Logical Fashion

2015.12.18 Fri UPDATEREGULAR

クリスマスのデート、「全身ダークトーンの地味スタイル」で大丈夫かな・・・?

この時期になると「柄モノ」が欲しくなりませんか??

ついつい「着まわし」優先のモノ選びをしているせいか、気が付いたら「無地」「モノトーン」「無難なデザイン」のもので全身固まっていたり。それ自体は全然悪いことではありませんが、冬シーズンも中盤に差し掛かると「もうちょっと変化が欲しい」と思うのは自然なことです。

私自身、かつて幾つものショップのマネージメントなどを手がけておりましたが、12月を過ぎたあたりから妙に柄モノの動きが良くなる現象を実感しておりました。柄モノストールだったり柄モノニットだったり・・・「柄モノは苦手だけど、無地でも変化が欲しい!」という人などはケーブルニットなどを手に取ったりもしますね。

そんなわけで今回は、食傷気味な手持ちのアウターに再び新鮮さを取りもどす方法。「柄アイテム」のオススメを幾つかご紹介しましょう。

▼柄モノでも色味に気をつければ大人っぽさを保てる
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PモールヤーンニットネイティブJQ-C/N-PO
¥14,040 (税込)

「柄モノのアイテムなんて子供っぽくて着れない・・・」
なんて思う人も多いでしょう。特にメンズジョーカーの読者層はやや大人?(30代が多いのかな??)。30代を過ぎると一気に柄モノに抵抗を感じる人も多いはずです。

そこで選ぶべきは「モノトーンの柄モノ」。カジュアルに感じさせる柄モノでも「色」にこだわって選べば大人っぽさを担保しつつ「地味さ」を払拭することができます。

例えばこのアイテムですね。NO IDのネイティブ柄ニット。今年トレンドの「ネイティブ柄」。多くのブランドが展開し「トレンド」と言うものの・・・街中では誰一人見かけないのが不思議なところ笑。おそらく皆「ネイティブ柄なんて難しそう!」と抵抗を感じているのでしょう。ところがこういったモノトーン、白黒で色味を抑えたものなら大丈夫。

洋服が「大人っぽいか子供っぽいか」決まるのは、

1.デザイン
2.シルエット
3.カラー(素材)

の3要素から成ります。
柄の入ったカジュアルな「デザイン」であっても、その分白黒で大人っぽい「カラー」にしておけば着まわしやすいものです。
NO IDのネイティブニットはふんわり肉厚でこの値段。形も裾のリブをあえてゆるめにすることで、ニット特有のお腹まわりが「ぶくっ」と膨れてしまう不恰好なシルエットも軽減できています。オススメ。

▼上半分だけのフェアアイル柄で「面積」を抑えてみる
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フェアアイル 丸ヨーク
¥18,360 (税込)

また色や柄を入れたとしても、柄の「面積」が小さければ大人っぽく合わせることができます。私の元には「赤には何色が合いますか?」などの質問がよく届きますが、「赤に何色を合わせるか」よりも「使おうとしている赤の面積はどのくらいか」の方が実は問題なのです。

モノトーンは大人っぽさ、カラフルな色はカジュアルな子供っぽさを表現します。カラフルな色を使いすぎれば簡単に幼い印象に偏ってしまいなかなかサマに見せにくいものです。「色を使いすぎる」と書きましたが、それは「色の数」「色のあるアイテム数」ももちろんそうなのですが、同様に「コーディネイトに占める面積」が重要になってきます。

例えば派手な赤でもチェック柄の中にあるほんの少しの面積であれば大して子供っぽい印象は生まれません。一方で赤のパンツや赤のアウターなどを使えばコーディネイトの半分が「赤」で埋め尽くされるわけですから子供っぽい印象に拍車がかかって当然です。

この〈アバハウス〉のアイテムの様に、「派手な色を使っているけど、部分的にしか見せていない」状態であれば大して子供っぽくならないものです。しかし色味はあるわけですからモノトーンの地味さは十分軽減できる。

この上半分に柄を入れたいわゆる「フェアアイル柄」はやはり12月頃から人気が出てくるアイテム。全身ダークトーンの地味スタイルを軽減するのに適しているからですね。

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こんな感じ。オススメです。

冬の着こなしに困っている人、どうも地味めなダークトーンのスタイルに偏りがちな人は是非これら柄モノアイテムを取り入れてみてはいかがでしょう?今回述べた注意点などを踏襲すれば上手に扱えるはずです。クリスマスのデートスタイルにも活用してください。是非ご参考に。

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