ファッションの世界は早い。
多くのブランドが1月頃から春夏品を発売開始します。既に予約受付を行っているところもチラホラ。1月なんてまだ寒くて春夏の気分じゃありませんが・・・生産数が限られているデザイナーズブランドにおいては「先物買い」はおしゃれのコツでもあります。ちょっと油断すると「ファッション中毒」な人たちが買いあさって、シーズン真っ最中の5,6月頃には「サイズがないんです」「完売しました」「色がもうこれしかないんです」なんてこともめずらしくありませんから。
なので今回は2016年春夏の予約商品の中から、オススメを少しだけ紹介します。
▼デニムのセットアップで春を過ごす
2015春夏もノンウオッシュデニムなどがトレンドに挙がりましたがこの流れは2016年春夏も継続します。「継続」どころかこのデニムの流れはますます強くなりそう。特に2016年新しい着こなし提案として上下デニムが面白い。
RIGID STRETCH DENIM JACKET
¥30,240 (税込)
RIGID STRETCH TAPERED JEANS
¥19,440 (税込)
デニムのセットアップって究極にカジュアルなスタイルです。なにせカジュアルアイテムの代表格「デニム」を上下で着てしまうのですから。「作業員みたいになるんじゃないの・・・?」と怖くて手が出せない人も多いと思いますが、ノンウオッシュで細身のシルエットなら意外とサマになりやすいんです。
洋服には「ドレス」と「カジュアル」の対局に位置する2要素があります。カジュアルはそれこそデニムやスニーカーなどのアイテム。ルーズでラフなスタイルのことですね。一方でドレスはスーツスタイルに代表されるカッチリと細身なスタイルのこと。
上下「デニム」は確かにカジュアルなのですが、ノンウオッシュデニムを選ぶと上下ダークトーンになりスーツライクな配色になります。また細身シルエットを選べばスーツと同じようにスッキリとしたシャープな印象に。「デザイン」はデニムですから確かにカジュアルですが、ノンウオッシュで細身を選べば「シルエット」「配色」がドレスに寄った状態になります。
そのため意外と「作業員」っぽくならず、こなれた大人っぽい雰囲気を出すことが出来るのです。
合わせるポイントとしては足元。
上下デニムにスニーカーだとちょっとカジュアルに見えすぎてしまいますので、
こういった革靴を選ぶのが吉。ドレスライクな着こなしをプラスしてくれて、上下デニムをさらに洗練された大人っぽい表情に調整してくれるでしょう。
先日2016年春夏ユニクロの展示会にもお邪魔しましたが、そこでも「デニムのセットアップ」を象徴的にレイアウトしていました。次の春夏は一部のオシャレさんだけじゃなく、一般層においてもデニムのセットアップが意識されるかもしれません。今から注目しておいて損はナシです。
▼体系隠しに最適な18ozの変わり種デニム
一風変わったデニムアイテムではこちらがオススメ。
パッと見は普通のデニムパンツですが、実はこの素材「18oz」という超超極厚のデニム生地を使用しています。サンプルを拝見しましたが、なんとデニムだけで立った状態を維持できるほど固いんです(笑)
これだけ生地が固いと肌馴染みがまったくありません。肌馴染みがまるでない・・・ということは足のラインが外見上わからないということ。「華奢すぎる足の形で困っている」もしくは「スポーツ体系でモモが太くてサマに見えない」なんて人には打ってつけ。固い分足の形に左右されることなく綺麗なシルエットを出せるので、足の形や体系にコンプレックスを持っている人は手を出してみてはどうでしょう。
こちらはさほど生産量が多くない様ですので、気になる人は今からチェックしておくことがオススメです。