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2015.08.24 Mon UPDATE CULTURE REGULAR

第五回 「日本の未来」と「未来の日本」

第五回 「日本の未来」と「未来の日本」

オリンピックのロゴ問題。
今回に限らずロゴを抽象的にする必要って何ですか?
日本で開催するオリンピックならば、カタカナで「オリンピック」や漢字で「五輪」でいいじゃないか。
今のロゴより1964年東京オリンピックロゴのほうにグッとくるし、今見ても古く感じないのは何故か、を今一度考えた方がいい。
あのね、そもそも我々は外国人が日本に何を求めているのか判っていない部分がある。
東京オリンピックの案内ボランティアのユニホームだってそうだ。
そこは浴衣モチーフでいいだろう、と思う。
そして外国人観光客に天ぷらの形をした名刺を渡せばいいじゃないか。
なぜ洋服型にこだわるのか?
浴衣姿の案内係が、センス型の地図を広げて刀型のサイリウムを天に掲げて案内すればいいんだ。
そのほうが写真も撮られてSNS拡散にも繋がる。背伸びの仕方を間違えている。
「ロボット」という言葉も「カラクリ」にしてしまえばいい。
映画ブレードランナーに出てくる看板のように、ネオンもひらがなカタカナ漢字を多用したほうが断然かっこいい。
前回も言ったが新国立競技場も石垣にして入口を立派な門にして鎧姿の門番を立たせたらいい。
近代デザインなんてどの国行っても見る事が出来るんだ、ガラパゴスな日本をアピールしたほうが全然クールだと思う。

訳の判らない抽象デザインは止めて、無骨でもいいから全てを和風にするべきだ。
クールジャパンと言いつつも日本が自らアイデンティティを消失させているじゃないか。
このままだと「日本の未来」はあっても「未来の日本」はないと思う。

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PROFILE
エンドケイプ
作詞家・クリエイター・バナナーティスト
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