ファッションにおける大人に求められるセンスとは、冷静な目で本当に使えるものを選べるかどうか。それがもっとも顕著に出るのが、基本中の基本と言える白シャツだ。そこで、オンにオフにフル活用できる「使える白シャツ」を、選びと着こなしの両方のサイドから徹底レクチャーする。
1961年創業のアメリカンシャツテーラー、<インディビジュアライズド シャツ>。スタンダードフィットのボタンダウンシャツは、数あるアイテムの中でも日本人の体型にもっとも適した一枚。キメが細かく上品な光沢を帯びたケンブリッジオックスフォードは、通気性に優れ、肌触りが良いのが特徴。
2万3000円/インディビジュアライズド シャツ(メイデン・カンパニー)
ストレッチウールで仕立てたセットアップはコンフォートな着用感が魅力。さらにジャケットにパッチポケットを採用したカジュアルな面持ちなので、インにはボタンダウンシャツが好適だ。品格漂う素材感のおかげで、ビジネスパーソンとしての佇まいは損ねることなく親しみやすい雰囲気を演出。
ジャケット4万9000円、パンツ1万9000円、タイ9000円/すべてブルックス ブラザーズ レッド フリース(ブルックス ブラザーズ ジャパン)、シューズ7万5000円/チーニー フォー タケオキクチ(タケオキクチ)、時計2万3000円/ウィリアムエル1985(エイチエムエスウォッチストア 表参道)
アースカラーを主軸にした着こなしは、インの白シャツ大人っぽさをキープ。シャツはあえてタックインしないことで、同系色で揃えた上下のメリハリに配慮。人気継続のノーカラーのアウターは、トレンド感を高めるだけでなく、シャツのスクエアな襟のラインを引き立てるのにも一役買っている。
ノーカラーブルゾン3万5000円/MHL(アングローバル)、タートルネックカットソー1万7000円/サヴィー(スリー)、パンツ1万6000円/サンタニエッロ×アバハウス(アバハウス 原宿)、スニーカー2万6800円/ZDA(アイ ファウンド)