-セミの抜け殻を素揚げにしてみた-
前々からセミの抜け殻は美味いんじゃないかと思っていた。
【1年前のセミの抜け殻を探す人生】でも書いたが、あの殻はキチン質という成分が多く含まれカニやエビと似ているのだそうだ。
それならば美味くないはずがない。
居酒屋で必ず最初に川エビのから揚げを頼むほど無類の甲殻類揚げが好きである。
ちなみに居酒屋の良し悪しは川エビのから揚げの質で決まると思っている。
このメニューにどれだけ尽力しているかで、店の本気度、料理に対する情熱が判るのである。
さて…話を戻す。
食糧危機が囁かれている未来、タンパク質も豊富な昆虫食が確実に広まるとも言われている。
でも、例え食糧がなくなったとしても虫だけは食べたくないというアナタ!!
これなら安心、だって殻だもの。
そもそもエビ大好きでセミの抜け殻がダメというのがおかしい。
そんなの虫差別だ。
唐辛子を添えてみると食欲も増加する。
ちなみにこの唐辛子、庭で採れたものだ。
-食べてみる-
塩につけていただく。
うん、やはり美味い。
川エビのから揚げと同じである。
パリパリ感も香りも同類。
すごいぞキチン質。
これだけでご飯もお酒も進む。
そのうち「かっぱえびせん」の代わりに「かっぱセミせん」が出てもおかしくない。
セミの抜け殻は夏に大量に出て、そのまま放置されているが、これこそ食糧難の救世主になるのではないか。
抜け殻も食べて、セミも食べる。
一度で二度も人類に食糧提供してくれるセミに敬意を払おうではないか。
PROFILE
エンドケイプ
作詞家・クリエイター・バナナーティスト
Twitter https://twitter.com/endcape
Blog http://lineblog.me/endcape/
室外機マニア http://sonzai.net/