▼NITと協業したオリジナルサンダルが完成!!
本日、事務所に戻ったら謎の箱が・・・。
中を開けてみると・・・
春夏の新作サンダルでした!
半年前ほどから製作をお手伝い・監修していたサンダルがようやく完成。手元に到着したのです。このメンズジョーカープレミアムでもおなじみの都会派ブランド「NIT/ニト」のデザイナーさんと一緒に製作したこのサンダル。当初は配色の監修のみのつもりでしたがついつい楽しくて・・・なんだかんだと色々手伝ってしまいました。
昨年の夏はメンズレディス問わずアウトドアライクなベルト型サンダルが超大HIT。teva/テバなどが各セレクトショップで人気でした。トレーニングウエアやスポーツウエアをカジュアルで着るトレンド「アスレジャー」も相まって、また価格の手頃さ、今までにない新鮮なデザイン性などが手伝って幅広い層に普及しました。
今年もこの流れは継続しそうで、オーセンティックなトング型サンダルやレザーサンダルよりもスポーツライクなベルト型に人気が集中。各ブランドもtevaに負けまいとベルト型サンダルをラインナップしています。
しかしトレンドはなんだかんだと毎年少しづつ変化していくもの。市場の気分が今年と昨年まったく同じわけがありません。そこでこの話をもらってから「自分が夏頃に履くとしたらどんなサンダルを選ぶだろう」と考えていくと・・・行き着いた答えは「シンプルだけど派手な配色のサンダル」でした。
▼ノームコア時代だからこそ、足元を派手に!!
無地・シンプル・ベーシック・・・これらは大変良いですし今後も継続するでしょう。しかし「ノームコア」や「アスレジャー」などのベーシックトレンドはなんだかなんだでもう数年続いています。無地・シンプル・ベーシックな着こなしの男女は街中で溢れていて、そういった着こなしではなかなか差別化に繋がりません。オシャレは元来「人と違う」から評価されるもの。差別化の賜物です。皆と同じ服装をしていてもなかなか差別化は進まないでしょう。そうして「今年は去年とちょっと変えたもので差別化を」など毎年毎年微妙に違う志向の着こなしやアイテムが出てくるわけです。これが「トレンドの源泉」にもなるわけですが。
サンダルも同じで昨年の「teva旋風」の後でまた今年も同じ無地シンプルなサンダルというのでは差別化になりません。それに私含めてノームコアにどっぷり数年浸かったメンズファッション市場。皆さんのワードローブも無地でシンプルな服ばかりで溢れているはずです。黒テーパードスラックス・白Tシャツなどのシンプルスタイルに無地のベルトサンダルではどうにも「地味」です。差別化した「オシャレ」とは言い難い。
そう考えていくと派手な配色にたどり着きました。
当初この話をもらった時は「シンプル無地が気分かなー」なんて思っていたのですが、考えを深めれば深めるほど、目立つ足元にカラフルな色を挿した方がノームコアどっぷりの服装にはマッチすると考えたのです。
詳しい意匠や考え方、合わせ方などはまた毎週配信している私のメルマガで紹介しますが・・・各カラーバリエーションはパープルやオレンジやグリーンなど原色をあえて使った派手めなもの。ただしカラフルな色があまり主張してこない様に程よくペールトーンやダークトーンを織り交ぜながら配色しています。
これなら無地シンプルなスラックス・Tシャツなどのスタイルでも差別化できる着こなしに。発売時期はまだ未定ですが(おそらく4月頃)・・・続報を是非期待していてください!