Logical Fashion

2016.01.22 Fri UPDATEREGULAR

小物選びのポイントを買い物報告とともに……

1月の下旬ともなると早いブランドならもう春物がスタートしています。この時期に厚手のニットやロングコートなどの冬物セールの残り物を買うのはさすがにちょっと損した気分がします・・・でも何か欲しい・・・そんな時は小物に手を出すと良いでしょう。
バッグやアクセサリーや厚すぎないストールならば春先にも使えるものがあるはず。冬のセールと言うとついつい印象がガラりと変わるコートなどに手を出しがちですが、3月にもなればコートもニットも暑苦しくて着れなくなってしまう日が出てくるはず。長い目で考えれば小物などのオールシーズン対応できるセール品をGETする方が賢いはずです。

私も先週、仕事に煮詰まってしまい買い物に出かけてきて小物を2点GETしてきました。

▼激しい柄使いでも色彩を抑えていれば大人っぽく

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ひとつ目はこちら。フランスのブランド〈CARVEN(カルヴェン)〉のリュック。フランネル素材で若干冬っぽい風合いの素材ですが、まあ夏以外の3シーズンなら使えるでしょう。
どうしても冬のアウタースタイルは無地で地味なものに偏りがちです。特に今年のメンズファッションはロングコートスタイルが多く、黒のチェスターなどを着てしまうとどんなに工夫しても「地味」っぽく目立ちにくい服装になるもの。そこで小物で目立つ「柄」を使うのがオススメ。もちろん「無地スタイル」がNGな訳ではありませんが、飽きやすいのも事実です。柄のあるバッグや柄のあるストールなどで着こなしに変化をつければ華やかな表情が加わり、いつものありきたりなスタイルから脱却できるでしょう。またこのリュックの様に色味が多く入っているものなら春らしい雰囲気も感じさせることができますから、3月くらいの陽気な時期でもアウターを重苦しく感じさせません。

ただ柄モノを選ぶ際は「色彩」に注意です。あまりにも明るい赤や青などを使ったアイテムは子供っぽく悪趣味になりがちです。色彩は強ければ強いほどカジュアルで子供っぽく、弱ければ弱いほど大人っぽくドレスになるのです。ボルドーとレッドならどっちが大人っぽく感じますか?ネイビーとロイヤルブルーはどちらが大人っぽく感じますか?それらを考えれば納得ですが、同じ赤や同じ青でも色彩の強さで印象は変化するのです。

この〈カルヴェン〉のリュックはフランネル素材で発色が抑えられているのがポイント。起毛している素材のため発色がハッキリと出ず少しくすんだダークトーンになっているんですね。なので色を多く使ってもあまり派手になりすぎず、大人っぽいイメージを維持したまま無地スタイルに味付けできるってワケです。

▼ラメの入った柄でも面積が小さければうるさくならない

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ふたつ目はこちら〈DRIES VAN NOTTEN(ドリスヴァンノッテン)〉のストール。「柄モノ」を探す時には必ずチェックするのがこの〈ドリスヴァンノッテン〉。エキゾチックな柄使いが特徴のベルギーのブランドです。

リブ状になったシンプルなストールですが、両方の先端にキラリと光る銀糸を使った柄使い。色使いはモノトーンに赤を1色プラスしたくらいでかなり抑えめ。柄の面積も小さく目立ちにくい大人っぽいものですが、銀糸を使うことでパッと目を引き柄の存在感をUPさせています。

コートに合わせると程よいアクセントに。総柄だとうるさく感じる人もこんな感じで面積少な目の柄使いだと抵抗なく取り入れられるでしょう。

柄物は色彩の強さと、面積に注意して選ぶ・・・そんなところで今回の買い物報告は以上です。

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