木梨憲武’s 俺のド定番!

2016.12.08 Thu UPDATE REGULAR

【木梨憲武】第19回 デニム2Bジャケット編~その1

第19回 デニム2Bジャケット編~その1

自由奔放でありながら、こなれたおしゃれ感で存在感を放ちまくる唯一無二なファッションと、ゆる~いけれど、独自の哲学に裏打ちされた大人な生き方が男子の憧れ。そんなノリさんのワードローブから“ド定番”のアイテムをひも解くメンズジョーカーの人気連載を「完全版」としてお届け! また、『メンズジョーカー プレミアム』では、各回のテーマにまつわる「番外編」も!

 

これさえあれば全部OK
「俺の3大定番」のひとつ

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【デニム2Bジャケット編~その1】

――ノリさんといえばTシャツにジーンズ、そして今回、紹介してもらうジャケット姿をイメージする読者が多いと思いますが、どれくらいの頻度で着ているんでしょう?

うーん…何だかんだで1年中かな?(笑)。TシャツとGパンを基本に衣装はもちろん、普段着。ちょっとしたパーティくらいならコレにシャツを着ちゃえばOKだし。帽子だとかベスト、ネクタイなんかのアレンジ次第で着こなしの幅がもっと広がる。スリーピースであれば、結婚式だって行っちゃうもんね。

――ジャケットってカッチリして見えて、案外オールラウンドで使えるんですよね。

使える、使える。大人になるとジャケット着用のレストランに行く機会もあるでしょうが、1着あれば安心だしね。このカタチさえしてれば生地はデニムでも何でもいいんだから。昔はさ、短パンNGのレストランでは、まず膝までズリ落とす。で、店員さんの反応を見る。パンツが見えちゃうからシャツの裾を伸ばしてカモフラージュしてね(笑)。まあ結果、「ちょちょ、待ってください、お客さ~ん!」なんて止められるんだけど。

――(笑)、当たり前です!

バカだよね~。ゴルフ場はハイソックス着用なんだけど、普通の靴下を強めに伸ばす! みたいなことをやってたもんな~(笑)。もう伸ばし過ぎてストッキングみたいに薄々になっちゃうくらい。あれ、何の話だっけ? そう! 読者の世代にもなれば、オフィシャルにプライベート、ジャケットはもはや必需品ってことですよ。

――今日、着ているジャケットはどちらのブランドですか?

ほとんどは長年、俺のスタイリングを担当してくれてる大久保篤志さんがやってる〈ザ・スタイリストジャパン〉のヤツ。シーズンごとに新作をチョイスしたり。衣装で気に入ったのを、そのまま買い取ったり。あとは…もらったりとか(笑)。

――年中着てるということは相当な数を持ってるんですか?

いや数はね、そんなにはない。ラックがいっぱいになってきたら、あんま着ないのをどんどんあげちゃう。最近は、今着てるデニム地のヤツとか、基本的にジャージィ好きだから、ジャージィ地のヤツなんかがお気に入りで。ハワイに行く時も機内でシワを気にしなくていいし。ラク~で便利なんだ、このふたつは。てことで、一家に1着! もうすぐ新年だし、みなさんも気分を新たにジャケットを新調してみてはいかが?

 

※1 ファッション界の重鎮、スタイリストの大久保篤志が手掛けるブランド。’06年にスタート。一切の妥協せず本当に欲しいと思う物を1つ1つ形にしたこれぞ「大人の男服」。氏のキャリアとセンスが注がれたコレクションは唯一無二の存在感を放つ。

 

 

【定番品解説】
The Stylist Japan×TENDERLOIN デニム2Bジャケット

スタイリスト・大久保篤志氏の夢を形にしていくブランド、ザ・スタイリストジャパンとテンダーロインによって作製された14.3ozのデニムを使用。デニム生地特有の経年変化を楽しめる1着。同生地のパンツ、ベストもアリ。

 

 

PROFILE
1962年3月9生まれ。東京都出身。帝京高校の同級生・石橋貴明ととんねるずを結成。若者のカリスマ的な存在となり、今も絶大な影響を与え続ける。また’94年から絵画展をスタート。この9月には木梨憲武初の絵本『コッカ』シリーズを3冊同時発売!

木梨サイクル https://kinashi-cycle.com/index.html

 

 

 

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