拙者は浪人だ。
辿りついたこの北町奉行所の前で闇雲に武士に挑む。
武士は余裕の笑みを見せる。
身分の差はあるかもしれない。
だが、拙者も刀を差す身。目の前の武士を倒して一旗揚げねばならぬ。
だがしかし、
武士は強かった。
乱れぬ太刀筋は拙者の首をはねる寸前で止まる。
武士の情けとはまさにこのこと。
そして、ここは北町奉行所前。
即刻拙者は捕えられた。
だがここで人生終了ではござらぬ。
負けとは諦めた時点で訪れるもの、諦めなければ負けなどないのでござる。
そんな訳で拙者は「江戸ワンダーランド日光江戸村」を満喫したのでござる。
ここに来たからには変身する事を強く推したい。リアリティが倍増する。
ちなみに現代使われる浪人生とはこの江戸時代の浪人から来ている。
そして拙者と対峙するこの武士はキャストではなく、偶然いた観光客である。
見ず知らずの浪人とチャンバラをしてくれてかたじけない。
「江戸ワンダーランド日光江戸村」
〒321-2524 栃木県日光市柄倉470-2
TEL: 0288-77-1777
http://edowonderland.net/
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エンドケイプ
作詞家・クリエイター・バナナーティスト
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