2020.01.30 Thu UPDATE GIRL

2020年大注目・ネクストブレイク声優 熊田茜音の可能性 人生観、歌への想い、これから…

世界に羽ばたく声優アニソンアーティストの発掘をテーマに開催されたオーディション『ANISONG STARS』。4800人を超えた応募総数の中から選ばれた熊田茜音が1月29日にソロアーティストデビュー。数多くの声優アーティストがジャンルの垣根を越え、活躍している今、2020年ブレイク必至な彼女に仕事のこと、デビュー曲のこと、プライベートなこと、人生観などを訊いてみた。

Q.今回リリースされた『Sunny Sunny Girl◎』でソロアーティストデビューしましたが、意気込みを。

「オーデションを受けたときから、ずっとソロでデビューしたい、アニメのオープニングを歌いたいと思っていたので、とってもうれしい気持ちでいっぱいです。この気持ちは大切にしつつ、オープニングとなったアニメ自体を盛り上げたいし、アーティストを目指したいと思った意志を表現できるようにやっていきたいですね。私の歌を聴いて、たのしくなったり、パワーを伝えていきたいと思ってます。」

 

Q.アーティストデビューすることで、これまでやってきた声優としての自分との違いってなにかありますか

「声優さんとして、お芝居するときはキャラクターや作品の温度感を意識しながら、自分のことより、作品のなかでどんな落とし込み方が一番いいのかを考えています。アーティストになったときは、届ける人が大前提にいて、自分を込めて、自分を届けないとイケないと考えているので、自分がどんな形で届けたいかを模索しながらやっていますね。通じるところでいえば、“コトバ”を大切にすることです。意味を読み込みながら、しっかりとした形として届けたいと思っています」

Q.お芝居という言葉がでてきましたが、普段役作りをするときにやっていることってなにかありますか?

「原作がある作品の場合は、ファンの方々の期待を裏切らないように、原作を読み込むことは絶対します。演じる上でもすごく役に立ちます。ない場合でも、台本を何度も何度も読み込みます。初めての現場を経験したとき、周りの人の迷惑にならないように、タイムコード(収録時、画面に表示される経過時間)に合わせて練習をしていったんですけど、監督さんに『タイムは気にしなくていいよ、キャラが生きなくなっちゃうから。それより台本をたくさん読み込んで、掘り下げたほうがいい』と言われて以来、そうするようにしています。あとセリフの裏で演じているキャラクターがなにを考えているのか、読み取っていったほうがいい、ってよく言われます。自分が生きていて、言葉をしゃべるときにもたとえば“がんばります”っていっていても実はつらかったりとか、言葉と感情が反対だったりすることあるじゃないですか。自分がだれに語りかけているか、で想っていることも違う。そういう感情や求められていることは、実は台本に小さく書いてあったり、読み込むことで理解できたりするし、楽しんでやれています」

 

Q.自分とまったく価値観やライフスタイルが違う役が回ってきたとき、なにか汲み取るためにやっていることってありますか?

「今のところ、まったく違うというキャラクターを演じたことはないんですが、もしやらさせていただけることになったとしたら……。とりあえず、その子の人生を想像しながらも、自分らしさは失わず、演じていきたいです。声優をやらせていただけるときって、どうしても“自分”が乗ってしまうと思うんです。だから無理やり、合わせるというよりかは、自然と乗ってしまうことで“自分なり”のその子をつくっていきたいですね」

Q.ご自身も出演しているTVアニメ『織田シナモン信長』のオープニングテーマであり、アーティストデビュー『Sunny Sunny Girl◎』について訊かせてください

「ギャグ要素があるアニメのオープニングということで、すごく明るくてハッピーな曲になっています。サウンドも歌詞もメロディラインも、全部ポジティブでハッピーで何かが始まる予感のする曲になってます」

 

Q.お気に入りの歌詞、聴きどころはありますか?

「もうはじまりから“本日快晴”ってふっきってますよね♪ ここまで抜群に明るい曲って珍しいなって、歌っていて思っちゃうくらい、とにかく明るいんです。変にカッコつけず、やり切っているところが“私っぽくて”すごく好きです。私自身、悩むこともあるんですけど、周りによく『シンプルだね』っていわれることがあって、あんまり難しく言うのが得意じゃなくて(笑)」

 

Q.曲にアニメとリンクしている部分はありますか?

「ちょっとだけ、ひっそりと思っているのが歌詞のなかに“Wonder Wonder day”というフレーズがありまして。作詞してくださった・こだまさんに直接確認したわけではないのですが、犬の鳴き声(『織田シナモン信長』は犬を題材としたアニメ)にかかっているではないか、と勝手に思いながら、あくまで個人的にちょっと楽しみながら遊び心をもちながら」

Q.2曲目として収録されている『YOUR FREE STAR』はどんな曲ですか?

「歌詞をいただいたときに“熊田茜音らしい”なって思いました。まるでこれまでの自分の言葉を集約したような内容になっていて、びっくりしました。この曲の歌詞のなかには “叶えたいから叶える”“伝えたいなら伝わる”とポジティブな部分がある。でもつらくなったり、くじけそうになったときだってあって、そんなときに私の歌が支えになればいいなって思って、アーティストを目指したんです。私自身、学生時代には、つらい想いをすることもあったし、オーディションにだって落ちまくっていました。そんな過去もいい経験だと、今は思えているし、人の痛みに気づけるようになったと思うんです。同じ思いをしている子たちにはきっと寄り添えるし、助けられたらいいなって思うんです。曲でもステージでもいいんですが、私が“そこ”に入れたらうれしいです。そんなアーティストとして伝えたい想いがこの歌詞には詰まっていて、すごく好きです。メロディラインも芯があって、まっすぐな印象。これも私らしくて『悩みすぎず、シンプルに物事を考えれば、楽しめるし、見えるものも違ってくる』っていう考え方が表現できるなって思ってます」

 

Q.ご自身の経験を投影しているかのような歌詞の中で、核心をつかれたかのような部分ってありますか?

「“君ならできるでしょ? そんな言葉なんだか愛が足りない気もするよね”という部分ですね。これって深いなって。“君ならできるでしょ?”って基本的にポジティブな意味で語りかけられる言葉だと思うんですが、私自身“重荷”だと感じたことがあって。“できるでしょ”“やれるでしょ”といわれると期待に応えたいという気持ちになってしまうことってあると思うんですよ。まだなにも考えてないし、できるようになっていないのに。それはまだ大人になっていない証拠でもあるけど、いろんな人が経験してきたことでもあるんじゃないかなって感じました。」

Q.3曲目として収録されている『First Step, Fun Step!』はどんな曲ですか?

「作詞を書いていただいた畑 亜貴さんは、私がこの世界に入るきっかけとなったオーディションのときに審査員だった人なんです。受かる前からずっと憧れていた人で、まさかファーストシングルで歌詞を書いて頂けると思っていなくて、とってもうれしい出来事でした。内容は、これまでの私の人生(まだまだ短いですが…)を振り返ってくれているような歌詞になっていますね。最初に詩は読み込んで、理解していくタイプなんですが、その作業があまり必要がないくらい、すっと自分のなかに落ちてきた歌詞でした。だから歌うときには、苦しかったときもちゃんと振り返りながら歌うようにしています。私の考え方として“やりたいって思ったらとりあえずやる”っていうものがあって。やりたいけどやらない、やれないということがあるじゃないですか。それには、時間的に物理的に経済的に環境的に事情はあると思うんですけど、それは“言い訳”なんじゃないかなって思うことがあります。一歩踏み出さないと、何も変わらないし、でも一歩踏み出せば、ぜんぜん違う世界を見ることができる。私自身、30社くらいオーディションを受け続けて、落ち続けて、くじけそうになったりもしたんですけど、踏み出し続けて、ようやくスタートラインに立てたような気がしています。だから踏み出せずにいる人たちの背中をポンッと押してあげれるような曲になったらいいなって思ってます。」

 

Q.30社も落ち続けたときに、熊田さんを支えたものはなんですか?

「20歳になるんですが、いま考えるとびっくりするぐらい怖いもの知らずの“熱量”で突き動かされていましたね。才能もうまさもなく、それこそ確証なんてあるはずもないまま“なりたい”“なる”という熱量だけでやっていました。モデル、女優などなどなんでも受けて、きっかけを探しながら声優アーティストを目指していました。くじけそうなときは、やっぱり好きなアーティストさんの曲を聴きながら、がむしゃらに突き進んでいました。“やりたい”という気持ちは大事だなって。」

Q.ソロアーティストデビューという新しいことに挑戦したと思うんですが、他に何か挑戦したいことってありますか?

「これはですね~、私自身20歳になるんです。これをきっかけに“ひとり旅”をしたいと思います。今までしたことがなくて。最初は近場でチャレンジしようと思っていて。予約から行く場所まで自分でやってみたい。温泉と和食が好きなので、箱根がいいですね。温泉に浸かって、和食を食べながらゆっくりしたいです。自然が好きでまったりひとりで過ごしてやろうという野望をもっています。」

 

Q.箱根だと近すぎませんか?

「近いんですけど、私の性格的に近所へのお泊りでもワクワクしちゃうんで。箱根を達成できたら、沖縄、韓国という風に広げていきたいですね。ひとり旅をすると少し大人になれるって聞くんで、ぜひ体験してみたいと思っています。」

Q.最後に読んでいただいた方にメッセージを。

「ここまで読んでくださってありがとうございます。ソロデビューということでワクワクがいっぱいです。私の大切で大好きな3曲をたくさん聴いていただきたいというのはもちろん、直接歌を届けられる場をたくさんつくっていきたいと思っています。あと20歳になるので、ちょっとひとりの女性として“人間力”をあげて、もっと“熊田茜音”を好きっていってもらえるようにがんばっていきます。これまで応援してくださってきた方々には“これからもよろしくお願いします”、これから出会う未来をいっしょに歩いてくれる方々を楽しみ待っています。」

〈TVアニメ〉
『織田シナモン信長』(テレビ東京)
毎週金曜日放送中
テレビ東京 深夜1時23分~
テレビ大阪 深夜2時10分~
テレビ愛知 深夜2時05分~
https://shinamon-nobunaga.com/

 

〈Twitter〉 @official_kumaka

〈公式HP〉 https://kumaka.jp

Debut Single
『Sunny Sunny Girl◎』

アーティスト盤 LACA-14962 ¥1,430(税込)

アニメ盤 LACA-14963 ¥1,430(税込)
発売元・販売元:バンダイナムコアーツ
発売中

 

 

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