Logical Fashion

2015.11.26 Thu UPDATEREGULAR

ネクストトレンドであるビッグサイズのコートに注目せよ!!

▼春物は今の時期からチェックしておくのがおすすめ!

メンズジョーカーなどファッション雑誌を定期的に読み込んでいる人は・・・12月ともなると「そろそろ春物の時期かな」と考えたりもするでしょう。

各ブランドの春物新作は12月〜1月頃に第一弾がリリースされます。11月末の現在は発売はされていなくとも予約受付が開始されたりと動きがあるもの。”ファッションアディクト”にとっては冬は「春物をチェックする時期」という認識になっています。

「今から春物チェックするの?いくらなんでも早くない?」

と抵抗を感じる人も、春物の存在を少しだけでも気にしておくと良いかもしれません。

というのもユニクロなどの量販ブランドと異なり、メンズジョーカーなどで扱うデザイナーズブランドは一つのアイテムの生産量がそれほど多いわけではありません。ビジネス的には在庫は残せば残すほど損失となります。多くのブランドは「在庫は余るくらいなら足りない方が良い」と考えています。
在庫は「お金」です。もし前年度の商品で売れ残りが大量にあったら、それは「塩漬けされたお金」を倉庫に抱えているようなものです。「お金」そのものであれば投資もできるし、次シーズンの洋服の生産の足しにもできますが、在庫はまさに「動かないお金」。在庫が増えれば増えるほどその会社のキャッシュフローを痛ませてしまい、新しいモノを作ることができなくなるのです。

だからこそブランドは「ちょうどぴったり売り切れるくらい」しか作らないんです。ショップ店員さんの「これラスト1点なんですよ〜」という決まり文句は実は嘘ではなく、大概が真実なんです。意外とお店に同じ商品が何点も置いてあったりはしないんですよ。生産量はかなり限られているんです。

そして洋服は縫製会社や生地屋さん、加工工場など複数の会社が関わって作るもの。それだけに追加生産もしにくいもの。一般的に「追加しよう」と思ってもお店に並ぶまで3ヶ月程度は最低かかるものです。

そんなわけでこの時期から次の「春物」をチェックしておくのはある意味賢いわけです。何故ならそこまで数を作っていないので、その時期の良品アイテムなどは12月1月の早い時期に「完売」してしまう可能性があるからです。「オール完売」ならまだ悔いが残らず良いですが、「Mサイズだけ無くなったんです」「黒が無いんです」なんてのは一番悔しいもの。

そんな想いをしなくて良い様に今から春物をチェックしておくことをオススメします。

 

▼完売必至の「ビッグサイズコート」

さて、そんな春物の中で今日は1点だけオススメをご紹介。

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エンハーモニック・タヴァーン
RAGLAN BIG SILHOUETTE STANⅮ FALL COLLAR
¥51,840 (税込)

この冬、じわりじわりと市場に出始めて流行となりつつある「ビッグサイズ」のコート。昨年一昨年と連続でチェスターコートやステンカラーコートなどのロングコートがトレンドとして挙がりましたが、多くは細身シルエット・ジャストサイズのものばかりでした。

 

今年は少しリラックスしたシルエットで表現したものが徐々に出始めてきており、各ブランドの展示会などにお邪魔すると春アウターはそれが更に激化する様です。この秋冬の売れ行きを見てもおそらく春の「ビッグサイズコート」は人気が集中するでしょう。完売が予想されます。

エンハーモニック・タヴァーンも定番のコートをビッグサイズにリモデル。ベーシックなデザインでクセはありませんが、シルエットだけ大きくしたイメージ。

ふんわりとマントの様に裾に向かって綺麗に広がるように、実は後ろにあるプリーツを腰より上の位置から入れています。

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このおかげで腰より上の位置からふわりと裾が広がるようなシルエットが出ます。裾が広がれば身体のラインが分かりにくく胴長短足やぽっこりお腹など「体型隠し」に一役買ってくれるというワケ。

 

「ビッグサイズのコート」はルーズなシルエットに見せてくれるため、ステンカラーの「カッチリ」とした印象を緩和してくれて、適度にドレスとカジュアルのバランスをとってくれます。その上体型も隠してくれて一石二鳥。一枚でサマになるアウターです。

またビッグサイズのステンカラーなどは、スーツ姿の上からそのまま羽織ってもOKなので、春先ビジネス用ウェアとしても活用できます。特にこのコートはデザインも特別クセがあるわけではないので、ONOFF問わず活用できるでしょう。

 

次の春のトレンドとなり得る「ビッグサイズ」のコート。完売前にチェックしておくのが吉ですよ。是非ご参考に。

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