カンヌ国際映画祭の会場で「僕にとって大きな一歩になった」とスピーチした浅野忠信。最新作『淵に立つ』では、静かなる狂気をまとう男を熱演。自身のこと、MJ世代へのメッセージを、独特のユーモアを交え語ってくれた。
 
 
Q8
——30〜40代で何か始めたいと思っている読者にメッセージを。
 
映画でも音楽でもそうですが、僕なんか、いっても40歳を過ぎてるわけで、今さら型にハマったことをやってもおもしろくも何ともないんですね。特に音楽は本業じゃありませんから、好きなことしかやりたくないんです。みんな同じような音楽を、どこかで観たことのあるパフォーマンスでしかやってないじゃないですか？(笑)。ああいうのは全然、魅力を感じない。
だからおもしろいと思うものを好きにやる。その結果、俺も楽しいし、お客さんも楽しんでくれたらOK。仕事でも趣味でも、それが最高の喜びだと思ってる。また人真似じゃない、好きなことをやる方が長続きすると思うんだけど、どうでしょう？
 
 
Photo:DAISHI SAITO
Inteview&Text:TATSUNORI HASHIMOTO
 
 
 
 

浅野忠信さんの主演映画が公開中！
(C)2016映画「淵に立つ」製作委員会／COMME DES CINEMAS
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