2017.02.28 Tue UPDATE CULTURE

水曜日のカンパネラ コムアイ 武道館直前インタビュー

3/8 初の日本武道館ワンマン公演決定!!
緊急直前インタビュー

 

音、MV、アートワークについて、
アルバム『SUPERMAN』 に込めた思いを訊いてみた!!


 

未来を担う「スーパーマン」の台頭を願って制作したアルバム

 
ポップでダンサブルなエレクトロ・サウンドにのせて、鹿の解体ショーをするなど、独自のアートやユーモア、そして妖艶さを感じさせるパフォーマンスやヴィジュアル・ワークなどで話題になっている、水曜日のカンパネラ。メジャーに進出して初となるアルバム『SUPERMAN』がリリースされた。
 
「メジャーでリリースするからということで、意識して作った部分はないですね。(インディーズで2015年にリリースした5thアルバム)『ジパング』からの成長を見せたいという意識はありましたけど。(メジャーへと移籍したからということは)周囲は意識するかもしれないですけど、私としてはそんなに」
と語るコムアイ。今回は前作以上にポップでユニーク、そして何かを考えさせられるような仕上がりになっている。
 
「これは、芸能界でも政治の世界などにおいても『あの人がいたおかげで社会がよくなったよね』って思える人が不在の現代の日本というのが前提で、そこから未来に期待する気持ちで作っているアルバムなんです。だから、将来『このアルバムを聴いたおかげで元気が出た』と言ってくれるようなスーパーマンが登場してほしいという気持ちで歌っている部分がありますね」
ゆえに、歌詞の部分でもより真摯なメッセージが入っているという。
 
「基本的に歌詞に関しては、私の気持ちとは全く関係のない内容になっているのですが。今回は、(サウンドプロデューサーの)ケンモチさんの気持ちが入っている気がします。特に『一休さん』はメッセージ性が強いのではないかなって」
ちなみに、この「一休さん」ではラップを披露しているコムアイ。オリエンタルなビートに絡む、独特のアクセント(訛り)が印象的である。
 

 
「実は、当初はもっとフラットな(アクセントの)ラップだったんですけど、ミュージック・ビデオのディレクターがそれを聴いて『全然イメージと違うじゃん』って話になりまして。そこで、吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』のビデオを見せてもらい、参考にしながら完成させた楽曲ですね。私たちの楽曲は、ミュージック・ビデオやアルバムのアートワークのアイデアなども同時進行させながら完成させていくことが多いので、そこからブラッシュアップして出来るものも多いですね」
 
またビジュアルといえば、我々を挑発的な視線で見つめている姿が印象的なアルバム・ジャケットも気になるところ。
「相手を挑発するような目線が良かったから、これにしたんですよね。また、これまではガチャガチャしているジャケットが多かった気がしたので、今回は要素を減らそうと思いました。結果、これまでの作品の中で一番うまくいったのかなって」
ちなみにアルバムの中を開くと、さらに衝撃的な姿が!それは見てのお楽しみである。
 
「ダウンロードやサブスクリプションだと、それはそれで表現できるものがあって面白いんですけど、ジャケットが小さく表示されてしまうので、細かい部分で何をしているのかが伝わりづらい。だから、CDやUSBなどをパッケージした作品で発表する形態は、これからも続けていきたいですね」
 
今後も音とビジュアルを駆使しながら、独自の宇宙を創造していくはずの、水曜日のカンパネラ。ますます目が離せなくなりそうだ。
「『SUPERMAN』は、この時期にやりたいこと、思うことを表現できたアルバムだと思います。ただ今回は、トラックに歌をのせていくというやり方だったけど、次はもっと声で遊んでもいいのかなとも思っているし、バラードに挑戦したら面白そうとか。いろんなことをやってみたいですね」
 
PROFILE
メンバーは、コムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)とDir.F(その他)。2013年より活動を本格的にスタートさせ、昨年6月にEP『UMA』でメジャー進出を果たす。3月8日には、自身初となる日本武道館ワンマン公演『水曜日のカンパネラ 日本武道館公演~八角宇宙~』を敢行。会場の形状を生かした、斬新かつ幻想的なステージを楽しめそうだ。その他、最新情報はこちらをチェック→www.wed-camp.com
 
アルバム
『SUPERMAN』

ワーナー
発売中
 
Text:TAKAHISA MATSUNAGA

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