルを初装備した、通称「レイズマン」。大容量の二次電池との組み合わせでタフソーラーが完成した。

 

2000年 【GW-100-1JF】

電波受信機能搭載

電波アンテナの装備で絶対的な精度を実現

標準電波に対応し、自動的に時刻を修正してくれる初のGSHOCK。ケース左の出っ張りでわかるように、この頃はまだアンテナが大きかった。

 

2012年【GB-6900-1JF】

スマホリンクが可能に

Bluetooth技術を使った新たな機能が生まれる

消費電力の少ないBluetoothを使用してスマホと繋ぐことで、時刻自動修正や着信メールをG-SHOCKが知らせるなど、利便性の高い機能が実現した。

 

Bluetooth Low Energy対応のスマートフォンと繋がるとマークが表示。ボタン操作でスマホの探索もできた。

 

2014年 【GPW-1000-1AJF】

GPSハイブリッド電波ソーラーへ

遥か上空のGPS衛星から絶対的な精度を受信

マルチバンド6に加えてGPSを使った時刻修正機能を搭載。最新モデルではBluetoothも併用したコネクテッドエンジン3-wayを実用化している。

 

GPSと電波機能を備える精密モジュールを衝撃・遠心重力・振動から守るため、トリプルGレジストを開発。

 

2回に渡りG-SHOCKの歴史を振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか。2018年は35周年に相応しい記念モデルが続々登場。この永遠のマスターピースから、今後も目が離せそうもありません。

 

« 一覧

関連記事

最新記事