Logical Fashion

2016.04.08 Fri UPDATEREGULAR

春だからこそニット。

今週はコレ買いました。
COMOLIのニット。

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メンズジョーカーを読むようなファッション好きな方でも「ニット」と聞くと秋冬のイメージがあるという方は少なくないと思います。ウールやカシミヤなど肉感のある素材使いのものが多いですし、立体感のある構造から防寒性も高い。「秋冬に着るもの」というイメージが強いのも分かります。

しかし私は春だからこそ「ニット」をオススメしたい。
まず「春に使えるニット」はきちんと存在します。例えばウール素材でも薄手のハイゲージであったり、例えば同じニットでもコットンだったり通気性の良いリネンだったり。素材や編み方や薄さで春用として対応できるものはちゃんとあります。今回紹介しているCOMOLIのニットも春用のものです。アイテムの選択肢がただでさえ少ないメンズファッション。カットソーよりも大人っぽく見えてジャケットなどよりもラフな印象の「程よい大人っぽさ」を持つニットを春にも使って欲しいものです。

また春にニットをオススメする理由は、「多くの男性が選ばない」からです。オシャレとは「他人と違う状態」だから評価されるわけです。街で頻繁に見かける皆と全く同じような服装
では「オシャレだね」とは言われにくいでしょう。「差別化」することがオシャレの命題です。もちろんだからといって「でたらめに他人と違うもの」を求めたら竹下通りの奇抜なファッションになってしまいますが。「他人と違うもの」でありかつ「オシャレに見える法則を踏まえているもの」とこの2軸を成立させることが肝要です。オシャレの法則については私のサイトKnowerMag(http://www.neqwsnet-japan.info/)を是非ご覧ください。そこに大筋書いてあります。

話が逸れました。そう「春ニット」って余程おしゃれな人じゃないと選ばないアイテムなんです。日本は春が短いんです。寒い冬が終わって春になっても、すぐに暑い夏がやってきます。「春ニット」を一枚で着る活用時期はこの4月5月の2ヶ月程度。インナーとしてはもちろん使えますがそれにしたって着る期間は短めです。

多くの人が「秋冬のイメージがある」「着る期間が短い」と敬遠しがちなのが春ニット。しかし上述の通りカットソーなどと異なり程よい大人っぽい雰囲気があるのがニットアイテムです。差別化のためにも大人っぽさの担保のためにも、オススメです。近年春ニットは手頃な価格のものも多く出ていますので一度試してみてください。

 

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ちなみに今週購入したCOMOLIのニットはこんな感じ。
カシミヤとシルクとコットンを混紡したニット。かなりツヤがありドレスライクな印象がある素材ですが、ルーズなシルエットとヘンリーネックでルームウェアのような気の抜けた表情に。ワイドスラックスと合わせて「大人っぽいルーズ」なスタイルで春を過ごしたいと思います。ちょっと値段しますが(28000円くらいでした)オススメです。

 

 


図2

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