『HKT48』を長年、中央で支え、日本中でその名前を知らない人はいないといっても過言ではないスーパーな存在であった指原莉乃。2019年4月28日に卒業することを発表し、彼女にとって最後の作品となる『意志』が4月10日にリリース。
新たなスタートを切ることにもなる『HKT48』。新たなフェーズに突入する新曲は、これまでのイメージを一変させる、メッセージ性が強いアップナンバーに仕上がった。
今後の『HKT48』を背負っていくことになっていくであろう松岡はな、本村碧唯、村重杏奈の3人に新曲について語ってもらった。
HKT48 松岡はな 「指原莉乃さんにエラそうにひと言!?」
――読者さんの中には“初めまして”の方もいると思いますので、まずは『HKT48』さんの紹介を含めた魅力を伝えてほしいです。
村重杏奈(以下:村重)「とくにかく、みんな…ほん~~とっ~にぃ、仲がイイです!」
本村碧唯(以下:本村)「自分たちでいうとウソにみたいに聞こえちゃいますけど、ほんとに仲いいです。HKT48は60人くらいいるんですけど、ホワホワしたメンバーが多くって、フラットに付き合えてるのかも、です。」
松岡はな(以下:松岡)「先輩方がとってもやさしいっていうものあります。気さくに話せるし壁みたいなものがないです。それも仲いい理由になってます。」
本村「それがパフォーマンスにもでていると思います。楽しいステージが作れていると思うので“初めまして”の方々はぜひ1回見に来ていただきたいです!!」
――そんなHKT48さんにとって12枚目のシングルになる『意志』。まずは聴きどころを教えてください。
松岡「今までのHKT48では、珍しい楽曲になりました。」
本村「わたしたちの曲はこれまで明るくてかわいらしい曲が多かったんです。だけど、今回の『意志』という曲は、すごく力強い歌詞がたくさんあって、アップテンポなんですけど、クールな曲になっているので、今までと違う私たちが見られる曲になっていると思います」
村重「大人っぽいというより、力強い曲に仕上がりました」
――衣装もこれまでの明るいイメージから一変した、スマートな印象を受けましたが
松岡「そうなんです。これまでの衣装の中でも上品な感じだと思います。」
――それぞれ、気に入っている歌詞があれば、教えてください
村重「“一人きりでも生きていけるんだ 数の問題じゃない”っていうサビの頭の歌詞が好きです。私がけっこう、人に流されやすいタイプで。数が多い方にいっちゃうタイプなんですけど、この歌詞を聞いて、すごいなぁ、憧れるなぁって思って。」
本村「私は二番の中にある“ここから遠くで見てるよ”っていう歌詞です。今回、“さっし―”(メンバー・指原莉乃)がこの曲で卒業するんですけど、彼女がいってくれているセリフみたいで。卒業してからもずっと見てるよ、っていってくれているみたいで、この詞が好きです」
松岡「“自分は自分でいい”。いろいろと悩むことがあるんですけど、自分らしくあることが1番かなって思うので。自分を出すって難しいんですけど、私は“明るく元気に”をもっとーに、自分の道を進めたらいいかなって思います。」
――日本中でも話題になってますが、メンバーである指原莉乃さんにとって、グループでのラストシングルになると思うのですが、指原さんはみなさんにとってどんな存在でしたか?
村重「おかあさん?(笑)。師匠ですね」
松岡「なんでも教えていただきましたし、お忙しいのにかかわらず、細かいところまで指摘してくださいます。」
本村「HKT48の大黒柱です。初期のころからずっとわたしたちにいろんなことを教えてくれて、導いてくれたので、感謝のひと言です。」
――残りわずかな時間、どんなことを吸収していきたいですか?
村重「さっしーの語彙力は学びたいです。どういうものを見ていたり、知ったりすれば、パッと瞬発力を働かせて、言葉が出てくるのかなって。“そんな答え、自分だったら返せないなぁ”って思うことがすごく多くて。そういうところ、最後の少しの時間になってしまいますが、学びたいです。」
松岡「なんでもできるので…なんだろ。ライブの盛り上げとか、今まで頼ってばっかりでした。これからは自分たちでやらなきゃいけないので、ライブのときとかはちゃんと細かいところまでみておかなきゃなって思っています。」
本村「KIVのキャプテンをさせていただいているんですけど、さっしーはひとりひとりをちゃんと見ながら、それぞれに合ったアドバイスをしてくれるので、見習ってひとりひとりを見れるようになりたいと思ってます。これまで引っ張っていてくれたものを今度は自分たちが受け継いでいけたら、思っています。」
――指原さんがいなくなった後、どんなグループにしていきたいですか?
松岡「さっしーが作り上げてくれた賑やかな明るい感じとか、仲のいいグループは“さっしーが残してくれたもの”だと思っているんです。なので、これは崩したくないし、もっともっと伸ばしていきたいなと思っています」
――指原さんがいなくなることで、周りからの見られ方は変わってくると思うのですが、これを機会に挑戦したいこと、ありませんか?
本村「年齢を重ねたメンバーが増えてきたので、大人っぽいこともしていきたいですね。もっと違う一面もグループで出せたらうれしいです」
村重「個人的なことでもいいですか? 今回の曲が久しぶりの選抜入りなので、今は“これがしたい、あれがしたい”ということではなくて、とにかく“選抜でいること”に感謝して、少しでも“村重を選抜に”って思ってもらえるように、活動したいと思っています」
松岡「HKT48でまた番組に挑戦したいです。。皆さんにHKT48を見てもらえる場面をつくっていきたいです」
――次にカップリング『いつだってそばにいる』の聴きどころを教えてください。
松岡「とにかく感動します。素敵な歌です」
村重「MV撮影のときに、さっしーさんがスタートから泣いてしまって…。それにみんなもつられてどんどんみんなが泣いちゃって」
本村「きっとHKT48のなかでも、思い出に残る、印象深い楽曲になっていくと思います。MV撮影としてもさっしーさんといっしょに撮る最後の曲だったんです。みんなで泣いていたり、なぐさめあったりしているシーンも盛り込まれていて、ドキュメンタリーチックに仕上がっているのではないかなって。注目して見てもらえるうれしいです」
村重「コンサートの最後に歌いたい曲ですね」
本村「絶対、秋元さんが泣かせにきていると思いますよ(笑)。ずっとHKT48を応援してくださっていた方だったら、さっしーさんとの思い出、走馬灯のように頭の中を駆け巡るんじゃないかなと思います」
――歌詞の中で気に入っている部分を教えてください
村重「うわわ~、難しい」
松岡「“これで終わりのサヨナラじゃないよ”っていう部分が最強です」
本村「“涙をこぼしちゃいけない いい思い出まで流れちゃうよ”っていうのが、まんまだなって。ど直球に今のことだなって思いました」
村重「私は“心は君から離れないよ”って、まるでさっしーさんに『いつもそばにいるよ』って言われているみたいで、心は私たちから離れないよ、っていう気持ちを伝えたいのかなって、ウルッときちゃいました」
松岡「しかもここ、さっしーが自分で歌ってるんですよ」
村重「4月ですし、お世話になった人がいる方々で、3月に別れを経験した方たちには、いいタイミングだし、聴いてほしいです」
――話は変わりますが、30代男性向けのコンテンツなんですが、30代の男の人ってどんな印象ですか?
本村「ええ~っ。どんなだろっ?」
村重「大人な男性!」
――周りのスタッフさんには、多いのでは?
本村「う~ん、何歳かわからないですよね、見た目、若い方が多くて…。見分け方としては、30代はヒゲがあって、20代はない、みたいな(笑)。ダンディなヒゲがポイントです!」
松岡「おしゃれな方はますます若く見えちゃうんで、雑誌とかに載っている方は“おしゃれだなぁ”っていう印象が強いです」
村重「最近はほんと男の人の年齢ってわからなくなってますよね。皆さん若く見えます」
松岡「でもやっぱり30代って“大人”ですよね」
――最後に読者さんにメッセージを!!
村重「こんなおしゃれな方々が見ているサイトの記事に載るなんてちょっと場違いな感じで、ぜんぜんおしゃれじゃない私ではありますが、ぜひ応援よろしくお願いします」
松岡「今回の曲は“さっしー”さんの最後の曲なので、新しいHKT48の第一歩でもありますし、今までとは違う雰囲気の曲にもなっています。今まで応援してくださってる方はもちろん、新しい方たちにも聴いていただきたい曲になっているので、ぜひ。好きになってほしいです」
本村「久しぶりのシングルになってしまってファンの方々には“お待たせしました”って申し訳ないんですが、さっしーの最後の曲でもあり、メンバーもスタッフさんもみんな気合いが入った、素敵なシングルになっています。読者の方々は私たちのこと知らない人も多いと思いますが、ちょっとでも目入って、読んでいただいて、気になったな、と思っていただければ、ぜひ聴いていただけたらうれしいです」
松岡 はな
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本村 碧唯
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村重 杏奈
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写真/河野優太