カンヌ国際映画祭の会場で「僕にとって大きな一歩になった」とスピーチした浅野忠信。最新作『淵に立つ』では、静かなる狂気をまとう男を熱演。自身のこと、MJ世代へのメッセージを、独特のユーモアを交え語ってくれた。
Q7
——浅野さんの中でジンクスや法則などありますか?
聞いた話によると、人って7年周期で転機があるみたいです。まー、さすがに7歳は小学校に入学した記憶しかないですけど(笑)、考えたら14歳でこの仕事を始めて、21歳の時に娘が生まれ、28歳くらいで海外に行き…正確に7年じゃなくとも7〜8年周期で転機が訪れてるんですよね。
昔から「何事も10年やってみなきゃわからない」とは思ってここまでやってきましたが、やっぱその10年の区切りを前に何かしら予兆というか、変化があるんだと。で、今42歳ですから、まさにそういう時期で。いろいろ鑑みて、何かに縛られずに本当の自分を見つけ出す時期なのかなと勝手に思っています。
Photo:DAISHI SAITO
Inteview&Text:TATSUNORI HASHIMOTO
浅野忠信さんの主演映画が公開中!
(C)2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS
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