2019.02.26 Tue UPDATE GIRL

たこやきレインボー(たこ虹)の新たな一歩 『等身大』で次のステージへ

大阪・兵庫・和歌山と関西出身の注目の5 人組アイドルグループ『たこやきレインボー( 略称:たこ虹)」。ももいろクローバーZ や私立恵比寿中学を輩出するスターダストプロモーションより、“最終兵器”として2013 年9 月にCD デビュー。順調に成長を続ける彼女たちは、昨年、全国7 都市9 公演のツアーを成功させ、2 年連続で音楽フェス「SUMMER SONIC」の出演。目標の舞台である甲子園球場での単独ライブに向けて、歩みを止めることはない。

そんな“たこ虹”の新たな一歩として発表されたのが、3rdアルバム『軟体的なボヤージュ』。このアルバムにに込められた想いは、「地図のない航海( ボヤージュ) の荒波を、たこのように柔軟に= 軟体的に乗り越えて行こう」説得力のある作品になるよう、 制作の段階からメンバーが関わった。曲の幅も広がったというこのアルバムについて、彼女たちに迫った。

 

私たちの『等身大』を詰めて、新たな一歩を

 

左から春名真依、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、堀くるみ

 

―読者さんにとって、初めましての人もいると思うので、どんなグループか教えてください。

堀 くるみ(以下:堀) 「大阪、兵庫、和歌山とすべて関西地方出身のメンバーが集まって、関西を中心に活動しているアイドル・たこやきレインボーです。結成してから7年、メジャーデビューから3年目。今は関西に限らず、関東や他の地域でもライブなどで活動させていただいています。昔はポップで関西色の強い曲をやっていたんですが、最近は曲の幅も広がって、いろんなジャンルの曲があるので、“初めまして”でも聞きやすいんじゃないかなって」

 

―たしかに当サイトのメイン読者である30代メンズでも聞けそうな、入り込みやすい印象を受ける曲ばかりですね。新アルバムもさまざまなジャンルのクリエイターさんが参加し、充実した内容になっていますが、最初にタイトル『軟体的なボヤージュ』について、少し変わった名前ですが、どんな意味が込められていますか。

清井咲希(以下:清井) 「タコのように、人生の荒波を柔軟に乗り越えていこうっていうメッセージが込められてます。聞く人たちにも、悩みとかネガティブな気持ちとかあると思うんですけど、このアルバムを通して、ポジティブになってほしいなって」

 「全曲新曲になっていて、ジャンルもバラバラ。そういう意味でも“軟体的”ですし、さらに自分たちの等身大な気持ちが伝わるような楽曲が詰まっています」

堀 くるみ

 

―今回のアルバムで“たこ虹”さんの新しくチャレンジしたことってなんですか?

春名真依(以下:春名) 「リード曲の『あなたとの約束』がバラードなんですけど、リード曲がバラードなのが初めてだったし、持ち歌のなかでもバラードは少ないので、苦労しましたね」

根岸可蓮(以下:根岸) 「むずかしかったよね。作詞を私たちがデビュー前からお世話になっているドランクドラゴンの塚地(武雅)さんにお願いさせてもらっています。デビュー前から知っている方だからこその私たちの姿、等身大を歌詞に込められていて、気持ちを込めやすいです。なにより塚地さんのメッセージがこの曲でみなさんに伝わればうれしいと思います」

根岸可蓮

 

―全部、いい曲ですし、思いも込められているとは思うんですが、とくに推したい“個人的推し曲”をそれぞれ教えてください。

根岸 「ほんまに全部めっちゃ好きなんですけど、2曲目の『ウエッサイ・ストーリー』っていう曲が推しです。気志團さんにつくっていただいた曲なんですけど、頼むときに“気志團さんっぽい曲をお願いします”っていったら、もうまさに“っぽい”かっこいいロックな曲になりました。演奏にはクラップが入ったりして、ライブでみんなで盛り上がる曲になっているんじゃないかなと。歌詞も気志團っぽいものになっていて、私たち自身が『気志團の関西支部レディス』みたいな気分で歌えて楽しいです。私たちについてこいよ、みたいな曲になってます」

清井 「私は『私、ただ恋をしている』という3曲目に入っている曲。前山田健一さんにつくってもらった曲なんですけど、打ち合わせから参加させてもらって、私たちの実体験をもとに書いてもらいました。アイドルの実体験に基づいた曲なのに、タイトルが“あれっ”て感じなんですけど、歌詞のなかにも“何人の男たち 恋をしてきたでしょう”とか入っていたりで、ファンの方々を驚かせてしまう内容…。でも実はこれは相手が二次元のキャラっていう設定で、大好きな二次元への感情を元にして書いてもらった曲になっているんです。二次元への愛を形にしてもらいました(笑)。ずっと二次元っていうフレーズは出てこなくて、えっ、たこ虹ちゃんたち恋しちゃってるの、って思わせつつ、オチサビでタネ明かししてます(笑)。“何人の男たち 恋をしてきたでしょう”っていうのは好きなアニメが増えただけっていうオチです。曲調は、レトロな香りがして、すごく心地よいので、ぜひ聞いてみてください」

清井咲希

 

春名 「はい!私は『アゲたこノーティーFunk』が推しです。めちゃくちゃかっこよくて、たこ虹史上もっともノリノリな曲。ほんまに、とりあえず聞いてほしいなぁって。今まで元気系の曲が多かったんですけど、この曲はやんちゃ系でパワフルで、ちょい悪な“たこ虹”が見せられる曲かなって。レコーディングに、曲をつくっていただいた今井了介さんが来てくださって、今までと違う私たちを引き出してもらいました」

彩木咲良(以下:彩木) 「『SuperSpark』って曲なんですけど、お世話になっているCMJKさんに作曲してもらって、CMJKさんと一緒に私も作詞をしました。すごくメンバーのことを改めて、思い出したり、考えたりした思い入れのある曲です。どんな歌詞にしようかなぁ~って悩みながら、書いた曲です。ほかの方に書いてもらうより、身近な私だから、私しか書けない、歌詞にしたいなって思いながら書きました。」なんやろ、私たちの思いも入れながら」

彩木咲良

 

 「『疾風』って曲なんですけど、私たちがデビューする前から曲を書いてくださっていた浅利進吾さんに歌詞をお願いしまして、タイトルどおり、疾走感のあるサウンドとAメロ、Bメロのゆっくりした部分とのコントラストが魅力です。浅利さんが今のたこやきレインボーのライブを見て、今のたこやきレインボーのために書いてくれた曲になってます。“誰よりも輝きたい”っていう強い気持ちが歌詞に込められていて、そこにさわやかなサウンドが乗っかってくる感じを聞いてほしい」

 

―今回の衣装もアイドルらしくない!? 印象を受けたのですが、この衣装にした理由を教えてください。

春名 「今回のアルバムのコンセプトが“等身大”。服もアイドルっていう感じじゃなく、普段着に近い、今の自分を表現できる、説得力のある衣装になりました。ファンの方々との距離も近くなるような感じもして、親近感を感じてもらえたらうれしいです」

春名真依

 

 「この衣装でつくったリード曲『あなたとの約束』MVの舞台が学校なんですけど、5人が母校に成長して戻って懐かしむという設定で構成されてて、私たちの等身大を感じてもらえるような映像になってますんで、これも注目してください」

根岸 「アルバム通して“等身大”を表現してるんですけど、うちらの今の年齢って、子供でも大人でもない、微妙な時期だったりするんで、アイドルとしてだけではなくて、同世代の気持ちをそのままぶつける服として、パステルカラーの私服っぽい服がいいかなって」

 

―そんなナチュラルモードなたこ虹さんに質問ですが、「30代メンズ」ってどんなイメージですか

春名 「大人!ダンディ」

清井 「みんなヒゲ生えてて(笑)」

彩木 「(Men’s JOKERを見ながら)みんなヒゲはえてるもん」

全員 爆笑

 「私たちの世代にはない、魅力がありますね」

彩木 「なんか、革ジャンとか着て~。20代はまだ定まってない感じだけど、30代ってなるとすごい大人。いろいろな経験を積んで、説得力ある雰囲気がありそう」

春名 「憧れはありますね!!」

―では最後に新年度間近に迫り、2019年の意気込みを

春名 「今回のアルバムリリースがあって。年明けからリリースイベントもやっていて、この1年は、私たちをたくさん見てもらえる、聞いてもらえる機会があるんじゃないかなっと思っているので、ぜひ今回のアルバムを聞いて、見に来てほしいです」

清井 「今回のアルバムで曲の振り幅をアップして春からのライブハウスツアーもあって、よりアルバムの世界観を形にして、伝えていけると思うんですよ。もっと世界観を作り上げて、みなさんを巻き込んでいけるようなライブを作っていきたいなっと思います」

根岸 「いろいろなクリエイターさんと関わりながら、つくってきたので、それらを自分たちのモノにして、表現できていけたらなと思います」

彩木 「2019年になってから、わたしたちって運がいいんですよ。年越しも『ももクロ』ちゃんたちのライブで過ごせたし、関西の有名なテレビ番組で、出演者を決めるクジみたいなものに当たったり、いろいろなことに挑戦をしていける1年にしたいなって」

 「虹家族(たこ虹のファンのこと)も30代のメンズが多いんですけど、Men’s JOKER PREMIUMの読者の方々にも、たこやきレインボーのライブに足を運んでもらって、私たちのサウンドを楽しんでいただけたらいいなっと思います」

明日からはメンバーひとりひとりに迫る!1日ひとりずつの記事を公開!!

 

 

【プロフィール】
たこやきレインボー

大阪・兵庫・和歌山と関西出身の5 人組アイドルグループ「たこやきレインボー( 略称:たこ虹)」。ももいろクローバーZ や私立恵比寿中学を輩出するスターダストプロモーションより、「最終兵器」として2013 年9 月17 日にCD デビューを果たす。
関西地区限定でコンスタントにリリースを続け、2016 年avex trax より1st シングル「ナナイロダンス」でメジャーデビューし、オリコンウィークリーランキングでは自己最高となる7位を獲得。
2018 年に発売された2nd AL「ダブルレインボー」では、デビュー当時から楽曲プロデュースで携わる前山田健一を始め、大塚愛・藤井隆・MINMI など関西を代表する作家陣に加え、KEMURI 津田・KiWi・Jeff Miyahara など豪華なアーティスト陣で構成されたアルバムとなり、話題を席巻した。
今年で早くも結成7 年というキャリアを備えた彼女たちの最大の魅力は、バンド・DJ など、色んな形式に様変わりするエンターテインメントライブである。
2018年はユニコーンの手島いさむや川西幸一を迎えたバンドスタイルや、CMJK がDJ として参加した全国7 都市9 公演のツアーも敢行し、2 年連続で音楽フェス「SUMMER SONIC」の出演も果たした。目標の舞台である甲子園球場での単独ライブに向けて、現在邁進中。

たこやきレインボーオフィシャルサイト http://www.tacoyaki-rainbow.jp/
たこやきレインボーオフィシャルブログ https://ameblo.jp/tacoyaki-rainbow/
たこやきレインボー公式 (@taco_staff) · Twitter 

2019年2月27日リリース
3rd Album『軟体的なボヤージュ』

2ndアルバム「ダブルレインボー」から1年、ついに沈黙を破って繰り広げられるたこやきレインボーの新作は、なんと10 曲全て新曲のフルアルバム!
このアルバムに込められた想いは、「地図のない航海( ボヤージュ) の荒波を、たこのように柔軟に= 軟体的に乗り越えて行こう」説得力のある作品になるよう、 制作の段階からメンバーが関わった今作は、「この方にこういう曲をプロデュースしてもらいたい、 この方にこういう歌詞を依頼したい」などの意見が実際に反映されていて、そこにさらに新しく挑戦するべく楽曲達が加わり、『等身大の自分達と、挑戦する自分たち』の両方が見られる バランスのとれたアルバムである。

※初回特典として3 品盤共通のトレカ(全6 種)ランダム封入あり

TYPE-A(CD+Blu-ray)
4,500 円/AVCD-96211/B

TYPE-B(CD+DVD)
4,200 円/AVCD-96212/B

TYPE-C CD のみ
3,000 円/AVCD-96213

前作に引き続き、Jeff Miyahara・前山田健一・CMJK・浅利進吾など名だたる作家に加え、ダンスミュージック界のトップを走り続ける「今井了介」、安室奈美恵などに作詞提供する「MioFRANKY」、そして彼女たちをデビューから支え続けて頂いている「塚地武雅( ドランクドラゴン)」が初となる歌詞の提供を行う。メンバーとしても彩木咲良が初めて作詞に加わった楽曲も収録される。さらに、30 秒のCM を自ら作成し、大喜利を行うというアイドル業界初となる企画を行い、関西から世界へ進出する5 つの企業が強力にバックアップして作品を盛り上げる。

 

写真/河野優太

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