2017.02.02 Thu UPDATE LIFE

おしゃれなメンズ部屋 第4回

洒落た大人たちが住まう城には彼らの感性がそのまま息づいている。
そんなセンスが垣間見れるパーソナルな空間を公開。
部屋の内装やインテリアはもちろん、部屋から近所までのワンマイルウエアなど、こだわりの私的スタイルを紐解く。

第4回

木と白と光が交錯する
温かみに満ちた室内空間

中央の置かれた家電は〈カドー〉の加湿器。抗菌成分で除菌した水が空気を洗いながら加湿してくれる優れもの。

雰囲気のあるウッドと
実用性のある家電との共存

「部屋に差し込む光が綺麗だったので…」。それがこの物件を決めた理由なのだそう。そんな「光」に魅入られたのはフォトグラファーの瀬田さん。カタログをはじめ、雑誌やショーなど、多岐に渡って活躍する人気者は、カメラマンらしい視点で物件をセレクト。マンションの7階に位置し、周りに高い建物がない好立地な部屋。
「木と白をべースにした部屋を探していて、出会ったのがココ。実はもう住む前に欲しい家具は目星をつけていて、それがこの光と交錯したら映えるなと思って決めました」
 家具のほとんどがお気に入りの〈リクレイムドワークス〉のもの。古材を再生したテーブル、ベッドをはじめ、ウッドのインテリアは全てオーダーメイドによる特注品だ。これらは実際に部屋を見てもらい作ってもらったそうで、床や壁など元々存在したものとも絶妙にマッチ。そんな味わいのあるインテリアを揃える一方で、最新家電も瀬田さんには欠かせないピース。「実用性に長けた家電も好きなんです。カメラマンの性でしょうか(笑)。体調を整えてくれたり、美味しいものを作れたりと、心身ともに快適な暮らしをアシストしてくれています」
 そんなウッドと最新家電のコントラストは意外にも素敵なマッチングを見せていた。

 

FURNITURE

〈リクレイムドワークス〉にオーダーしたテーブルなどの家具。部屋にマッチした古材の雰囲気が魅力的。

 


こちらも〈リクレイムドワークス〉のウォールラック。お気に入りの陶器や写真集、植物などをディスプレイ。

 

MY INTEREST

「ナイアガラソングブック」などのジャケットで知られる永井博氏の個展で購入したイラスト。

 


レコードでの音楽鑑賞が日課。好きな音楽はジャズやシティポップ。

 


趣味で集めている器は、沖縄の陶器市で買ったものや、益子焼、太田焼など品揃え豊富。

 

ONE MILE WEAR
〈コモリ〉のブルゾン、〈ラッピンノット〉のニット、〈ジプシーアンドサンズ〉のジーンズで構成。日常に溶け込みやすい素材や風合いを基準にセレクトするのが瀬田さんのこだわり。

 

カジュアルを基軸としたこちらのスタイルは、瀬田さんの趣味であるサーフィンへ出掛ける格好だとか。〈サタデーズサーフ〉のニットに風合いのある古着のジーンズといったシンプルな構成でまとめた大人カジュアルのスタンダード。

フォトグラファー

瀬田秀行 さん(36歳)

東京都渋谷区

六本木スタジオに勤めた後フリーランスに。その後、主にファッションショーやイベントの撮影に携わり、現在ではアーティストやカタログ、雑誌など幅広い分野で活躍する。

 

 

Photo:HIROAKI KAWATA
Text:TAKUYA KUROSAWA
 
 
 
 
 

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