2017.08.17 Thu UPDATE CULTURE

SNSで<いいね!>が殺到!? etc.「サマソニ」のタイムテーブル攻略法

【いよいよ今週末!】 日本最大級の都市型フェス、サマソニ。3タイプ別必見リストで、今年はとことん楽しんでやる!

ついに今週末に迫った日本最大級の都市型フェス、サマーソニック。本年も国内外の「今チェックしておきたい」アーティストが目白押し。チケットを購入しようか検討中で「何を観たらいいのか?」悩んでいる人はもちろん、すでにチケットを購入していて「お目当てのアーティスト以外の楽しみ方」を探している人もいるはず。そんな人に是非オススメしたい「今年のサマソニの歩き方」を伝授。これらを観たら、新しい音楽の自分の世界を見つけられるのかも!? 体調や天候などを考慮しつつ、思う存分楽しんでほしい。(なお、今回取り上げるラインナップは、すべて東京会場のものになります)
 
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『SNSで<いいね!>が殺到!? リア充アピールしたい人向け』

今や音楽を純粋に楽しむだけでなく、その場所の盛り上がっている様子をSNSでアップし、いろんな人から反響をもらうというのもフェスの楽しみ方のひとつになっている。特にサマソニは、真夏にしかも都心からアクセスしやすい場所での開催ということもあって、他のフェスに比べるとファッションも個性的で露出度高めなものが目立つ。また、会場内の至る所に、アートなオブジェがたくさんあり、またビーチも近いということで「夏を楽しんでいる」感をアピールしやすいということもあって、会場に足を踏み入れた瞬間から写真をアップしたくなる衝動に駆られてしまいそうだ。そこに、さらに気分をアゲる音楽が響いていたら、あっという間にデータ容量がオーバーしてしまうだろう。
 
そんなSNS重視の人には、初日はまずマリン・ステージに行き、PIKOTARO(ピコ太郎)を観るのはお約束。<#PPAP>をつけて配信すれば、幅広い世代から反響が届きそう。続いては、ビーチ・ステージへ進み、海が目の前に広がる開放感で、一気に日常を忘れるはず。そこで日本の女性デュオ、ベッド・インのステージで扇子もしくはタオルを振り回して<#バブリー>に踊る姿を投稿したら、パーティ・ピープルへの仲間入りは確実? その後ランチ休憩を挟んだら、マウンテン・ステージに登場のデュア・リパ、マリン・ステージに登場のチャーリーXCX、再びマウンテン・ステージのザラ・ラーソンと、立て続けに海外勢の女性アーティストを観ておきたい。音楽だけでなくファッションも独自の感性をもち、同性から熱い注目されている彼女たち。最新トレンドのチェックを怠らない自分をサラリと見せて<#CUTE><#AWSOME>など賞賛を示すタグをつけて投稿したら、世界中の女子から熱い視線が注がれる!?
 

PIKOTARO(ピコ太郎)
 

ベッド・イン
 

チャーリーXCX
 

ザラ・ラーソン
 
夕方に入ってくると、SNSにアップさせたいアーティストの連続。なかでも男子に欠かせないのは、マウンテン・ステージの登場のSuchmosだろう。モダンとアーバンをミックスさせたサウンドに酔いしれる<#クール>な自分を写真に残したい。そしてヘッドライナーであるマリン・ステージのカルヴィン・ハリスに駆け込んで、思いっきり踊る姿は絶対におさえておきたいポイント。ラストには花火もあがるので、それをバックに(彼の代表曲でもある)<#SUMMER>をつけて投稿するのを忘れてはいけない。
 

Suchmos
 

カルヴィン・ハリス
 
パーティ・ピープル感を出した19日に続く20日は、ロック勢からスタート。まずは、ソニック・ステージに向かいブルエンこと、BLUE ENCOUNTの熱いステージを見たい。感極まって、ヴォーカルも涙することもあるというステージ。そこで涙を流して<#アツい俺>を表現しよう。その後は、やはり真夏に首都圏で唯一開催される大型フェス=サマソニなので、パーティ感は出しておきたいところ。そこで、マウンテン・ステージに行き、リック・アストリーをチェックしよう。1980年代に一世を風靡したポップスで<#フィーバー>したあとは、ビーチ・ステージへGO。ビッグ・ギギャンティックリハブらのエレクトロニック系アーティストの作り出すアグレッシヴなビートと、夕暮れのビーチが、さらに非日常感へと導き<#サマソニ最高>と思わず投稿したくなるはず。そしてラストは、EDM系の実力派であるアックスウェル×イングロッソを目当てにマウンテン・ステージに駆け込み、強烈かつキャッチーなビートで火照った体をさらに燃やし尽くし<#サマソニありがとう>という興奮に包まれて、夢のような時間が終わるはず。なお、SNSに投稿する際は常に<#サマソニ>をつけることをお忘れなく。また、アーティストのステージを撮影し、投稿するのは基本的に禁止されているので、ご注意を。
 

BLUE ENCOUNT
 

ビッグ・ギギャンティック
 
 

『おひとりさまなんて怖くない!フェスで人間力をアップさせたい人向け』

フェスというと、気の合う友人とワイワイ騒ぐものというイメージを持っている人も多い。しかし実際に会場に足を運ぶと、一人で行動している人の姿が、結構目立つ。もともと一人参加の人もいれば、友人同士で来ても観たいアクトの違いで単独行動しているという人もいるからだ。ゆえに「一緒に行ける人がいないから」と尻込みしているのは、もったいない。どうしても「孤独」が怖いようなら、これらを観にいけば不安が楽しさに変わってくるはずだ。
 
まず初日に観たいのは、マリン・ステージに登場する4人組バンド、ヘイ・ヴァイオレットだ。彼女たちが発信する勢いのあるパンクなサウンドによって、ネガティヴな気持ちが一気に吹き飛ぶはず。さらにビーチ・ステージに行き、たこやきレインボー with なにわンダーたこ虹バンドのキュートでエネルギッシュな渦の中に紛れ込めば、今まで知らなかったパワフルな自分に出会えるのかも。その勢いに乗って、アイランド・ステージに足を運びたい。台湾や韓国などアジア圏で注目のアーティストが多数登場するステージ。地元の熱狂的なファンも押しかけているはずなので、彼らと気軽に国際交流ができるはず。音楽には言葉を超えたコミュニケーション・ツールだということを実感してもらいたい。その後は、ビーチ・ステージに行きロンドン発のエレクトロ・ユニット、ホンネをチェックしよう。日本文化に影響を受けて作られている彼らの音楽、海を超えたところにも自分とつながっているものがある、という気分になるはずだ。また、同じくビーチ・ステージの登場する、東京スカパラダイスオーケストラも必見。海を超えて、世界を笑顔にするスカを発信し続ける彼ら。そのグルーヴを体感していたら、一人だろうが大勢だろうが、楽しければ何でもいい!という気分になれるはずだ。
 

ヘイ・ヴァイオレット
 

たこやきレインボー with なにわンダーたこ虹バンド
 

ホンネ
 

東京スカパラダイスオーケストラ
 
初日で孤独の壁を突き破ったら、2日めは怖いものなし。朝からソニック・ステージへとダッシュ。オープニング・アクトのPassCodeを筆頭にTOTALFATなど、勢いのあるバンド勢の連続で、もうそこには孤独に震える自分の姿なんて遠い昔と思えるほど盛り上がれるはず。またその盛り上がる姿を見て、自然とハイタッチする人などがいるはず。新しい交流も生まれるはずだ。
 

TOTALFAT
 
ソニック・ステージで熱いロック魂を身につけた後は、ガーデン・ステージのWONKをチェックし、ジャズ&ヒップホップなアーバン・グルーヴでクールダウン。夕方になったらマリン・ステージに足を運びたい。二人組でありながら、厚みのある圧倒的なバンド・サウンドを響かせるロイヤル・ブラッドをチェックした後は、日本のMAN WITH A MISSIONBABYMETALと、海外でも高評価を受けている彼らの世界基準のアクトに興奮したい。ラストには、現代のロック番長こと、フー・ファイターズの貫禄ステージで、興奮と感動に包まれたら、周りは知らぬ間に「仲間」たちに囲まれているだろう。またフェスを通じて結婚したという人も多くいるので、運命の出会いがあるのかも?
 

WONK
 

ロイヤル・ブラッド
 

MAN WITH A MISSION
 

BABYMETAL
 

フー・ファイターズ
 
 

『ファッショニスタ必見!時代の先端を体感したい人向け』

会場内には、人気ブランドのブースがずらりと並び、また時代の先をいく新人ミュージシャンをいち早く紹介しているせいか、あらゆるカルチャーにアンテナを鋭く張り巡らせた人も多く訪れている、サマソニ。今回も、これからを担う存在、さらに感度の高いファッショニスタに引っかかりそうなミュージシャンが多数登場している。
 
最初にオススメしたいのが、マリン・ステージの登場のホセ・ジェイムス。ジャズをベースにした流麗なサウンドを聴いていると、自分の気品が1ランク高くなったような気分になるはず。その後、マウンテン・ステージに登場のコミュニオンズ、ソニック・ステージ登場のデクラン・マッケンナの新人勢は、エッジィな感性を持つ人は要チェック。特に、モデルの経験を持つメンバーがいるコミュニオンズは、ファッション界でも注目の1990年代テイストをミックスした、モダンでノスタルジックな音に酔いしれるはずだ。また、デクランの後に登場するクングスはフレンチ・エレクトロの注目株。のちに登場するフェニックスジャスティスを始め、名だたるミュージシャンを輩出しているフランス音楽シーンの今、もしくは未来を体感できそうだ。
 

ホセ・ジェイムス
 

コミュニオンズ
 

デクラン・マッケンナ
 

クングス
 

フェニックス
 

ジャスティス
 
海外の最新を感じた次は、ガーデン・ステージへ行き、Nulbarichの進化する日本サウンドを堪能し、ソニック・ステージへ。現在ポップスからインディー・バンドまで幅広いアーティストを手がけ、時代の寵児とも言われているブラッド・オレンジを観て、世界の最先端を体感しよう。そしてラストにはビーチ・ステージへ行き、タキシードのパフォーマンスをチェック。彼らのソウルフルでダンサブル、そしてゴージャスなステージで、洗練を身にまとってみてはいかがだろうか。
 

Nulbarich
 

ブラッド・オレンジ
 
2日めは、マリン・ステージに登場する英国出身バンド、サーカ・ウェーヴスからスタートしよう。キャッチーなバンド・サウンドで人気を博した彼らが、今年春にリリースした最新アルバムで大きく変化。より骨太になった音を堪能したい。次はマウンテン・ステージに赴き、引き続き英国出身のジャスミン・トンプソンをチェック。10代とは思えない、憂いを帯びたサウンドに引き込まれた状態で、ガーデン・ステージへ。豪州出身のサイケデリック・バンドのポンドを見たい。サーフカルチャーからの影響も感じられるサウンドは、ビーチとの相性も良さげである。バンド勢が続いたので、夕方にはマウンテン・ステージに向かい、ラッパーのGイージーのステージに足を運ぼう。次世代ヒップホップを代表する存在として注目されるそのスキルを目撃できる、貴重な機会になるはずだ。
 

サーカ・ウェーヴス
 

ジャスミン・トンプソン
 

ポンド
 

Gイージー
 
そしてラストには、1980年代に数多くのヒット曲を作った伝説プロデューサーであるトレヴァー・ホーンが率いる、ザ・トレヴァー・ホーン・バンドを観にビーチ・ステージへ。現在放送中のTVアニメのサントラを手がけ話題を呼んでいる彼、往年のヒット曲から最新曲までを通じ、時代を超えてキラキラ輝くポップスの秘密を知ることができそうだ。
 
 

SUMMER SONIC 2017


(c)SUMMER SONIC All Rights Reserved.
 
8/19&20
@東京:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ&
大阪:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
http://www.summersonic.com/2017/
<出演> (東京会場)19日:カルヴィン・ハリス、ブラック・アイド・ピーズ、5セカンズ・オブ・サマー、フェニックス、ブラッド・オレンジ、クングス、欅坂46、Nulbarich、Suchmos、ピコ太郎ほか。20日:フー・ファイターズ、BABY METAL、MAN WITH A MISSION、リック・アストリー、ケシャ、リハブ、サム41、クリープハイプ、TOTALFAT、ホイットニーほか。
 
 
Text:TAKAHISA MATSUNAGA
 
 
 
 

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