2016.06.01 Wed UPDATE CULTURE

WEB特別版 映画通が選ぶ
「男が泣ける男の映画」第3回

いつしか大人になるにつれ、「あまり泣くことがなくなったなぁ…」なんて思っている人も多いはず。そんなあなたも、MJが自信を持って泣かせます! 映画通の俳優、監督、ファッション業界人が、絶対に泣ける感動作品をリコメンド!

映画監督・永井 聡さんが選ぶ「男が泣ける男の映画」

シックスセンス

「泣けるスリラー 語り継がれるべき名作」

「ちょっと意外かもしれないけど、これはすごく泣ける。ラスト直前のシークエンスに息子が母親に「実は、僕は霊が見えるんだ」と告白するシーン。母親役のトニ・コレットの泣く演技が凄まじいクオリティ。たった何分かのシーンで一気に映画のトーンをも変えた。え? 怖かったし、すごく面白くて満足したのに泣かせてもくれるんだ? と。90年代は本当にそれまでの映画の文法を壊した名作が多かった。シックスセンスも然り、新しい文法をスリラーのカテゴリーに持ち込んだ。でもこのシーンが入っているからこそ、語り継がれるべき名作なんだと思います。僕はCM監督なので、人は15秒で笑えるし、泣ける、人生が変わる、と信じて仕事しているので、こういう瞬間的な爆発力を持った映画が大好きです」

 

記事内 シックスセンス

〉〉永井 聡さんが選んだ他の2作品は『Men’s JOKER6月号』でチェック!

 

記事内 永井監督

[PROFILE] 1970年生まれ。サントリーBOSS「ゼロの頂点」やカロリーメイト「とどけ、熱量。」など数々の話題作を手掛け、現役CM監督のトップに君臨。『ジャッジ!』(’14)で長編映画監督デビュー。
 
次回、ファクトタム デザイナー・有働幸司さん編は6月4日[金]更新!

« 一覧