盆栽のプラモデル「ザ・盆栽」を入手した。
プラッツがこの秋に出した新作模型で、これぞまさにニッチプラモである。
一体誰が盆栽をプラモにしようと思ったのか。
そしてそのアイデアが具現化し商品化してしまう面白さ。
洗練されたパッケージデザインは不思議と「わび・さび」を感じさせ、この商品を企画したメーカーの真っすぐな姿勢が伺える。
「盆栽のプラモデル」
口に出してそう言うだけでなんだか興奮してしまう。
「盆栽のプラモデル」
スゴイ響きである。そんな「盆栽のプラモデル」の中身はというと…
-きちんとプラモデルしている-
ランナーに繋がれた松はなかなかのシュールさ。
すでに起毛した松葉がついている状態なので、発泡トレーと立体ランナーを繋ぎ合わせ〝宙に浮いた状態〟で箱に入っているから繊細な葉が周囲と触れる事もない安心設計。素晴らしい。
出来上がってから松の剪定を楽しむ事も出来てまさに盆栽そのもの。
これこそ日本を代表するプラモデルではなかろうか。是非空港に置いてほしい。きっと売れるぞ。
PROFILE
エンドケイプ
作詞家・クリエイター・バナナーティスト
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室外機マニア http://sonzai.net/