コーディネイトにはセオリーというものがある。セオリー通りに着こなせば、確かにまとまりは出るのだが、ありふれた印象になってしまうことは否めない。そこで取り入れたいのが、いわゆる〝はずし〞。かつてスーツにスニーカーを合わせて通勤するニューヨーカーが注目されたように、セオリーからはずれた着こなしは、新鮮な驚きを与えてくれる。
そんな〝はずし〞だが、決して難しくはない。いつものスタイリングの中の1点を少し意外性のあるアイテムに置き換えればいいのだ。勇気を出して実践あるのみ。
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シックなトレンチコートにレザーシューズは確かに好相性。しかし、あえてオレンジのスニーカーに変えてみる。すると、ご覧の通り、堅苦しい印象を見事に解消。これこそ、はずしの効果なのだ。
右のスニーカー1万3000円/アディダス オリジナルス(アディダスグループお客様窓口)、コート5万6000円/ディーゼル(同・ジャパン)、スウェット7500円/スピナーベイト(ドナ)、ジーンズ2万1000円/カスタムカルチャー(パッゾ プレスルーム)、左のレザーシューズ3万5000円/レッド・ウィング(同・ジャパン)