作詞の盗作問題が世間を騒がせた。
と、いうかもうアレはコピー＆ペーストである。
僕も作詞をするので、やはり似たようなフレーズは出てくると思うが、あそこまで完璧にコピペして世に出すというのはもはや別の意図すら感じてしまう。
どんなメンタルだ。

それはそうと、世の中には意図的にコピペして商業的に利益を狙うものがたくさんある。

そして僕らはそういう世界の仕組みを子供の頃から自然と学んできた。
記憶の限り、はじめて世界にはニセモノが出回るんだと知ったのは高級ブランドでも腕時計でもなく、キン消しだった。
どういう流通でそうなるのか判らないが、当時はホンモノとパチモノが同じガチャの中で混在していた。
安価な具材で肉まんを増量させるように、お店の人が7:3くらいの割合で安いパチモノを混ぜていたのかもしれない。
特に近所の文房具屋にあったガチャから出るパチモノ率は高かったのだが、それすらも容認して僕達はガチャガチャをしていた。
「これニセモノだから返金して」なんてクレームは一切出さなかった。当たるも外すも己の運だという事をガチャガチャで学習していたのだ。
言わば初めてのギャンブルである。欲しいキン消しが当たるか否か以前にまずホンモノかパチモノかという大前提ルーレットが待ち受けていたのだ。

と、いう訳で
今回の写真は保有しているアトランティスである。
上のアトランティスがホンモノで、

こちらがパチモノ。
でもこの偽アトランティス、コピペではなく似たモノをゼロから造型しているので、例のコピペ作詞よりは遥かにクリエイティブで可愛げがある。

PROFILE
エンドケイプ
作詞家・クリエイター・バナナーティスト
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室外機マニア　http://sonzai.net/