2018.12.12 Wed UPDATE CULTURE

『BiSH』セントチヒロ・チッチ、アユニ・D、モモコグミカンパニーの3人が語る、新曲『stereo future』は“これまでのBiSHが濃縮されたような楽曲!”(X’masの話もチラリ♡)

5月 に横浜アリーナでのワンマン公演を即日完売させた、“楽器を持たないパンクバンド”BiSH。12月22日に幕張メッセ9―11ホールで開催される『BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL “THE NUDE”』に向けて、新たにメジャー5枚目となるシングル『stereo future』を12月5日にリリースする彼女ら。今回はセントチヒロ・チッチ、アユニ・D、モモコグミカンパニーの3人を迎えて、ゲーム『GOD EATER 3』のOPを飾る表題曲と、アユニ・Dが作詞したカップリング曲『S・H・i・T』についてはもとより、この時期らしくX’masの話もチラリと聞き出してきた次第。


写真右から)モモコグミカンパニー、セントチヒロ・チッチ、アユニ・D

 

——さっそくですが、まずは表題曲『stereo future』についてお聞きかせください。

アユニ・D(以下:アユニ) 「“孤独なお城で戦っている人”というのが曲調や歌詞はもちろん、ミュージックビデオでも感じられて。今回の衣装もそうなんですが、すべての世界観がリンクしていて、『GOD EATER 3』のOPテーマ曲なので、作品の世界観はありつつも、何かと戦っているという私たち自身の今の状況も表されている曲になっています」

 

——その何かというのは?

アユニ 「私たちBiSHは、常に何かに挑んでいくという精神でやっているので、そういった部分ですね。例えば、今でいえば12月22日に開催される『BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL “THE NUDE”』の幕張メッセのように、グループ史上最大規模のライブ会場だったりとか」

 

——なるほど。ちなみにこの『GOD EATER』シリーズは以前から知っていましたか?

アユニ 「チッチはやったことがあるみたいですね」

セントチヒロ・チッチ(以下:チッチ) 「全ての作品をやっているわけではありませんけど、昔から知ってました。こういった討伐アクションゲームの中ではスピード感があって、プレイしていて気持ちいいんですよね」

——BiSHの疾走感溢れるサウンドとゲーム性がマッチするわけですね。

チッチ 「そうですね。その中にも物語がちゃんとあって、私たちが音楽として表現した世界観ともけっこうリンクするんじゃないかなって思います」

 

——ところで、このタイトルを聞いた瞬間に中野裕之監督の映画『Stereo Future』が思い浮かんだんですが、どういった意味合いがあるんですか?

モモコグミカンパニー(以下:モモコ) 「正直ちょっと分からないんですよね……」

チッチ 「そういう話はいつもしないので、それぞれが自分なりに解釈してって感じですね」

アユニ 「ですね。ハイ!」

 

——では、みなさんはどのように考えていますか?

アユニ 「音の響き的に不思議な感じはしましたね。現代的なのか過去の話なのかっていう。タイトルの意味はいつもよく分からないので、そこは問題ではないと思っています(笑)。でも単純にかっこいいタイトルだなって」

モモコ 「これまでBiSHでは英語タイトルだと、大文字で一部だけ小文字っていうスタイルだったんですが、今回は全部小文字なんですよね。なんだかスタイリッシュで今までのBiSHっぽくなくて、そこは新しいなって感じました」

——それはどういった部分ですか?

モモコ 「今までと変わった部分というよりは、これまでのBiSHが濃縮されたような楽曲になっていて。例えば振り付けも今までの積み重ねた経験を生かして、BiSH史上もっとも難しいものをアイナ(アイナ・ジ・エンド)が付けてくれて。アウトロ部分での私とリンリンのダンスパートでは、過去にあった振り付けをハイライトで落とし込んでいたりとか」

 

——清掃員(※BiSHファンの総称)が観たら「あれは◯◯で、あそこは◯◯!」って分かると。たしかに見所の1つがダンスですが、今回はかなり難しそうですね。

チッチ 「フロアのダンスとかはBiSHではあまりやらないし、アイナも私たちとダンススキルの差が大きいこともあってあまり難しいことを要求してこないんですが、今回は「本当に難しい曲をやりたいから」って言ってきたので、みんなも気持ちから頑張りました(笑)」

 

——では歌詞の中で、それぞれ気に入っているフレーズを教えてください。

モモコ 「私は“壊れそうに街が泣いてんだ 埃まみれの心情 消し去って 求めよう”という擬人化された街の言葉がすごく染み入ってきて。孤独な城というイメージにも合うし、MVの撮影場所も冷たくて硬くて砂まみれで、すごく世界観に合っているなって思いました」

アユニ 「“壊れてく元に戻らない 鋼の心臓を僕に chase by chase Automation days by days”は私が歌っているパートなんですが、自分自身も強い心が欲しいと思っているので、本当に気持ちを込めて歌えるっていう。どの曲でもやっぱり、自分のパートが一番気持ちを込めて歌える部分で。サウンドプロデューサーの松隈ケンタさんも、その人が歌うことで一番表現できるって考えて、歌割りをしてくれているので、すごい自分に合っているなって」

チッチ 「私はこの曲を初めてもらった時に“別の表現を僕にくれよ”というフレーズがすごい頭に残って。BiSHもこれまで色んなことをやってきて、この先どのようになるか分からないですけど、別の表現、新たなことがどんどんできたら どんなにイイことかって思うことがすごくあるので、自分自身にも重なるし、すごく好きな部分です」

——先ほどからチョイチョイ話に出ているMVですが、こちらも話題になっていますね。

チッチ 「ストリングス隊の人たちも目隠し状態で、長時間の撮影だったので大変だったろうに……」

モモコ 「ねぇ、寒かったしね」

 

——全編モノクロの映像だと思ったら、最後にカラー映像になった瞬間、なんともいえないカタルシスを感じました。

チッチ 「最初、6人がバラバラだったのが2人ずつ集まってきて、全員が揃って踊るシーンでカラーになるので、“6人が揃ってBiSHは、鮮やかな色を放つ”っていうのを表現しているのかなって思いました」

 

——見事な考察です。続いては2曲目の『S・H・i・T』について。こちらはアユニさんがBiSHをテーマに作詞を手掛けたとのことですが。

アユニ 「今、ソロプロジェクトでPEDROというバンドとしても活動しているのですが、そのデビューミニアルバム『zoozoosea』を出した時に、自分で全曲作詞をしたんですね。そこでは誰かのためとかではなく、自分の思うことを吐き出して書いたんですが、それを経てからのBiSHでの作詞ということで、BiSHという自分の原点に戻って、BiSHを好きな人たちが喜んでくれそうな 歌詞にしようと思って。 “BiSHが好き”という気持ちのみで書いてみました」

——特に気に入っているフレーズは?

アユニ 「“囚われ身見世物 醜くて美しくて”」というのが、今やっているホールツアーでの演出を指していたりと、今回のツアーで多分初めてこの曲を歌うことになると思うんですが、このワンフレーズが、まさに今の、そして清掃員たちの目に映る私たちを表現しています」

 

——お二人はこの歌詞を見て、どう思いましたか?

チッチ 「言葉のチョイスだったりセンスはアユニっぽいなって思いましたが……でも、アユニ自身は、こんな風には思ってなさそうと感じていたので(笑)、ファンの皆さんの目線って聞いて『そういうことだったんだ!』って納得しました。こうやって自分以外の目線で誰かのために歌詞を書くって私にはできないことなので、改めて尊敬ですね」

 

——やっぱり清掃員は「分かるわぁ~」って感じるんでしょうね。

チッチ 「1番のAメロはめっちゃBiSHを表現しているなぁ~って。『クラスでは絶対に仲良くならないよねっていう6人が集まって……』というのは、よくインタビューでも話しているし、本当にめっちゃBiSHっていう感じで、でもサビはすごい元気付けられるものになっているので、好きって言ってくれる人も多そう」

——むしろ清掃員ではなく、初めてBiSHを聴くような人たちにもオススメですね。そんな今回のCDに同封されているBlu-ray/DVDには8月29日にZEPP TOKYOで開催されたライブ「TOKYO BiSH SHiNE4」も完全収録。さらに、初回生産限定盤には同公演のLIVE CDも収録されているとか。豪華ですね。

チッチ 「そうですね、『TOKYO BiSH SHiNE4』は毎年夏にやっているフリーライブで、最初は1000人ちょっとくらいの動員だったのが今は満員御礼で 。そのBiSHととも歩んできたライブを映像として残せるのが嬉しいし、私たちBiSHはライブを観てもらってこそ! なので、沢山の人々に観てもらいたいですね」

 

——ありがとうございます! この記事がアップされるのは12月初頭ということで、もうすぐ X’mas。皆さんの X’masの予定となると、やはり……。

チッチ 「ライブです! それに私の場合は母の誕生日でもあるので、毎年家族で過ごしています」

 

——何をプレゼントするんですか?

チッチ 「……洗濯機!」

アユニ 「え~!?」

モモコ 「デカッ!」

チッチ 「いつも何が欲しいか聞いても「いらないよ」って答えて言わないんですよ。なので、実用的な家電なら喜んでもらえるかなって(笑)」

——メッチャ親孝行ですね! では、自分自身がもらいたいプレゼントってありますか?

モモコ 「マフラーとか欲しいかもしれないですね。チェック柄が好きなんで、長めでグルグルと巻けるチェックのマフラー」

チッチ 「可愛い♡」

アユニ 「コスメを集めるのが好きなので、X’masコフレとか? 誕生日の時にチッチがくれたりしたので、もらったら嬉しいなぁって」

チッチ 「今、自分で買おうと思っているのがレコードプレーヤー。レコードも結構持っているので、インテリアとしてではなくちゃんと聴けるイイやつが欲しいですね!」

——では、読者の皆さんには女性への X’masプレゼントの参考にしてもらうってことで。ありがとうございました!

メジャー 5thシングル『stereo future』
2018年12月5日リリース!

【初回生産限定盤】


(クロコダイル三方背、デジパック仕様)
Single+Album(Live CD)+Blu-ray

CD
stereo future (GOD EATER 3 Ver.)
「GOD EATER 3」ゲーム内使用音源収録!

Blu-ray
2018年8月29日に行われた毎年夏の恒例フリーライブ「TOKYO BiSH SHiNE4」を完全収録‼

Live CD

「2018.08.29 ZEPP TOKYO TOKYO BiSH SHiNE4」から全16曲を収録‼

■ CD(シングル)
01 stereo future
02 S・H・i・T
03 stereo future ( GOD EATER 3 Ver.)

■ Live CD
2018.08.29 ZEPP TOKYO TOKYO BiSH SHiNE 4
01 NO THANK YOU
02 summertime
03 DA DANCE!!
04 社会のルール
05 BUDOKANかもしくはTAMANEGI
06 本当本気
07 Lonely girl
08 スパーク
09 VOMiT SONG
10 サラバかな
11 デパーチャーズ
12 ぴらぴろ
13 プロミスザスター
14 beautifulさ
15 ALL YOU NEED IS LOVE
16 BiSH -星が瞬く夜に-

 

■ Blu-ray
2018.08.29 ZEPP TOKYO TOKYO BiSH SHiNE 4
01 NO THANK YOU
02 summertime
03 DA DANCE!!
04 社会のルール
05 BUDOKANかもしくはTAMANEGI
06 本当本気
07 Lonely girl
08 スパーク
09 VOMiT SONG
10 サラバかな
11 デパーチャーズ
12 ぴらぴろ
13 プロミスザスター
14 beautifulさ
15 ALL YOU NEED IS LOVE
-ENCORE-
16 BiSH -星が瞬く夜に-

<Music Video>
stereo future
●Making Movie

 

【DVD盤】


■ CD
01 stereo future
02 S・H・i・T
■ DVD
2018.08.29 ZEPP TOKYO TOKYO BiSH SHiNE 4
01 NO THANK YOU
02 summertime
03 DA DANCE!!
04 社会のルール
05 BUDOKANかもしくはTAMANEGI
06 本当本気
07 Lonely girl
08 スパーク
09 VOMiT SONG
10 サラバかな
11 デパーチャーズ
12 ぴらぴろ
13 プロミスザスター
14 beautifulさ
15 ALL YOU NEED IS LOVE
-ENCORE-
16 BiSH -星が瞬く夜に-

【CD盤】

01 stereo future
02 S・H・i・T

 

【BISH】

“アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dからなる楽器を持たないパンクバンド。2015年3月に結成。5月にインディーズデビュー。今夏、全国大型フェスへの多数出演を経て、2018年10月から開催された初の全国ホールツアー「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR」を中野サンプラザ公演からスタートさせ、更に、12月22日には幕張メッセ9・10・11ホールにて史上最大2万人規模の単独ワンマン公演「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL “THE NUDE”」を行うことが決定している。

 

BiSH オフィシャルウェブサイト/http://www.bish.tokyo

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アユニ・D Twitter公式アカウント

 

インタビュー・文/TOMMY 写真/河野優太

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