初回でゴルフの基礎を学び、前回は早くもビッグのイベント（サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント2017のプロアマ戦）でコンペデビューも果たしたパトリシオ。今回は、プレーもそこそこに、ゴルフファッションについての座談会をお届け！
左：スタイリスト尾後啓太さん
ファッション誌からゴルフ誌まで、さらにはアーティストやタレントなども手掛ける人気スタイリスト。
右：エディター／ライター大内康行さん
本誌をはじめ、さまざまなファッション誌で活動する鈍腕ライター。ゴルフ誌のファッション企画も担当。

ゴルフファッションも街着のように楽しむべし
パトリシオ（以下パ）　あれ!?ふたりとも『ＭＪ』の企画でダイエットしてなかった？
大内（以下大）　うん。
尾後（以下尾）　はい。
パ　おもいっきりリバウンドしてるじゃん（笑）
大＆尾　……。
パ　で、今回はおふたりとゴルフファッションについて話たいんだけど。
尾　え、いきなり本題かい！
パ　実際にゴルフを始めるまでは、ゴルフのファッションって堅苦しいイメージがあったんだけど、決してそんなことないよね？

大　そうだね。もちろん最低限のマナーやルールみたいなものはあるけど、かなりカジュアル化してきている思うよ。
パ　大内さんはゴルフ雑誌のファッション企画もディレクションしているんでしょ？
大内　そう、先日パトにもモデルとして協力してもらった雑誌ね。
パ　ゴルフ雑誌だけど、おしゃれなイメージだった。
大　少しカジュアル過ぎだという意見もあるけれど「若い人にもっとゴルフをやってもらいたい」というのがゴルフ界全体の総意なので、ファッションから入ってもらうための提案でもあるんだよね。
尾　そういう意味では、パトさんがゴルフを始めたのは良い影響を与えそうですね。
パ　尾後くんは、じっさいゴルフ企画のスタイリングを担当する時は、どんなところを意識しているの？
尾　もちろん、媒体や企画にもよるんですけど、ファッション性と機能性のバランスですかね。あくまでスポーツなので、おしゃれにキメ過ぎても、プレイを邪魔するような装いでは意味がないと思うし。

大　その点、ゴルフブランドのウエアも、昔に比べるとおしゃれになってきてるよね？
尾　そうですね。僕も愛用させてもらっている〈キャロウェイ〉とか〈パーリーゲイツ〉とか。
パ　あとは、今日みんなが着てる〈チャンピオン ゴルフ〉も。
大　ＭＪ読者目線だと、〈ビームス ゴルフ〉かな。あのビームスが展開する本格的なゴルフレーベルなので、やっぱりおしゃれだよね。
パ　確かに。あれなら街でも着られそう。
大　街着とゴルフウエアのボーダレス化はかなり進んできていると思う。

尾　実際にアウトドアドアブランドの服を、街着とゴルフウエアとで兼用している人も多いですよね。
パ　あと靴もカッコいい！
尾　スパイクレスのモデルが増えたから、初心者の人だったら、一見スニーカー!?って見間違えるくらい。
大　〈ニューバランス〉が日本で本格始動したのが大きいかも。
パ　僕もＮＢを愛用してます。大　〈ナイキ〉や〈アディダス〉も、スニーカーの人気モデルをベースにしたゴルフシューズを展開していて、かなり売れているって聞いてるけど。
パ　ウエアだけでなく、シューズもおしゃれなら、ゴルフファッションも普段のコーデように、楽しめるってことだよね。でも、キメキメで下手だったら逆に格好悪いか（笑）