カンヌ国際映画祭の会場で「僕にとって大きな一歩になった」とスピーチした浅野忠信。最新作『淵に立つ』では、静かなる狂気をまとう男を熱演。自身のこと、MJ世代へのメッセージを、独特のユーモアを交え語ってくれた。
Q4
——浅野さんはバンド「SODA!」として音楽活動もされていますが、今、ハマっている音楽は?
実は、他人の曲をあんま聴いてないんですよね(笑)。どういうわけか曲がジャンジャン書けちゃうから、自分が作ったSODA!の音楽しか聴いていないという(笑)。
でも、それはナルシストとかいうんじゃなくて、「この曲がライブでウケた。じゃあ、どこがよかったのか?」「それを次の曲への可能性につなげるにはどうすればいいだろう?」という聴き方なんですね。なんか、本物のミュージシャンぽいけど(笑)。で、何か別の曲を…と思う時は、結局ラモーンズが好きなので、ラモーンズのアルバムばかり聴いています。これを何度聴いても感激できるのが僕の才能かも知れない(笑)。
Photo:DAISHI SAITO
Inteview&Text:TATSUNORI HASHIMOTO
浅野忠信さんの主演映画が公開中!
(C)2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS
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