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2016.07.28 Thu UPDATE CULTURE

DOBERMAN INFINITY全国ツアー後待望の
シングル「GA GA SUMMER / D.Island feat. m-flo」発売!

DOBERMAN INFINITY全国ツアー後待望の<br>シングル「GA GA SUMMER / D.Island feat. m-flo」発売!

DOBERMAN INFINITY全国ツアー後待望の

シングル「GA GA SUMMER / D.Island feat. m-flo」発売!

――アルバム『THE LINE』を携えた全国ワンマン・ツアーは大成功でしたね。全9公演を改めて振り返っての感想から聞かせてください。
GS「すべてが挑戦ですべてが初体験のツアーでしたが、得たことの方が多かったですね。大阪と東京の追加公演でアリーナを経験できたのは、次につながる大きな収穫でした」
SWAY「終わって数日間はまだ興奮気味だったんですけど、時間が経つにつれていろいろ実感してきました。一番感じたのは、ステージの大きさによって楽しみ方がぜんぜん違うってこと。ZEPPとアリーナ、その両方を経験できたのがよかったと思います」
P-CHO「興奮の余韻が冷めた瞬間、達成感と次のライヴに対する気合いが同時にやってきました。今回アリーナ公演では初めてバンド・サウンドでやらせていただいて、DOBERMAN INFINITYとバンドの相性の良さも実感できました。そこは今後も大切にしていきたいと思っています」
KAZUKI「自分たちがイメージしたものが、着々と達成できているような気がしています。DOBERMAN INFINITYの夢である全国アリーナ・ツアーを実現する道の険しさもわかった気がしますし、どうしていくべきかヒントも多く得られたツアーでした」
KUBO-C「9公演やらせていただいて、今の自分たちができることは出し切れたと思っています。だけど、決して満足しているわけではなく、まだいけると思いますし、まだいきたいって気持ちが強いです。会場によってできることが違えば、やるべきことも違うという勉強にもなったツアーでした。常に100%でライヴに挑んでいたら、お客さんにも100%で返してもらえるということも改めて実感できました。全国アリーナ・ツアーを実現させたいという気持ちもさらに強くなりました」
P-CHO「みなさんの前でサード・シングルの「いつか」を披露できたのは、未来の全国アリーナ・ツアー実現を誓えた瞬間だったと思います」

――ツアーを終えて、また新たなスタートという感覚でしょうか?
GS「挑戦の連続、という感覚ですね。シングル作品ひとつとっても、「INFINITY」から今回の「GA GA SUMMER/D.Island feat. m-flo」まで、新たな挑戦を続けていると感じています。成長を実感している部分もありますけど、気持ちは常に初心忘るべからずです」

――4thシングルは初の両A面シングルですが、まず「GA GA SUMMER」について聞かせてください。この曲はどのような想いで制作していったのでしょうか?
GS「昨年の夏は「SAY YEAH!!」をリリースしたので、DOBERMAN INFINITYとして2年目の夏を提示するなら、新たな切り口にしたいよねって話からですね。いい意味でみんなを裏切りたいって気持ちもあって、明らかにサウンド面では予想に反したアプローチになったと思います。「SAY YEAH!!」がアガる夏なら、「GA GA SUMMER」はちょっとユルい夏という捉え方のような気がします」
KUBO-C「制作自体は、トラックメイカーのSUNNY BOYの家に乗り来んでゼロから作り上げた曲です。SWAYがジムでトレーニングしている時に降りてきたという〈CRAZYなBABYは夏が好き〉ってワードをまっ先に伝えて、そこからセッションしていった感じですね」
KAZUKI「ラッパー陣とかけ合うサビの部分も、ゆったりとしたメロディがサウンド的に気持ちいいんですよね。内情的なことを言うのにバッチリなメロも作れたと感じると同時に、バランスの取れた曲に仕上がったと思います。ヴォーカル的には夏ソングなんですけどアガりきらない歌い方というか、いい意味で力が抜けた歌い方を意識しました」

――タイトルに込められた意味やメッセージはどのように決まっていったのでしょうか?
GS「どういう夏にするかというところから始まって、他にもいろいろ案があったんです。「No.1サマーマン」とか(笑)。だけど、最終的にKUBOちゃんが〈GA GA〉ってワードを出してくれて満場一致」
KUBO-C「どういう意味? って、引っかかりになる言葉だなと思ったんです。〈GA GA〉って言葉自体には〈夢中になった〉とか〈熱狂的な〉という意味があるので、そんな夏にしようと「GA GA SUMMER」というタイトルにしました」
SWAY「音がいいですよね」
GS「GA GAさまとも聞こえるし(笑)」
SWAY「ちょっとだけでも要素を入れておけばよかったかも。〈ポーカーフェイス〉ってワードくらいね(笑)」

――レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
SWAY「みんなでマイクを囲んで人数感を出すことって今まであまりしてこなかったんですけど、今回のシングルは多かったですね」
GS「それは、制作を進めていくうちに、みんなで歌える曲というのもテーマになっていったからなんです」
SWAY「やっぱり「GA GA SUMMER」の世界観はひとりじゃないですし、みんなで楽しんでいるイメージ。常に誰かの楽しい声が聞こえてきそうな曲だと思ってます」
KUBO-C「新たな挑戦と言えば、口笛に挑戦しましたね」
SWAY「そうだ。口笛ニストのKUBOさん!」
KUBO-C「36年間温めてきた、この口笛がやっと日の目を見たというね」
SWAY「でも、ミュージック・ビデオでは口笛ニストのKUBOさんのギャラが高いということで、他の方に出演していただいてるんですけどね(笑)」
KUBO-C「僕の代わりに、きれいな女性が出ています」

――そのミュージック・ビデオですが、すばり見どころは?
SWAY「ELLYが振りつけしてくれたシーンですね」
GS「ラストに5人で合わす振りがあるんですけど、そこをELLYが担当してくれたんです」
SWAY「難易度0の振りを(笑)」
KAZUKI「アウトロはライヴ中にお客さんも一緒にできる動きなので、今後そういうのも定着していったら嬉しいですね」
KUBO-C「スタジオでいろんなシーンを撮影したんですけど、遊び感覚で楽しかったですね」
P-CHO「スタジオに夏がありましたから」

――今作にちなんで、みなさんの〈夏の思い出〉と言えば?
KAZUKI「僕は昨年の「JUMP AROUND∞」の撮影で行ったロサンゼルスですね。ヴェニスビーチも行きましたし、あんな最高の夏はなかったです」
KUBO-C「個人的には、地元の先輩とGSと行ったラスベガスが最高でした。本当に夢の国かなと思いました」
GS「ラスベガスは、海はないのに夏を感じるのが凄いですよね。周りは砂漠ですからね(笑)」
KUBO-C「でも、ホテルに波のプールとかあったし、アーケードの中も凄いことになってる」
GS「あの街自体が〈GA GA〉ですもんね。ラスベガスにいる人みんなGA GAってる(笑)」
SWAY「〈GA GA〉ってるって表現いいですね」
GS「辛かった思い出を挙げるなら、少年野球時代の夏休みっすね」
SWAY「わかる! こっそり見つからないように水を飲んだり」
GS「そうそう。練習中は水を与えてもらえない時代でしたから。夏は部活ばかりとか、バイト三昧だって人などにも、この「GAGA SUMMER」は届けたいですね」
P-CHO「高校時代は原チャでよく川行ったなぁ。何台も連なって」
GS「何時間でも乗ってられた時代ですからね」
P-CHO「で、夜になったら幽霊スポットへ行って、と」
KUBO-C「そうそう。夏って何かハジけたくなるんですよね」
SWAY「僕も言っていいですか? 5年前の夏、初舞台の『あたっくNo.1』をやった時ですね。2ヶ月稽古で約1ヶ月間が本番と、あの夏はずっと日本兵の役をやり通しました。GSさんと同じく辛かった夏の思い出のひとつと言いますか、もちろん今につながっている貴重な経験だったんですけど、初舞台で怒られまくって本当にキツかった…。あ、この話にオチはないですけど(笑)」

――(笑)では、みなさんの理想的な夏の過ごし方について教えてください。
GS「スイス!」
KUBO-C「スイスって涼し気なイメージあるよね」
GS「日本の夏ってジメジメ蒸し暑いじゃないですか。暑い時期に涼しいところへ行って、寒い時期に暑いところへ行くことで優越感に浸れるじゃないですか(笑)。この猛暑の夏に一度スイスに行ってみたいです」
SWAY「僕は「GA GA SUMMER」通りの夏がしたいです。日曜日に休みをもらってレンタカーで買い出をしして、知り合いを誘っBBQをやる。国内であれば友達も集まりやすいですしね。普通の夏の休日を楽しみたいです」
P-CHO「理想を言わせてもらうなら、みんなで豪華客船に乗ってパーティをしたいです。友達のDJも誘って…JAY-ZがPVでやってるようなシーンを実際に体験してみたいです(笑)」
KAZUKI「もしも学生に戻れるなら、ひと夏を海辺で過ごしてみたいです。1日中遊んでも遊び足りないほど海が好きだったからなんですけど。遊び疲れて寝て起きたらまた海があるみたいな、終わらない夏を楽しみたいです」
KUBO-C「あ、凄いこと思いついた! ドーベル・ビーチを作りたいです」
SWAY「ほぅ。またシブいこと言いますね」
KUBO-C「海の家もあってバーもあって、ステージもある。眠らないビーチですね。言ってみたら「D.Island」みたいなことがしたいですね」

――では、そんな「D.Island feat. m-flo」についても聞かせてください。m-floさんとのコラボ曲ですが、どのような経緯で実現したのでしょうか?
P-CHO「2015年から2016年へのカウントダウン・パーティがありまして、そこにm-floさんも出演されていたんです。もともとVERBALさんとは面識があったんですけど、☆Takuさんとはそこはじめましてでした。そこでご挨拶させていただいた時に「一緒に曲を作ろう」という話していただいたんです。それを、この「D.Island」で実現できたという」
KUBO-C「年始の約束が、半年後に実りました」
P-CHO「この曲は、「GA GA SUMMER」とは対照的な制作でした。まずD.Islandがどんな場所なのかを伝えて、それを受けて☆Takuさんがサウンドで返してくれるというセッションでした」
GS「いくつかトラックをいただいたんですけど、その中でも一番HIP HOPらしさとm-floらしさを感じてこのトラックを使わせていただきました」

――ストーリー性のある内容ですが、どのようなテーマを描いて制作に取りかかったのかのでしょうか?
KUBO-C「話に話を重ねましたね。最終的にKAZUKIがナレーター、僕たちがナビゲーターになるという。D.Islandっていう場所で、僕らが楽しませますというコンセプトですね」
P-CHO「朝から海に出かけて日中ずっと遊んだ後、日が暮れる頃になると何か寂しい気持ちになるじゃないですか。その瞬間にひと夏が終わってしまうような。それでも、D.Islandの夏は終わらないっていうことを表現したかったんです」
SWAY「サンセット・ソングですね」
KAZUKI「今回のシングルは、「GA GA SUMMER」で夏の昼間、「D.Island feat. m-flo」で夏の夕方、3曲目の「Make It Clap」で夏の夜を表現しています。昼でも夜でも楽しめる、時間軸で曲がつながっている作品というのも新たな試みでした」

――最後に今作やインタビューを通して初めてD.I.を知っていただく方へメッセージをお願いします。
P-CHO「DOBERMAN INFINITYはラップとヴォーカルを武器に、いろいろな音楽を提示しているグループです。みなさんの生活にマッチする音楽を作りたいと思っているので、先入観を抜きにして心を開いて聴いていただけたら嬉しいです。もし音源を楽しんでいただけたなら、ぜひライヴに遊びに来てください。来ていただけたらがっちり心を掴んで離さない自信があるので、自分たちが曲に込めたメッセージを感じとってください!」

Text:NOBUHIKO MABUCHI

 

【PROFILE】
DOBERMAN INFINITY  ドーベルマン インフィニティ
DOBERMAN INC のKUBO-C、GS、P-CHOに、ラッパー兼役者としても活動していたSWAY、ヴォーカルのKAZUKIが加わり2014年に結成されたユニット。

【公式HP】
dobermaninfinity-ldh.jp/

 

図2

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